鈴木祥子、多彩なカヴァーとともに『Syoko.The Ballad of Syoko Suzuki』の発売記念ライブ
2012年1月29日に南青山のCAYで行われた『Syoko.The Ballad of Syoko Suzuki』の発売記念ライブ。アルバム収録曲だけでなく、鈴木祥子自身が今、歌いたいと選曲されたカヴァー曲にも酔わされる一夜となった。
◆鈴木祥子画像
ライブにしては珍しく、オンタイムでスタート。黒と赤のドレスで登場した彼女は、ピアノに。アルバムの1曲目「I'LL BE THERE」から松田聖子への提供曲である「We Are Love」、そして、再び「I'LL BE THERE」へ。同じ楽曲でも歌詞が違うことで生まれるニュアンスの違いを感じながら聴く。
そして、本日の相棒(?)1982年製のプロフェット600の紹介。楽器運があるという彼女は、かなり良い状態の彼(?)を手にしたそうだ。プロフィットのイントロから、デビュー曲「夏はどこへ行った」へ。いつもより、少しだけスローなテンポに感じる。失恋ソングということで「月の足音」。続いて、クレアに提供した失恋ソングの「パジャマでドライブ」。ポップな曲だけど、歌詞はかなりどっぷりな失恋だと改めて思う。
ここで、<祥子のソングライター講座>と銘打って、ベースの音が変わらない“ペダル”の説明へ。この手法を使うと、都会的でオシャレになるそう。彼女がペダルに出会った曲「If I Can't Have You」をカヴァー。ペダルはソウルから来ているという話になり、ソウルなイメージで作ったという「プリヴェ」「シュガーダディーベイビー」を。
今日の彼女は、ライブを楽しんでいる。ピアノ、ウーリッツァー、プロフェットを使い、彼女の世界を作る。誰にも遠慮がない貴重な時間だ。「あの空に帰ろう」「風に折れない花」で一部が終了。二部までしばしの休憩。
第二部は、黒のドレス(裾のあたりに柄が見えました)で登場。<すべてを失くしても あなたがいれば 迷わないわ>と歌う「my love, my love」。今の彼女もそうなのだろうか?“あなた”という対象がいれば、迷うことはないのか? 歳を重ねて、そんなに人生は甘くないと感じている自分に気づく。
そして、世界は変わり、昭和へトリップ。昭和49年レコード大賞新人賞受賞の麻生よう子の「逃避行」を。歌詞の世界とメロディラインが哀愁を誘うが、ラストは女の強さ。<あのひとから言われたのよ 午前五時に駅で待てと>。このフレーズで、記憶の引き出しから曲が出てきました。良い曲は永遠です。昭和続きで、小泉今日子の「半分少女」。この曲は、普通に懐かしい。よく歌いました。
再び世界を変え、ギターに移り「忘却」。続いて、夾竹桃(キョウチクトウ)という毒のある木が歌詞に出てくる「Sweet Thing」。そして、「この街で暮らすのは、困難になっていくけれど、それでも生きていく」というBilly Joelの「Allentown」をカヴァー。本編最後は、「逆プロポーズ(仮。)」。
アンコール。このライブで先行発売された「センチメンタル・ラブレター」。そして、次回ライブの告知。次回は、<祥子のマルチ・レコーディング講座―なぜ一人多重録音を続けるか―>。いつもとは違うライブになりそうで楽しみだ。ラストは、「DO YOU STILL REMEMBER ME?」。最後はアカペラで歌い、ライブは幕を閉じた。
<1月29日『Syoko.The Ballad of Syoko Suzuki』発売記念ライブ>
第一部
1.I'LL BE THERE~We Are Love~I'LL BE THERE
2.夏はどこへ行った
3.月の足音
4.パジャマでドライブ
5.If I Can't Have You(Yvonne Elliman)
6.プリヴェ
7.シュガーダディーベイビー
8.あの空に帰ろう
9.風に折れない花
第二部
10.my love, my love
11.逃避行(麻生よう子)
12.半分少女~優しい雨~半分少女(小泉今日子)
13.忘却
14.Sweet Thing
15.Allentown(Billy Joel)
16.帰郷
17.逆プロポーズ(仮。)
EN1.センチメンタル・ラブレター
EN2.DO YOU STILL REMEMBER ME ?
<祥子のマルチ・レコーディング講座―なぜ一人多重録音を続けるか―>
2012年2月18日(土)
@SARAVAH 東京(渋谷)
開場/開演:18:00/19:00
全自由席:前売り5,800円/当日6,300円(1ドリンク別)
『センチメンタル・ラブレター』
2012年2月14日発売
紙ジャケット仕様 BEHD-1002 ¥1,500(税込)
1.センチメンタル・ラブレター
2.水の中の月(Live at 南青山マンダラ 2011/9/10)
3.波の化石(Live at 南青山マンダラ 2011/9/10)
4.センチメンタル・ラブレター(Instrumental)
[寄稿] 伊藤 緑:http://www.midoriito.jp/
◆鈴木祥子オフィシャルサイト
◆鈴木祥子画像
ライブにしては珍しく、オンタイムでスタート。黒と赤のドレスで登場した彼女は、ピアノに。アルバムの1曲目「I'LL BE THERE」から松田聖子への提供曲である「We Are Love」、そして、再び「I'LL BE THERE」へ。同じ楽曲でも歌詞が違うことで生まれるニュアンスの違いを感じながら聴く。
そして、本日の相棒(?)1982年製のプロフェット600の紹介。楽器運があるという彼女は、かなり良い状態の彼(?)を手にしたそうだ。プロフィットのイントロから、デビュー曲「夏はどこへ行った」へ。いつもより、少しだけスローなテンポに感じる。失恋ソングということで「月の足音」。続いて、クレアに提供した失恋ソングの「パジャマでドライブ」。ポップな曲だけど、歌詞はかなりどっぷりな失恋だと改めて思う。
ここで、<祥子のソングライター講座>と銘打って、ベースの音が変わらない“ペダル”の説明へ。この手法を使うと、都会的でオシャレになるそう。彼女がペダルに出会った曲「If I Can't Have You」をカヴァー。ペダルはソウルから来ているという話になり、ソウルなイメージで作ったという「プリヴェ」「シュガーダディーベイビー」を。
今日の彼女は、ライブを楽しんでいる。ピアノ、ウーリッツァー、プロフェットを使い、彼女の世界を作る。誰にも遠慮がない貴重な時間だ。「あの空に帰ろう」「風に折れない花」で一部が終了。二部までしばしの休憩。
第二部は、黒のドレス(裾のあたりに柄が見えました)で登場。<すべてを失くしても あなたがいれば 迷わないわ>と歌う「my love, my love」。今の彼女もそうなのだろうか?“あなた”という対象がいれば、迷うことはないのか? 歳を重ねて、そんなに人生は甘くないと感じている自分に気づく。
そして、世界は変わり、昭和へトリップ。昭和49年レコード大賞新人賞受賞の麻生よう子の「逃避行」を。歌詞の世界とメロディラインが哀愁を誘うが、ラストは女の強さ。<あのひとから言われたのよ 午前五時に駅で待てと>。このフレーズで、記憶の引き出しから曲が出てきました。良い曲は永遠です。昭和続きで、小泉今日子の「半分少女」。この曲は、普通に懐かしい。よく歌いました。
再び世界を変え、ギターに移り「忘却」。続いて、夾竹桃(キョウチクトウ)という毒のある木が歌詞に出てくる「Sweet Thing」。そして、「この街で暮らすのは、困難になっていくけれど、それでも生きていく」というBilly Joelの「Allentown」をカヴァー。本編最後は、「逆プロポーズ(仮。)」。
アンコール。このライブで先行発売された「センチメンタル・ラブレター」。そして、次回ライブの告知。次回は、<祥子のマルチ・レコーディング講座―なぜ一人多重録音を続けるか―>。いつもとは違うライブになりそうで楽しみだ。ラストは、「DO YOU STILL REMEMBER ME?」。最後はアカペラで歌い、ライブは幕を閉じた。
<1月29日『Syoko.The Ballad of Syoko Suzuki』発売記念ライブ>
第一部
1.I'LL BE THERE~We Are Love~I'LL BE THERE
2.夏はどこへ行った
3.月の足音
4.パジャマでドライブ
5.If I Can't Have You(Yvonne Elliman)
6.プリヴェ
7.シュガーダディーベイビー
8.あの空に帰ろう
9.風に折れない花
第二部
10.my love, my love
11.逃避行(麻生よう子)
12.半分少女~優しい雨~半分少女(小泉今日子)
13.忘却
14.Sweet Thing
15.Allentown(Billy Joel)
16.帰郷
17.逆プロポーズ(仮。)
EN1.センチメンタル・ラブレター
EN2.DO YOU STILL REMEMBER ME ?
<祥子のマルチ・レコーディング講座―なぜ一人多重録音を続けるか―>
2012年2月18日(土)
@SARAVAH 東京(渋谷)
開場/開演:18:00/19:00
全自由席:前売り5,800円/当日6,300円(1ドリンク別)
『センチメンタル・ラブレター』
2012年2月14日発売
紙ジャケット仕様 BEHD-1002 ¥1,500(税込)
1.センチメンタル・ラブレター
2.水の中の月(Live at 南青山マンダラ 2011/9/10)
3.波の化石(Live at 南青山マンダラ 2011/9/10)
4.センチメンタル・ラブレター(Instrumental)
[寄稿] 伊藤 緑:http://www.midoriito.jp/
◆鈴木祥子オフィシャルサイト