マーヤン・キャステル、才能湛えついに日本デビュー
マーヤン・キャステルのデビュー・アルバム『ウォーク・オン・ウォーター』が1月25日に発売された。
◆「ラプソディ」PV映像
イスラエル生まれのマーヤン・キャステルは、9歳でアメリカ東海岸へ移住。幼い頃は、英米のオルタナティヴ・ロックにハマり、中でもレディオヘッドは全アルバムを愛聴するお気に入りのバンドだったという。音楽好きの両親からはレナード・コーエンやピンク・フロイドやスティーヴィー・ワンダーといった古典的アーティストに加え、地元のシンガー・ソングライターたちの歌にも親しむことになったという。
どんどん守備範囲を広げてゆく中で、「私のソウルの在り処という意味においてのソウル・ミュージック」と位置付けるレゲエとボブ・マーリィに出会った。そして物心ついた頃から「歌ったり、楽器を弾いたり、空想上のオーディエンスの前でパフォーマンスしたり、自分の歌を録音したりしていた」という彼女は、アメリカ東海岸・マサチューセッツ州のボストンに近い町で暮らすようになってからも、次々に新しい楽器を手にとり、高校卒業後は名門校バークリー音楽院に進むことになる。
ギターとサウンド・プロダクションを専攻し、レコーディング知識も身に付けた。両親共にコンピューター・エンジニアで、テクノロジーに大きな関心を抱いていたマーヤンにとっては、ごく自然なチョイスだったようだ。旅行が大好きで、その年はインドからジャマイカ、ペルーに至る世界各地を回り、行く先々でまた新しい楽器を手に入れて現地のミュージシャンから演奏方法を教わるという旅をしていた彼女は、ヒマラヤに滞在していた際に一種の啓示のような閃きを得て、音楽に人生を捧げることを決意したのだという。
大学在学中のインターン先のスタジオでは運命的な出会いを果たす。プロデューサーのレオ・メラス&スティーヴ・カティゾーンだ。彼らはワイクリフ・ジョン、リュダクリス、JoJo等、R&B~ヒップホップ系を中心にコラボしてきたベテランチームで、そんな彼らがマーヤンの才能にほれ込み、5曲入りのEP『Walk On Water』をデジタル・リリースするに至るのだ。
その後、3人は元から完成度の高い楽曲にたっぷり時間をかけてアレンジを施し、生楽器とエレクトロニックなテクスチュアのバランスを探し、バークリーの同窓生を含むボストン在住のミュージシャンたちを交えて、マーヤン流ノマド・ミュージックを完成させた。
収録曲は彼女自身のペンによる歌詞で、彼女の経験に基づき書かれている。愛する人へ告白する勇気を出せなかった気持ちを込めたファースト・シングル「カレッジ」、母国イスラエルの非営利団体でユダヤ人とアラブ人の子供たちの対話や友情を育むために働いていた時の思いを書いた「ワン」、エドガー・アラン・ポーの詩からイメージした「ラプソディ」等、歌詞の世界にも引き込まれる。サウンドもカエターノ・ヴェローソにインスパイアされた「セイリング・オン」など、実に多彩だ。
「私にとって音楽の素晴らしさは、ひとつのフィーリングを感じさせてくれることにある。特定の曲やアルバムを聴くと、いつでも同じ場所に連れていってくれるの。私もそういう音楽を目指していて、同じような作用があったらうれしいわ。そのフィーリングを味わいたくて、“何度も繰り返し聴きたい!”と思ってもらえたら最高ね」──マーヤン・キャステル
1月はFM大阪、Kiss-FM神戸、CROSS FM(福岡)にてパワープレイが決定しており、ラジオでも多く聴くことになりそうだ。なお、iTunesのみ1曲のボーナス・トラックが収録され、1ヵ月期間限定ながら900円で購入可能だ。
『ウォーク・オン・ウォーター』
2012年1月25日発売
TOCP-71223 / 価格 \2300(税込)
1.デヴィルズ・パイ/Devil's Pie
2.カレッジ/Courage
3.ナウ・アイ・ドント/Now I don't
4.セイリング・オン/Sailing On
5.ワン・ライフ/One Life
6.ラプソディ/Rhapsody
7.ディス・ファイア/This Fire
8.ワン/One
9.ブロークン/Broken
10.ウォーク・オン・ウォーター/Walk on Water
◆マーヤン・キャステル・オフィシャルサイト
◆「ラプソディ」PV映像
イスラエル生まれのマーヤン・キャステルは、9歳でアメリカ東海岸へ移住。幼い頃は、英米のオルタナティヴ・ロックにハマり、中でもレディオヘッドは全アルバムを愛聴するお気に入りのバンドだったという。音楽好きの両親からはレナード・コーエンやピンク・フロイドやスティーヴィー・ワンダーといった古典的アーティストに加え、地元のシンガー・ソングライターたちの歌にも親しむことになったという。
どんどん守備範囲を広げてゆく中で、「私のソウルの在り処という意味においてのソウル・ミュージック」と位置付けるレゲエとボブ・マーリィに出会った。そして物心ついた頃から「歌ったり、楽器を弾いたり、空想上のオーディエンスの前でパフォーマンスしたり、自分の歌を録音したりしていた」という彼女は、アメリカ東海岸・マサチューセッツ州のボストンに近い町で暮らすようになってからも、次々に新しい楽器を手にとり、高校卒業後は名門校バークリー音楽院に進むことになる。
ギターとサウンド・プロダクションを専攻し、レコーディング知識も身に付けた。両親共にコンピューター・エンジニアで、テクノロジーに大きな関心を抱いていたマーヤンにとっては、ごく自然なチョイスだったようだ。旅行が大好きで、その年はインドからジャマイカ、ペルーに至る世界各地を回り、行く先々でまた新しい楽器を手に入れて現地のミュージシャンから演奏方法を教わるという旅をしていた彼女は、ヒマラヤに滞在していた際に一種の啓示のような閃きを得て、音楽に人生を捧げることを決意したのだという。
大学在学中のインターン先のスタジオでは運命的な出会いを果たす。プロデューサーのレオ・メラス&スティーヴ・カティゾーンだ。彼らはワイクリフ・ジョン、リュダクリス、JoJo等、R&B~ヒップホップ系を中心にコラボしてきたベテランチームで、そんな彼らがマーヤンの才能にほれ込み、5曲入りのEP『Walk On Water』をデジタル・リリースするに至るのだ。
その後、3人は元から完成度の高い楽曲にたっぷり時間をかけてアレンジを施し、生楽器とエレクトロニックなテクスチュアのバランスを探し、バークリーの同窓生を含むボストン在住のミュージシャンたちを交えて、マーヤン流ノマド・ミュージックを完成させた。
収録曲は彼女自身のペンによる歌詞で、彼女の経験に基づき書かれている。愛する人へ告白する勇気を出せなかった気持ちを込めたファースト・シングル「カレッジ」、母国イスラエルの非営利団体でユダヤ人とアラブ人の子供たちの対話や友情を育むために働いていた時の思いを書いた「ワン」、エドガー・アラン・ポーの詩からイメージした「ラプソディ」等、歌詞の世界にも引き込まれる。サウンドもカエターノ・ヴェローソにインスパイアされた「セイリング・オン」など、実に多彩だ。
「私にとって音楽の素晴らしさは、ひとつのフィーリングを感じさせてくれることにある。特定の曲やアルバムを聴くと、いつでも同じ場所に連れていってくれるの。私もそういう音楽を目指していて、同じような作用があったらうれしいわ。そのフィーリングを味わいたくて、“何度も繰り返し聴きたい!”と思ってもらえたら最高ね」──マーヤン・キャステル
1月はFM大阪、Kiss-FM神戸、CROSS FM(福岡)にてパワープレイが決定しており、ラジオでも多く聴くことになりそうだ。なお、iTunesのみ1曲のボーナス・トラックが収録され、1ヵ月期間限定ながら900円で購入可能だ。
『ウォーク・オン・ウォーター』
2012年1月25日発売
TOCP-71223 / 価格 \2300(税込)
1.デヴィルズ・パイ/Devil's Pie
2.カレッジ/Courage
3.ナウ・アイ・ドント/Now I don't
4.セイリング・オン/Sailing On
5.ワン・ライフ/One Life
6.ラプソディ/Rhapsody
7.ディス・ファイア/This Fire
8.ワン/One
9.ブロークン/Broken
10.ウォーク・オン・ウォーター/Walk on Water
◆マーヤン・キャステル・オフィシャルサイト