マイケル・マクドナルド、2枚のアルバムを準備中
過去10年をソウル・ミュージックのクラシックやクリスマス・ソングをカバーすることで費やしてきたマイケル・マクドナルドが、2枚のアルバムに取り組んでいる。一枚はギタリストのロベン・フォードを、もう一枚は彼の息子のディランを迎えたものだ。
伝統的なレコード・レーベルを通さずに、マクドナルトはソーシャル・メディアで曲を購入可能にし、それからどういう方針にするか決めるつもりだという。
「それが大衆のイマジネーションをつかめるかどうか見てみるつもりだよ」と、ロベン・フォードと共にロサンゼルスとナッシュビルでレコーディングした曲について彼は言う。
「ロベンと僕は衝動的に始めたんだ。これはすごく折衷的な歌のコレクションだ。僕たちのエネルギーは歌を書くことに集中していた。ブルースとか、特にジャンルは関係ないんだ。それはいいことだと思うけど、コンセプト的にアルバムにしたり、曲順に並べてリリースしたりするほど結合力があるのかどうかわからない。どうしたらいいのかちょっと混乱してるんだよね」
マイケル・マクドナルドはレコードを作ったり、歌詞を書きながらレコーディングしたりするのに「考えすぎる」傾向があるという。一方、ロベン・フォードは何度も手を入れるのでなく「ドカーンといろいろいっぺんにやっちゃう」方を好むという。「そこがちょっと引っかかったね。もしかしたら、そのせいでときどき彼は少々不満を感じていたかも」
フォードの最新アルバムは2009年の『ソウル・オン・テン』。コンコルド・レーベルからの4作目だ。
マクドナルドの息子、ディラン・マクドナルドとのプロジェクトにはボブ・マーレイやビーチ・ボーイズ、レディオヘッド、スティーラーズ・ホイールなどのカバーと、ディランの歌、マイケル・マクドナルドの書いたオリジナルが含まれている。今年中にミキシングを終わらせて、これもオンラインで発表したい意向だ。
マクドナルド家のプロジェクトは、ディランが1O代の間父親と音楽について話し合うことさえ避けてきたので、ある意味再結成的なものがあるという。マクドナルドは、たとえばニール・ヤングのような両者が気に入っている音楽を聞くことによって音楽的にふたたび結びつきを取り戻せたと語っている。
「音楽は彼自身の精神的な体験でなくてはいけないんだ」とマクドナルドは気づいたという。
◆ニュース提供:ビルボード
◆BARKSビルボード・デイリーニュース・チャンネル
この記事の関連情報
ドゥービー・ブラザーズ、マイケル・マクドナルド参加の50周年ツアーが日本上陸
ドゥービー・ブラザーズ、マイケル・マクドナルド参加の50周年記念ツアー開幕
マイケル・マクドナルド、誕生日に特別公演を配信
サミー・ヘイガー、M・フリートウッドやM・マクドナルドらとリモート・セッション
ドゥービー・ブラザーズのP・シモンズ、M・マクドナルドに可能性を見出す
ドゥービー・ブラザーズ、マイケル・マクドナルドとの50周年ツアー、2021年に延期
ドゥービー・ブラザーズ、50周年を記念し、マイケル・マクドナルドと再結成ツアー
サンダーキャット新MVに、マイケル・マクドナルド&ケニー・ロギンスもカメオ出演
ドナルド・フェイゲン/マイケル・マクドナルド/ボズ・スキャッグスから成るTHE DUKES OF SEPTEMBER RHYTHM REVIEWの日本公演が決定