イパ、儚くも美しい旋律の世界へ
ネオ・シューゲイザー、ニューゲイズ・シーンで注目を集めるイパが、これまでの作品の中で最も美しくアップリフティングであたたかな温度を感じることのできるという最新作『Eighty One』を、2月11日にリリースする。
◆イパ画像
「あたたかな波を連想するような楽曲を作りたかった」――イパ
テキサス出身メキシコ系アメリカ人のイパことJoe Corrales(ジョー・コラレス)は、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインとヒップホップを同時に聴き始めたことから、その音楽的キャリアをスタートさせている。壮大なエレクトロニカにシューゲイザー的ギター・サウンドを乗せ、心地良いブレイクビーツをスパイスとしてブレンドさせた2006年11月のデビュー・アルバム『You Are Beautiful At All Times』はNinja Tuneからリリースとなり、エレクトロニカ・アーティストを好むリスナーからニンジャ・アーティストを好むファンまで、幅広い層から熱烈な支持を集めていた。
3rdアルバムとなる今作『Eighty One』には、彼自身に起こった状況変化が反映されているという。新作のデモ制作途中、テキサスのメキシコ湾岸へ頻繁にサーフィンに出かけていたコラレスは、よりいい環境を求め、カリフォルニアのロング・ビーチに移住する。そこで目にした海とビーチこそ、彼が新たらしい音楽に思い描いていたイメージそのものだったという。
収録曲「Blue Schwinn」は広大な海に生じる波の押し引きや、屈折しながら水を通る美しい太陽光を感じ取ることができるサウンドだ。マイ・ブラッディ・ヴァレンタインを彷彿とさせるシューゲイザー・サウンドとビートを融合させるイパらしいアプローチは今作でも健在だ。それでいて彼が作って来た作品の中で最も高揚感のあるサウンドになっており、プライマル・スクリームの傑作『スクリーマデリカ』的なサイケデリック・ロックの要素も感じさせる。
またシアトルを拠点に活動するシンガー兼プロデューサーであり、ヴァイオリニストとしても活躍するアノミー・ベルとの共演も注目すべき点だ。彼女は、近年ではアルバム・リーフやトリッキーとツアーをまわり注目を集めている実力派アーティストで、2人は2010年にイパがボノボと共にツアーをしていた際に出逢って意気投合したという。イパはベルのアルバム『The Crush』にリミックスを提供していたが、今度は彼女がイパのアルバムにゲスト参加することとなったというわけだ。
イパの生み出す音楽の中核には、情景と記憶が存在する。それらがサウンドにリアリティと、ノスタルジックな優美さをもたらすのだ。これまで彼の作ってきた作品の中で最も美しく、アップリフティングで、あたたかな温度を感じることのできる最新作『Eighty One』は、聴く者を心地良い幻想世界へと誘うことだろう。ドリーミーな煌めき、心地良いビート、儚くも美しい旋律の世界へようこそ。
『Eighty One』
2012年2月11日(土)発売
BRC-326 ¥2,000(税込)
1.Blue Schwinn
2.D. Song ft. Anomie Belle
3.R. Mullen
4.Film Burn ft. Anomie Belle
5.Never Mess With Sunday
6.Happy To See You
7.Soon Enough ft. Anomie Belle
8.Paper Knife
9.Golden Braid
10.Three Portraits ft. Anomie Belle
11.Some Have Said
12.Phoenix by Midnight (Bonus Track for Japan)
13.Her Star Won't Shine (Bonus Track for Japan)
◆BARKS洋楽チャンネル
◆イパ画像
「あたたかな波を連想するような楽曲を作りたかった」――イパ
テキサス出身メキシコ系アメリカ人のイパことJoe Corrales(ジョー・コラレス)は、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインとヒップホップを同時に聴き始めたことから、その音楽的キャリアをスタートさせている。壮大なエレクトロニカにシューゲイザー的ギター・サウンドを乗せ、心地良いブレイクビーツをスパイスとしてブレンドさせた2006年11月のデビュー・アルバム『You Are Beautiful At All Times』はNinja Tuneからリリースとなり、エレクトロニカ・アーティストを好むリスナーからニンジャ・アーティストを好むファンまで、幅広い層から熱烈な支持を集めていた。
3rdアルバムとなる今作『Eighty One』には、彼自身に起こった状況変化が反映されているという。新作のデモ制作途中、テキサスのメキシコ湾岸へ頻繁にサーフィンに出かけていたコラレスは、よりいい環境を求め、カリフォルニアのロング・ビーチに移住する。そこで目にした海とビーチこそ、彼が新たらしい音楽に思い描いていたイメージそのものだったという。
収録曲「Blue Schwinn」は広大な海に生じる波の押し引きや、屈折しながら水を通る美しい太陽光を感じ取ることができるサウンドだ。マイ・ブラッディ・ヴァレンタインを彷彿とさせるシューゲイザー・サウンドとビートを融合させるイパらしいアプローチは今作でも健在だ。それでいて彼が作って来た作品の中で最も高揚感のあるサウンドになっており、プライマル・スクリームの傑作『スクリーマデリカ』的なサイケデリック・ロックの要素も感じさせる。
またシアトルを拠点に活動するシンガー兼プロデューサーであり、ヴァイオリニストとしても活躍するアノミー・ベルとの共演も注目すべき点だ。彼女は、近年ではアルバム・リーフやトリッキーとツアーをまわり注目を集めている実力派アーティストで、2人は2010年にイパがボノボと共にツアーをしていた際に出逢って意気投合したという。イパはベルのアルバム『The Crush』にリミックスを提供していたが、今度は彼女がイパのアルバムにゲスト参加することとなったというわけだ。
イパの生み出す音楽の中核には、情景と記憶が存在する。それらがサウンドにリアリティと、ノスタルジックな優美さをもたらすのだ。これまで彼の作ってきた作品の中で最も美しく、アップリフティングで、あたたかな温度を感じることのできる最新作『Eighty One』は、聴く者を心地良い幻想世界へと誘うことだろう。ドリーミーな煌めき、心地良いビート、儚くも美しい旋律の世界へようこそ。
『Eighty One』
2012年2月11日(土)発売
BRC-326 ¥2,000(税込)
1.Blue Schwinn
2.D. Song ft. Anomie Belle
3.R. Mullen
4.Film Burn ft. Anomie Belle
5.Never Mess With Sunday
6.Happy To See You
7.Soon Enough ft. Anomie Belle
8.Paper Knife
9.Golden Braid
10.Three Portraits ft. Anomie Belle
11.Some Have Said
12.Phoenix by Midnight (Bonus Track for Japan)
13.Her Star Won't Shine (Bonus Track for Japan)
◆BARKS洋楽チャンネル