小田和正「クリスマスの約束2011」、24組42人28分58秒の大メドレーを披露

ポスト

11月30日(水)千葉県幕張メッセにて、TBS「クリスマスの約束 2011」の収録が実施された。

「クリスマスの約束」はクリスマスの夜に放送される至極の音楽番組で、綿々と紡ぎ続けた“音楽の力”を2011年も小田和正とゲストアーティストによって、あますことなく視聴者へ届ようというものだ。

▲2009年、21組34名による22分50秒大メドレーの様子
番組開始から11年目を迎えた2011年の「クリスマスの約束 2011」は、2009年に放送して話題となったメドレー「22分50秒」を越える「28分58秒」が最大の見どころだ。2009年に参加していたアーティストたちを中心にしながら、新たにキヨサク(MONGOL800)、玉城千春(Kiroro)、FUNKY MONKEY BABYS、宮沢和史(THE BOOM)、MONKEY MAJIK、矢井田瞳、和田唱(TRICERATOPS)といった面々が参加、応募総数125000人から選ばれた3087名の観客に一足早いクリスマスが訪れた。

ステージ上で「28分58秒」の大メドレーを歌い終えたアーティストたちは、満面の笑顔でお互いにハイタッチを交し、抱き合い、心からの拍手を送りあい、会場からは大歓声と共に鳴り止まない惜しみない拍手が沸き起こった。この「28分58秒」は、小田自らすべてのパートアレンジを施したもので、その楽譜は19枚にも及んだという。参加表明した24組42人のアーティストたちは、小田の楽譜を片手に繰り返し繰り返し練習を重ね、さらには宿題を持ち帰り、この日を迎えることになったのだ。

トップ・ボーカリストたちが、自分の歌だけでなくお互いの楽曲をコーラスで支え合い、唯一無二の楽曲をつむいでいく姿と、その圧倒的なボーカル力に、会場を埋め尽くしたオーディエンスは大歓声と手拍子で総立ちとなり、笑顔と涙と惜しみない拍手で溢れかえった。

この模様は12月25日(日)23:30よりTBS系列で放送となる。

「11年目です!!小田和正さんをはじめたくさんのアーティストの方々、そして応援してくださる皆さんのおかげでここまで続けてくることができました。そして今日ここで皆さんが目撃することは、とんでもないことです。奇跡を一緒に目撃しましょう!すごいことになりますよ!!」──阿部龍二郎プロデューサー

「なかなか手強いメドレーであります。したがって数え切れないくらい、繰り返し繰り返し練習をしてきました。どうぞリラックスして思いっきり羽目をはずして楽しんでください。」──小田和正

出演者:小田和正、Aqua Timez、いきものがかり、小田和正、キマグレン、キヨサク(MONGOL800)、Crystal Kay、佐藤竹善、清水翔太、JUJU、スキマスイッチ、鈴木雅之、STARDUST REVUE、玉城千春、中村 中、夏川りみ、一青 窈、平原綾香、FUNKY MONKEY BABYS、藤井フミヤ、松たか子、宮沢和史(THE BOOM)MONKEY MAJIK、矢井田 瞳、和田唱(TRICERATOPS)、和田 唱(五十音順)

製作著作:TBS
プロデューサー:阿部龍二郎、服部英司
演出:柴田猛司
舞台監督:早川康弘

「クリスマスの約束」は、過去10回放送されており、「最良のライブ番組」として高い評価を得ている番組だ。初めて放送された2001年は、23時45分の放送開始にも関わらず世帯平均視聴率7.9%、2002年には初回の数字を上回る9.3%を記録し、翌年の2003年には12月期の月間ギャラクシー賞を受賞するに至った。2004年には小田和正初のレギュラー番組「風のようにうたが流れていた」の総集編として放送し、これまでの放送と同様に同時間帯首位を記録。2005年の放送では、小田和正自身のツアーをテレビ用に美術・照明をアレンジして収録し、ツアーライブのテレビパッケージとして新たな道を切り開いた。2007年は5組のゲストアーティストを迎え2度目の月間ギャラクシー賞を受賞し、2008年、彼の半年に渡る全国ツアーの様子を綴ったドキュメンタリーを織り交ぜて構成、放送も好評を博した。2009年には、総勢21組34名のアーティストたちが一堂に会し、22分50秒にも及ぶ大メドレーに挑戦し、この年第36回放送文化基金優秀賞を受賞。2010年放送開始から10回目のクリスマスは「(小田の地元)横浜で親しい音楽仲間たちとプライベートライブを楽しむ」をコンセプトにゲストアーティストの代表曲や自身の楽曲を、楽器を片手に丁寧にかつ温かく演奏し、これまでの「クリスマスの約束」にはなかった新鮮な感動を生み出した。
この記事をポスト

この記事の関連情報