R.E.M.、解散についてマイク・ミルズが語る
9月に解散を突然発表し、11/15にキャリアを振り返るアルバム『パート・ライズ、パート・ガーベッジ、パート・トゥルース 1982-2011』をリリースするR.E.M.。懐かしの名曲から3曲の新曲まで、偉大なバンドは解散しても、音楽はずっと残り続けるだろう。ベーシストのマイク・ミルズは「今の気持ちは悲しみではない」という。
新曲「ウィー・オール・ゴー・バック・トゥ・ホエア・ウィー・ビロング」はどのように書かれたか。「R.E.M.の歌はすべてピーター(・バック)と僕が音楽を書き、マイケル(・スタイプ)が歌詞を書くという分担が決まってるんだ。この曲は2011年の『コラプス・イントゥ・ナウ』のためにピアノで書かれたものだけど、完成しなかった。僕はすごく気に入っていたから回顧盤に入れようと思って書き直し、ピアノじゃなくギターで演奏してすっかり生まれ変わらせたんだ」
新曲3曲について。「R.E.M.の3つの面を出していると思う。遊び心溢れるクレイジーな面、よりハードなエッジの効いた面、ソフトで切ないミッドテンポのバラード。2011年の僕たちをうまく表している。いろいろ変化はあったけど、そういうところは31年変わらないんだ」
回顧盤と解散の関係について。「『コラプス・イントゥ・ナウ』の完成後に回顧盤に取りかかったんだけど、その前は解散するとは思いもしなかった。08年のツアーについて話をしているうちに、『いずれ決定しなきゃいけないことがあるな。どうしよう』って話し合っているうちに、全員が解散するのがいちばんいいって結論に至ったんだ」
『コラプス・イントゥ・ナウ』のツアーをしないことにしたのは。「いろんな理由があった。だけどいちばんデカイのは、さよならツアーはしたくないってことだった。感傷的で気が抜けてるだろ。もう最後だってわかってるのに出かけていって歌うなんてほんとに妙だよ。やらせっぽっくてね。そんなのってR.E.M.のするようなことじゃないよ」
回顧盤を出す前に解散を発表したことについて。「発表のタイミングは回顧盤とは大して関係ないんだ。いったん決定したら、これでいちばん影響を受ける人たちのためにすべてがきちんと行くようにしたかった。できる限りその知らせを早く自分たちの手で発表したかった。インターネットとかで漏れるんじゃなくて。僕たちがこの回顧盤をほとんど同じ時期にやっていたのは、ほんとにうまい相乗効果だったよ」
◆ニュース提供:ビルボード
◆BARKSビルボード・デイリーニュース・チャンネル
この記事の関連情報
R.E.M.、ソングライターの殿堂式典で再結成パフォーマンス
米ソングライターの殿堂、2023年度の候補発表
R.E.M.の「Losing My Religion」MV、YouTubeでの視聴回数10億回突破
【インタビュー】R.E.M.ピーター・バック「アルバムは、年月を経て記憶に残るものだ」
R.E.M.、メンバー4人による最後となった10th AL『ニュー・アドヴェンチャーズ・イン・ハイ・ファイ』25周年記念エディション10月29日リリース
マイケル・スタイプ「R.E.M.のデビュー40周年、何らかの形で祝いたい」
マイケル・スタイプ、ビル・リーフリンを追悼
キング・クリムゾンのドラマー、ビル・リーフリンが死去
元R.E.M.のマイケル・スタイプ、新曲の音源公開