LUVandSOUL、あのレジェンドが生まれ変わってミニアルバム『SOULandLUV』をリリース
男性R&B系ヴォーカル・グループとして1997年に結成され、「はじめてのチュウ」のカバーや、ドラマの挿入歌にもなった「Love is so beautiful」等の代表曲を持つLUVandSOUL。結成当初からのメンバーでの活動は2004年で休止していたが、オリジナルメンバーのKENTAと、オーディションから選出されたDAISUKE、ATSU、SATORUに、EXILEのATSUSHIがプロデューサー兼メンバーとして在籍していたことでも知られるCOLORからKIKURIを加え、新生LUVandSOULとしてミニアルバム『SOULandLUV』で再スタートを切る。そんなLUVandSOULの現在・過去・未来を聞くロングインタビューをお届けしよう。彼らが“いま”にかける思いの重さを感じてほしい。
◆LUVandSOUL、ミニアルバム『SOULandLUV』をリリース~拡大画像~
──再スタートということなので、それぞれ自己紹介も兼ねて音楽的なルーツを聞かせてもらえますか?
DAISUKE:僕は小さい頃から、演歌の大好きなおばあちゃんにカラオケに連れて行ってもらっていたんです。そういうおばあちゃんの隣で一緒にテレビを見たり一緒に歌を唄ったりするようになったのが歌が好きになったきっかけですね。中学の頃はバンドブームでもあったので、ギターを買って弾いたりもしていました。続かなかったですけどね(笑)。でも、歌うことだけは変わらなかったんです。
──その頃聞いていたのは?
DAISUKE:バンドブームだったのでバンドのものですね。あと、友達がLUVandSOULのCDを持っていたので、LUVandSOULも知ってましたし、Back Street Boysも聴いていました。地元の福井から東京に出て来て、音楽の専門学校に入ってからはR&Bが中心になって、みんなで声を重ねることにも興味が出て来たんですね。その頃はまだヴォーカルグループをやるには至らなかったんですけど、専門学校卒業後にLUVandSOULのオーディションがあると聞いて。でもオーディションのことを知ったのは締め切りの二日前で(笑)。でもそれも運命かなって。事務所のポストに直接投函しました。その時も自分のデモを走って持って行きましたけど、そこから今までずっと走ってる感じがします。
──ではSATORUくん。
SATORU:僕は中学生くらいのときまでは歌が嫌いだったんですよね。僕が中学の頃ってカラオケが遊びとしても人気があって、人前で歌うのが苦手だったんです。で、どうやったら苦手じゃなくなるんだろうと思ったときに、練習してみんなの前で唄えるようになったら嫌いじゃなくなると思って、ラジカセの前で音楽を聴いて、ラジカセと一緒に歌っているうちに嫌いから大好きに変わって。高校の時、友達のお父さんがBabyfaceのアンプラグドのDVDを見せてくれたんですけど、K-CI & JOJOだったり、スティーヴィー・ワンダーがゲストで出ていたり、マーク・ネルソンがバックコーラスをやってたり、その時は誰なのかもわかってなかったんだけど、「なんてカッコいいんだ!」っていう衝撃を受けたんです。こんな音楽があるんだって、そこから色んなブラックミュージック、R&Bを聴くようになって。高校のときは色んな音楽を調べたり、聴くのが趣味になってたんです。
──プロを目指そうと思ったのは?
SATORU:高校卒業から23歳まで、僕は料理の仕事をしていたんですが、あるときイベントで歌ってほしいと言われて、人生初めてのライヴをやったんです。緊張はしていたけど、照明が当たってオーディエンスがいるっていう、その状態が最高に気持ち良くて。どうしても音楽を諦められない気持ちが沸き上がってきて。そこから音楽の専門学校に2年通いました。今考えると色々運命を感じることがあるんですけど、バーでやった初ライヴの時に歌ったのが、KIKURIくんが所属していたCOLORの曲だったり、専門学校の時に組んだ4人組コーラスグループのライヴで初めて歌ったのがオリジナルのLUVandSOULの「はじめてのチュウ」だったので。あと、高校のときに日本のヴォーカルグループで初めて買ったのはLUVsndSOULの「Love Letter」だったり。
KENTA:ホントに!? 初耳だよ。
KIKURI:俺もCOLORの歌を唄ってたなんて今初めて聞いた。
SATORU:自分から言うのは恥ずかしいじゃないですか(笑)。今までいろんなオーディションを受けてきましたが、LUVandSOULに決まったのは、LUVandSOULに入るためだったんだなって思いました。
──良い話でした。ではATSUくん。
ATSU:俺も最初はSATORUと同じく、歌が嫌いだったんですよ。その理由が、小学校のときに遠足のバスの中で1人1曲歌わなきゃいけなくて、みんなが歌謡曲を歌うなか、俺は「スイカの名産地」という曲を全力で歌って大爆笑されたというトラウマがあって。だからカラオケに行くのも嫌だったんですけど、あまりにも誘われるから、決心して行って唄ったら、「うまいね」って褒められたんです。勉強もスポーツもできるほうじゃないし、何か特技があったわけでもなかったけど、初めて人に歌で認めてもらえたことで、歌うことが楽しくなって。週4回もカラオケに行くようになっちゃって。
──プロを目指したきっかけは?
ATSU:音楽って想い出と隣り合わせじゃないですか。自分もそういうそういう音楽を生み出せる存在になりたいと思ったんです。LUVandSOULを知ったのは美容の専門学校に行ってるときだったんですけど、テレビ番組でLUVandSOULが結婚をテーマに曲を作るという企画をやっていて。「Promiss Ring」っていう曲だったんですけど、なんてカッコいいんだろうって。そこからずっとLUVandSOULの大ファンで、長年の夢が叶ってLUVandSOULに入ることができたんです。全部運命かなって思いますね。
──じゃあ、KIKURIくん。
KIKURI:俺はDAISUKEと近くて、母ちゃんが演歌が大好きで。しかも、すごく上手くて、よく地元の祭りでも歌ってたんです。そんな母ちゃんの背中を見て、真似もするようになって。演歌のコブシとか、そんなことを自然と学ぶようになりました。中学ではちょっとグレはじめたんですけど(笑)、カラオケに行けば「うまいね」って言われたりしてたんです。母ちゃんにも「プロになれば?」と言われたんですけど、その頃は遊んでるほうが楽しくて。EXILEのATSUSHIくんと出会ったのがきっかけでプロを目指そうと思ったんです。ATSUSHIくんは中学の先輩なんですけど、一緒にカラオケに行ったら、「お前歌うまいね。俺バンドやってるから、今度ライヴに出ない?」って出たのがきっかけなんです。俺にとってATSUSHIくんの影響ってすごくデカいんですけど、LUVandSOULもATSUSHIくんに紹介してもらって。最初にライヴに行ったときから虜なんです。まだATSUSHIくんもデビュー前で、「俺らもあんなヴォーカルグループ作りたいよね」って言ってたんですよ。その後、ATSUSHIくんはEXILEでデビューするんですけど、彼の活動が落ち着いた頃、「あの時に言ってたコーラスグループをやろうよ」って電話がかかってきて、COLORというグループを作って。
──2006年まで活動していましたよね。
KIKURI:はい。そこからソロ活動をしていたんですけど、KENTAくんから「LUVandSOULに入らない?」って連絡もらって。最初は冗談かと思ったんですけど、やっぱり俺も運命を感じましたね。自分がすごくよく聴いていて、ライヴも観に行ってたグループに今自分が加入しているっていうのはすごく不思議な感じです。いつ考えてもそんな気持ちになります。
KENTA:俺、今、話を聞いてて、涙が出てきそうになった。ありがたいなって。
──そんなKENTAくんのルーツは?
KENTA:俺の音楽の最初のきっかけは英語の先生なんです。ビリー・ジョエルの「HONESTY」を学校の教材で使ってて。音楽は大好きだったし、歌も好きだったけど、上手いとか下手とかわかんないのに、その曲を聴いて感動したんですよ。そこから、人に何か与えたい、自分と同じ気持ちを感じてもらいたいって思うようになって。俺は人が好きなんだけど、逆にすごく人が嫌いになることもあるんです。その好きな絶好調のときの声が好きなんですよ。こうやって素晴らしい人たちと出会えたわけなんですけど。きっとLUVandSOULという名前には良い人しか集まって来ないんです。俺のルーツはLUVandSOULなんです。そこに賛同して集まってくれる人はみんな素敵だと思いますね。
──皆さん、素敵なお話をありがとうございました。で、こうしてミニアルバム「SOULandLUV」も出来ましたね。
DAISUKE:メンバーが集まって最初に声を出したときはバラバラだったんですけど、そこから5人で集まって毎日毎日歌ってきたんです。ハーモニーって1日、2日でできるものではないし、半年経って、今ようやく5人の歌になってきたなぁと思うんです。そういう意味では、このアルバムを聴いてもらえれば、半年間、5人の声を合わせてここまで歩んだんだなぁということをわかってもらえると思います。この5人の最初の頃のライヴを見てくれている方は特に。歌は心って言いますけど、コーラスは特に心が大切なんです。5人が一つになっていないとハーモニーも生まれてこないから。それを日々感じながらやっているので、グルーヴも合って来ていますし、これからも成長していきたいですね。
──「はじめてのチュウ」もまた新メンバーでリニューアルして、大人っぽくなっていますね。
KENTA:トラックは一緒なんですけど、今回はコーラスをリアレンジして。コーラスを足して大人っぽくしました。KIKURIがブラックミュージック的な歌い方をするんで、いいスパイスになってます。
KIKURI:たまにブラックペッパーをかけて(笑)。
DAISUKE:「はじめてのチュウ」とか「New year's eve」のようにCDになっているものはレコーディングのときに緊張しましたね。正直、最初はどう歌ったらいいのかわかりませんでしたし。
SATORU:うん。「はじめてのチュウ」は、僕は専門学校時代に一度カバーもしている曲なんですよね。好きだった歌を自分がまさかLUVandSOULで歌うなんて。その分、緊張しましたし、僕も自分が歌うとなるとどうしたらいいか悩みました。5人の歌として仕上げるために自分はどうしたら良いのかという考えが生まれてから、少しずつ答えが出て来たんですけどね。とはいえ、まだまだ未熟な部分もあるんですけど。
ATSU:確かに自分がファンだっただけに、「はじめてのチュウ」と「New year's eve」は難しかったですよね。でも、今のLUVandSOULも、自分がメンバーでありながら、ファンになるくらい好きなので、素敵なものができたらいいなぁっていう気持ちで歌いましたけどね。
──曲によってもブラックテイストとJ-POPのニュアンスが絶妙な割合で。「Can't Stop Luvin' U」にはラップも入っていたりして。
KIKURI:歌は長年やってきてますけど、ラップは俺、初挑戦なんですよ。前のグループのときに歌ラップ的なことはやってたけど、今回は結構本格的だったので。最初は自分なりにやろうと思って、リリックもラップのメロも作ってったんですけど、ソッコー却下されて(笑)。でも、新しいことって楽しいから、どんどんやっているうちに楽しくなりました。自分の新しい扉が開いたような気がします。
KENTA:今作は歌詞とメロを聴かせたかったから、コーラスアレンジもすごいこだわってます。そうしたら、アレンジがものすごく大変で、人生のなかで、こんなに頑張った半年はないってくらい気合いが入ってますね。
DAISUKE:LUVandSOULって、オリジナルメンバーの4人がまずいて、その4人が歌って来たオリジナル曲やLUVandSOULの想いがあって、それを応援していた方、今も応援してくれる方がたくさんいらっしゃいますし、そのLUVandSOULという名前をこれから先も残していかなくちゃいけないと思います。今は僕ら5人がLUVandSOULなんですけど、LUVandSOULっていう名前はみんなの夢だと思うんです。応援してくれる方もそうですし、関わってくれてるスタッフの方の夢もあるし。このLUVandSOULという名前をこれからも残して行くために今、僕たち5人が集まっているんだと思います。
取材・文●大橋美貴子
『SOULandLUV』
TFCC-86362/\1,785(Taxin)
初回限定仕様:2面デジパック
*初回生産分終了次第、通常仕様になります。
【収録曲】
1.この星のどこかで
2.はじめてのチュウ
3.Can't Stop Luvin' U
4.BLUES ~時間を巻き戻すメロディー~
5.「そばにいるから」
6.New year's eve
7.この星のどこかで(Silent Mix)
8.「そばにいるから」(Silent Mix)
<LIVE&10000人 SHAKEHANDS TOUR 2011>
デビューを記念して、10/23 SHIBUYA-BOXX のライブを皮切りに12/21 SHIBUYA O-EASTまで皆さんと握手をしながら全国各地に歌を届けます!
10月23日(日)SHIBUYA‐BOXX
11月23日(水・祝)SHIBUYA‐BOXX
12月21日(水)SHIBUYA O-EAST
◆LUVandSOUL オフィシャルサイト
◆レーベルサイト
◆LUVandSOUL、ミニアルバム『SOULandLUV』をリリース~拡大画像~
──再スタートということなので、それぞれ自己紹介も兼ねて音楽的なルーツを聞かせてもらえますか?
DAISUKE:僕は小さい頃から、演歌の大好きなおばあちゃんにカラオケに連れて行ってもらっていたんです。そういうおばあちゃんの隣で一緒にテレビを見たり一緒に歌を唄ったりするようになったのが歌が好きになったきっかけですね。中学の頃はバンドブームでもあったので、ギターを買って弾いたりもしていました。続かなかったですけどね(笑)。でも、歌うことだけは変わらなかったんです。
──その頃聞いていたのは?
DAISUKE:バンドブームだったのでバンドのものですね。あと、友達がLUVandSOULのCDを持っていたので、LUVandSOULも知ってましたし、Back Street Boysも聴いていました。地元の福井から東京に出て来て、音楽の専門学校に入ってからはR&Bが中心になって、みんなで声を重ねることにも興味が出て来たんですね。その頃はまだヴォーカルグループをやるには至らなかったんですけど、専門学校卒業後にLUVandSOULのオーディションがあると聞いて。でもオーディションのことを知ったのは締め切りの二日前で(笑)。でもそれも運命かなって。事務所のポストに直接投函しました。その時も自分のデモを走って持って行きましたけど、そこから今までずっと走ってる感じがします。
──ではSATORUくん。
SATORU:僕は中学生くらいのときまでは歌が嫌いだったんですよね。僕が中学の頃ってカラオケが遊びとしても人気があって、人前で歌うのが苦手だったんです。で、どうやったら苦手じゃなくなるんだろうと思ったときに、練習してみんなの前で唄えるようになったら嫌いじゃなくなると思って、ラジカセの前で音楽を聴いて、ラジカセと一緒に歌っているうちに嫌いから大好きに変わって。高校の時、友達のお父さんがBabyfaceのアンプラグドのDVDを見せてくれたんですけど、K-CI & JOJOだったり、スティーヴィー・ワンダーがゲストで出ていたり、マーク・ネルソンがバックコーラスをやってたり、その時は誰なのかもわかってなかったんだけど、「なんてカッコいいんだ!」っていう衝撃を受けたんです。こんな音楽があるんだって、そこから色んなブラックミュージック、R&Bを聴くようになって。高校のときは色んな音楽を調べたり、聴くのが趣味になってたんです。
──プロを目指そうと思ったのは?
SATORU:高校卒業から23歳まで、僕は料理の仕事をしていたんですが、あるときイベントで歌ってほしいと言われて、人生初めてのライヴをやったんです。緊張はしていたけど、照明が当たってオーディエンスがいるっていう、その状態が最高に気持ち良くて。どうしても音楽を諦められない気持ちが沸き上がってきて。そこから音楽の専門学校に2年通いました。今考えると色々運命を感じることがあるんですけど、バーでやった初ライヴの時に歌ったのが、KIKURIくんが所属していたCOLORの曲だったり、専門学校の時に組んだ4人組コーラスグループのライヴで初めて歌ったのがオリジナルのLUVandSOULの「はじめてのチュウ」だったので。あと、高校のときに日本のヴォーカルグループで初めて買ったのはLUVsndSOULの「Love Letter」だったり。
KENTA:ホントに!? 初耳だよ。
KIKURI:俺もCOLORの歌を唄ってたなんて今初めて聞いた。
SATORU:自分から言うのは恥ずかしいじゃないですか(笑)。今までいろんなオーディションを受けてきましたが、LUVandSOULに決まったのは、LUVandSOULに入るためだったんだなって思いました。
──良い話でした。ではATSUくん。
ATSU:俺も最初はSATORUと同じく、歌が嫌いだったんですよ。その理由が、小学校のときに遠足のバスの中で1人1曲歌わなきゃいけなくて、みんなが歌謡曲を歌うなか、俺は「スイカの名産地」という曲を全力で歌って大爆笑されたというトラウマがあって。だからカラオケに行くのも嫌だったんですけど、あまりにも誘われるから、決心して行って唄ったら、「うまいね」って褒められたんです。勉強もスポーツもできるほうじゃないし、何か特技があったわけでもなかったけど、初めて人に歌で認めてもらえたことで、歌うことが楽しくなって。週4回もカラオケに行くようになっちゃって。
──プロを目指したきっかけは?
ATSU:音楽って想い出と隣り合わせじゃないですか。自分もそういうそういう音楽を生み出せる存在になりたいと思ったんです。LUVandSOULを知ったのは美容の専門学校に行ってるときだったんですけど、テレビ番組でLUVandSOULが結婚をテーマに曲を作るという企画をやっていて。「Promiss Ring」っていう曲だったんですけど、なんてカッコいいんだろうって。そこからずっとLUVandSOULの大ファンで、長年の夢が叶ってLUVandSOULに入ることができたんです。全部運命かなって思いますね。
──じゃあ、KIKURIくん。
KIKURI:俺はDAISUKEと近くて、母ちゃんが演歌が大好きで。しかも、すごく上手くて、よく地元の祭りでも歌ってたんです。そんな母ちゃんの背中を見て、真似もするようになって。演歌のコブシとか、そんなことを自然と学ぶようになりました。中学ではちょっとグレはじめたんですけど(笑)、カラオケに行けば「うまいね」って言われたりしてたんです。母ちゃんにも「プロになれば?」と言われたんですけど、その頃は遊んでるほうが楽しくて。EXILEのATSUSHIくんと出会ったのがきっかけでプロを目指そうと思ったんです。ATSUSHIくんは中学の先輩なんですけど、一緒にカラオケに行ったら、「お前歌うまいね。俺バンドやってるから、今度ライヴに出ない?」って出たのがきっかけなんです。俺にとってATSUSHIくんの影響ってすごくデカいんですけど、LUVandSOULもATSUSHIくんに紹介してもらって。最初にライヴに行ったときから虜なんです。まだATSUSHIくんもデビュー前で、「俺らもあんなヴォーカルグループ作りたいよね」って言ってたんですよ。その後、ATSUSHIくんはEXILEでデビューするんですけど、彼の活動が落ち着いた頃、「あの時に言ってたコーラスグループをやろうよ」って電話がかかってきて、COLORというグループを作って。
──2006年まで活動していましたよね。
KIKURI:はい。そこからソロ活動をしていたんですけど、KENTAくんから「LUVandSOULに入らない?」って連絡もらって。最初は冗談かと思ったんですけど、やっぱり俺も運命を感じましたね。自分がすごくよく聴いていて、ライヴも観に行ってたグループに今自分が加入しているっていうのはすごく不思議な感じです。いつ考えてもそんな気持ちになります。
KENTA:俺、今、話を聞いてて、涙が出てきそうになった。ありがたいなって。
──そんなKENTAくんのルーツは?
KENTA:俺の音楽の最初のきっかけは英語の先生なんです。ビリー・ジョエルの「HONESTY」を学校の教材で使ってて。音楽は大好きだったし、歌も好きだったけど、上手いとか下手とかわかんないのに、その曲を聴いて感動したんですよ。そこから、人に何か与えたい、自分と同じ気持ちを感じてもらいたいって思うようになって。俺は人が好きなんだけど、逆にすごく人が嫌いになることもあるんです。その好きな絶好調のときの声が好きなんですよ。こうやって素晴らしい人たちと出会えたわけなんですけど。きっとLUVandSOULという名前には良い人しか集まって来ないんです。俺のルーツはLUVandSOULなんです。そこに賛同して集まってくれる人はみんな素敵だと思いますね。
──皆さん、素敵なお話をありがとうございました。で、こうしてミニアルバム「SOULandLUV」も出来ましたね。
DAISUKE:メンバーが集まって最初に声を出したときはバラバラだったんですけど、そこから5人で集まって毎日毎日歌ってきたんです。ハーモニーって1日、2日でできるものではないし、半年経って、今ようやく5人の歌になってきたなぁと思うんです。そういう意味では、このアルバムを聴いてもらえれば、半年間、5人の声を合わせてここまで歩んだんだなぁということをわかってもらえると思います。この5人の最初の頃のライヴを見てくれている方は特に。歌は心って言いますけど、コーラスは特に心が大切なんです。5人が一つになっていないとハーモニーも生まれてこないから。それを日々感じながらやっているので、グルーヴも合って来ていますし、これからも成長していきたいですね。
──「はじめてのチュウ」もまた新メンバーでリニューアルして、大人っぽくなっていますね。
KENTA:トラックは一緒なんですけど、今回はコーラスをリアレンジして。コーラスを足して大人っぽくしました。KIKURIがブラックミュージック的な歌い方をするんで、いいスパイスになってます。
KIKURI:たまにブラックペッパーをかけて(笑)。
DAISUKE:「はじめてのチュウ」とか「New year's eve」のようにCDになっているものはレコーディングのときに緊張しましたね。正直、最初はどう歌ったらいいのかわかりませんでしたし。
SATORU:うん。「はじめてのチュウ」は、僕は専門学校時代に一度カバーもしている曲なんですよね。好きだった歌を自分がまさかLUVandSOULで歌うなんて。その分、緊張しましたし、僕も自分が歌うとなるとどうしたらいいか悩みました。5人の歌として仕上げるために自分はどうしたら良いのかという考えが生まれてから、少しずつ答えが出て来たんですけどね。とはいえ、まだまだ未熟な部分もあるんですけど。
ATSU:確かに自分がファンだっただけに、「はじめてのチュウ」と「New year's eve」は難しかったですよね。でも、今のLUVandSOULも、自分がメンバーでありながら、ファンになるくらい好きなので、素敵なものができたらいいなぁっていう気持ちで歌いましたけどね。
──曲によってもブラックテイストとJ-POPのニュアンスが絶妙な割合で。「Can't Stop Luvin' U」にはラップも入っていたりして。
KIKURI:歌は長年やってきてますけど、ラップは俺、初挑戦なんですよ。前のグループのときに歌ラップ的なことはやってたけど、今回は結構本格的だったので。最初は自分なりにやろうと思って、リリックもラップのメロも作ってったんですけど、ソッコー却下されて(笑)。でも、新しいことって楽しいから、どんどんやっているうちに楽しくなりました。自分の新しい扉が開いたような気がします。
KENTA:今作は歌詞とメロを聴かせたかったから、コーラスアレンジもすごいこだわってます。そうしたら、アレンジがものすごく大変で、人生のなかで、こんなに頑張った半年はないってくらい気合いが入ってますね。
DAISUKE:LUVandSOULって、オリジナルメンバーの4人がまずいて、その4人が歌って来たオリジナル曲やLUVandSOULの想いがあって、それを応援していた方、今も応援してくれる方がたくさんいらっしゃいますし、そのLUVandSOULという名前をこれから先も残していかなくちゃいけないと思います。今は僕ら5人がLUVandSOULなんですけど、LUVandSOULっていう名前はみんなの夢だと思うんです。応援してくれる方もそうですし、関わってくれてるスタッフの方の夢もあるし。このLUVandSOULという名前をこれからも残して行くために今、僕たち5人が集まっているんだと思います。
取材・文●大橋美貴子
『SOULandLUV』
TFCC-86362/\1,785(Taxin)
初回限定仕様:2面デジパック
*初回生産分終了次第、通常仕様になります。
【収録曲】
1.この星のどこかで
2.はじめてのチュウ
3.Can't Stop Luvin' U
4.BLUES ~時間を巻き戻すメロディー~
5.「そばにいるから」
6.New year's eve
7.この星のどこかで(Silent Mix)
8.「そばにいるから」(Silent Mix)
<LIVE&10000人 SHAKEHANDS TOUR 2011>
デビューを記念して、10/23 SHIBUYA-BOXX のライブを皮切りに12/21 SHIBUYA O-EASTまで皆さんと握手をしながら全国各地に歌を届けます!
10月23日(日)SHIBUYA‐BOXX
11月23日(水・祝)SHIBUYA‐BOXX
12月21日(水)SHIBUYA O-EAST
◆LUVandSOUL オフィシャルサイト
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