マイケル・ジャクソン公判23日目、双方の最終弁論が繰り広げられる

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マイケル・ジャクソンの死を巡る裁判もいよいよ終盤を迎え、3日(木)に検察・弁護側双方による最終弁論が展開された。まず検察側は、プロポフォールの過剰摂取によるマイケルの死が、被告人コンラッド・マーレー医師によって引き起こされたものであると陪審員に訴えた。「この一件の証拠は極めて明快です。コンラッド・マーレーがマイケル・ジャクソンの死を引き起こし、コンラッド・マーレーがプリンス、パリス、そしてブランケットから父親を取り上げたのです」

更に検察側は、マイケルが不眠解消のためにプロポフォールを頼んだという事実について、医者というものは、患者に頼まれてもそれが害を及ぼす危険性のあるものなら拒否する義務があると指摘した。

一方、それに続いて行なわれた弁護側の最終弁論でマーレー被告の弁護団は、マイケルの死に関する犯罪を被告が犯したことを検察側が「証明」出来ないと主張した。「マーレー医師はマイケル・ジャクソンを殺害していません。検察側はその犯罪を証明できません。検察側は犯罪を証明する必要があるのです」。そして弁護側は今回の事件の最もらしい説明とは、マイケルが「自分専用バスルームに向かい、マーレー医師の知らないところでロラゼパムを服用したことである」と続けた。

過失致死容疑について無罪を主張しているマーレー医師は有罪の判決が下された場合、最高4年間の服役刑に面する可能性がある。

BANG Japan

◆BARKS洋楽チャンネル
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