BoA、デビュー10周年&誕生日イベントで東方神起との絆を語る
2011年に日本デビュー10周年を迎えたBoAが、25歳の誕生日である11月5日に、ファンクラブ会員を対象にしたイベント<SOUL MEMBER MEETING VOL.5~BoA 10th Anniversary & BirthdayParty~>を品川ステラボールにて開催した。約3年ぶりに開催となったファンクラブイベントには、のべ3000人が駆けつけた。
◆BoA 画像@2011.11.05<SOUL MEMBER MEETING VOL.5~BoA 10th Anniversary & BirthdayParty~>
イベントは、約1年半ぶりの新曲となった「Milestone」(12月7日にDVDシングルとしてリリース)の完全版ミュージックビデオの初公開からスタート。ミュージックビデオながら、BoAが日本デビューから今までを振り返り、そして2011年、自分自身について何を考えているか、どう思っているかを語っている映像とあって、見応えは十分(もっとも、インタビューが入っているため、映像自体15分にもおよぶ作品となっているのだが)。10周年記念作品として発表された「Milestone」に込められたBoAの想い、決意が100%伝わったはずだ。
そして、普段はBoAの演出や振り付けなどを行なっている竹内亜矢子が司会のもと、歓声が包み込む会場にBoAが登場。自分のために集まってくれたファンを見て「うわぁー、多い。」と、嬉しそうな表情を見せる。
日本デビューしてからの10年について、率直な感想を求められたBoAは、「振り返ってみると、あっという間だったなっていう。当時は何周年とかあんまり考えないじゃないですか。10年ってすごく区切りのいいタイミングで振り返ってみたら、短い時間だったなって。でもすごく、1個1個、今までやってきたことを考えてみると、“いろいろやってきたな”とも思います。(日本、韓国、アメリカ、その他の国を)いろいろ飛び回ってたな、って。」と、コメント。確かに、まだK-POPという言葉も文化もまったく浸透していなかった2001年に日本デビューし(当時、BoAは14歳)、類まれなるヴォーカルとダンステクニックを武器に地道な活動を展開。そして2002年のシングル「LISTEN TO MY HEART」がオリコン3位を獲得すると、一気にブレイク。2008年には全米デビューを飾るなど、BoAにとってこの10年は、めまぐるしく変化していく状況・環境に対応しながら、同時に未来へ向けてがむしゃらに走ってきた、あっという間の時間だったことだろう。
スクリーンに、10年の歩みを記した年表が映し出される中、「10年で、一番思い出に残っているアルバムは?」との質問に、BoAは「やっぱり……あぁ……うーん。」と、作品を決めかねている様子。そして、しばらく考えた後、「やっぱり……デビューアルバムですかね。」と、初めて日本語ですべて歌い、オリコンランキングで1位を獲得したオリジナルアルバム『LISTEN TO MY HEART』を挙げる。その理由として、「今も滑舌はいい方ではないんですけど、なんか、当時は……今日家に戻って(1stアルバムを)聞きなおしてみて。BoAちゃん“つ”とか言えてないから(笑)。しかも「VALENTI」とか、<確実にわたしの>から始まって。そう、“つ”が多すぎて。(当時は)曲で緊張するよりかは“確実”って言えるのかなって(笑)。あと、「気持ちはつたわる」っていうシングルとかは、「きも“ち”は“つ”たわる」とか。すごい大変でした。なんかイジメられてる気分でした(笑)」と、韓国語にはない音の発声に苦労したエピソードを面白おかしく語って、ファンを楽しませた。
10周年をお祝いしたあとは、BoA25歳のお誕生日のお祝いへと突入。運ばれてきたケーキに「さっき(一回目の公演)と違う! ケーキ変わってる!」と喜ぶBoA。ヴォーカリストの身体的特徴である大きな肺活量を生かして、立てられたロウソクを一気に吹き消すと、この日、会場のファンからもらったプレゼントの一部をステージ上で紹介。膨大な寄せ書きや凝ったプレゼントなどを手にとり、また朝起きたらいろんな国の人からTwitterで多くのメッセージを受け取ったことを話しながら「すごくたくさん愛されてるなぁって思います。素敵な25歳を迎えることができました。」と、感謝の気持ちを述べた。
そしてBoAには、事務所の後輩たちやアーティスト仲間たちからのビデオメッセージも届いていた。一回目の公演には、Crystal Kay、三浦大知、SHINee、少女時代からの映像が上映されたことに触れつつ、「で、東方ちゃんたちがいなかった。」と、後輩・東方神起からのメッセージを心待ちにしている仕草を見せる。だが、ここで司会の竹内から、東方神起のふたりからは忙しくて今回コメントをもらえなかった旨が告げられると「マジー?」と残念そうな顔。しかし、そんな気分を一気にかき消すような強力なビデオメッセージが上映されることになる。
映しだされたのは、BoAのバックダンサーの面々。朝の10時に集められて撮影されたという彼らからのビデオメッセージでは、バックダンサーを8年務めているRYOが、初対面のBoAから、見た目だけで“豆電球”というあだ名を付けられたという思い出や、「BoAちゃんは振り覚えるのが早すぎてこっちが焦る。」「でも振りを覚えるのも早いけど、彼女は帰るのも早い。『お疲れ様でしたー。』の5秒後には、もういないんだよね。」といった、メンバーだからこそ知っている普段のBoAの姿を次々紹介(暴露?)していく。そして最後には、なぜかダンサーズ全員でBoAの「VALENTI」を歌って誕生日をお祝い(ただし、歌はすぐフェードアウトされた)。この映像には、BoAも肩を震わせて「最高!」と、大爆笑していた。
さらにもう一本のビデオメッセージ。そこに映し出されたのは、「忙しいから無理」とされていた東方神起のふたり。やっぱり存在していた東方神起からの動画コメントに会場は沸き返る。
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