ギャラガー兄弟、裁判所での争いが再開?

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数ヶ月前、リアム・ギャラガーが兄ノエルを訴えたが、その後、ノエルが謝罪したことでとりあえずこの件は一件落着とみられていた――が、そうではなかったようだ。ノエル側が、リアムの申し出に異議を唱えるため、リアムの不合理な行動をリストアップした書類を裁判所に提出したという。

リアムは8月、ノエルが記者会見の席で「2009年にVフェスティヴァル出演をキャンセルしたのは、リアムが二日酔いだったから。咽頭炎ではなかった」と話したことに対し、「嘘をついている」「ノエルの弁護士を通じ正式な謝罪を要求したものの何も得ることができなかった」として裁判所へ訴え出た。これを受け、ノエルはファンとのウェブチャット上でリアムが咽頭炎だったことを認め「(彼が)気分を害したのなら謝る」と謝罪。リアムは告訴を取り下げたとの報道がなされていた。

が、終わってはいなかったようだ。『Daily Mirror』紙によると、ノエルの弁護士は11月1日、リアム側からの訴えに反論し、リアムの不条理な行動――ノエルの妻の留守電に罵倒するメッセージを残した、ギターを斧のように振り回し攻撃された、過去に何度も子供じみた理由でギグを台無しにしたなど――をリストアップした14ページに渡る書類を裁判所に提出したそうだ。

この中で、問題となったVフェスティヴァル・キャンセルに対し、ノエルはリアムが当時、喉頭炎を患っていたのは事実だと認めたものの、「(リアムは)少なくとも前日、午前1時まで飲んだりタバコを吸っていた」「これは喉の状態をさらに悪化させたか、回復を遅らせたはずだ」と述べ、“二日酔い”発言は、リアムの長年に渡る“無責任で理不尽な態度”への怒りから発せられたものだと主張しているそうだ。

この書類が提出されたことで、リアムは訴訟を再開するのではないかと見られている。2012年夏、2人が裁判所で対決する可能性もあるという。

現在のところこの報道に対し、リアム、ノエル両者からコメントはなされていない。

Ako Suzuki, London

◆BARKS洋楽チャンネル
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