映画『ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』、プレミア上映が華々しく開催
10月2日午後4時(日本時間3日午前零時)、ロンドンのブリティッシュ・フィルム・インスティチュートにおいて、映画『ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』のプレミア上映が華々しく開催された。
◆ジョージ・ハリスン画像
レッド・カーペットには、監督のマーティン・スコセッシと今回製作をつとめたジョージの妻、オリヴィア・ハリスンと息子のダニー・ハリスンが登場。そして驚くべきはプレミアに集ったゲストセレブたちの豪華さだ。当然のようにポール・マッカートニーとリンゴ・スターの面々、そして亡きジョン・レノンの妻オノ・ヨーコとショーン・レノン。また、今回の映画の製作にあたって証言したインタビュー出演者も参加しており、ポール、リンゴ、オノ・ヨーコに加え、ジョージの最初の妻パティ・ボイド、ジョージと映画を製作したモンティ・パイソンのテリー・ギリアムとエリック・アイドルらも参加した。
音楽界での交流も多かったジョージ・ハリスンゆえに、英国のミュージシャンの来場者の顔ぶれも特別だった。ジェフ・ベック、ザ・ローリング・ストーンズからはロン・ウッドが、そしてビル・ワイマンも駆けつけた。更に、ピンク・フロイドのニック・メイソン、ノエル・ギャラガーも。ジョージと親交の深かった元F1レーサーのジャッキー・スチュアートや、オスカー受賞のベン・キングスレーやビリー・コノリー、ニール・イネス、マイケル・ペイリンといった俳優たちの姿もあった。
ジョージの生誕地リヴァプールにおいても、スコセッシ監督と妻オリヴィアのビデオ・メッセージを添えて本作がお披露目となった。
『ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』は、米国時間10月4日には、第49回ニューヨーク映画祭のメインスレート部門で上映となる。日本では、11月19日(土)~12月2日(金)の期間限定公開公開が決定している。公開中の11月29日は、ジョージの10回目となる命日だ。
映画『ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』
サウンド・イズ・ゴッド…インドで出会ったラヴィ・シャンカールのその声に誘われるようにして自ら音楽の伝道師となり、ザ・ビートルズのリード・ギタリストから、ユニバーサルな音楽世界へと飛躍していったジョージ・ハリスン。その生涯の足跡を、貴重な未公開映像と彼を取り巻く多くの仲間たちの膨大なインタビューによって辿りながら、彼が切り拓いた壮大な音楽世界とジョージ・ハリスンという実像を、巨匠マーティン・スコセッシ監督が慈愛にあふれる眼差しで見つめていく至福の音楽ドキュメンタリー映画。
1990年代、ザ・ビートルズの4人によって「ザ・ビートルズ・アンソロジー」のドキュメント映像が企画されていたとき、ジョージは密かに自らのアンソロジーを製作する夢を育んでいた。2001年、ジョージの死によってそれは叶わなくなったが、よき伴侶としてジョージを支えた妻のオリヴィアがその遺志を継ぐことになる。今回、彼女と共に製作を担当した映画プロデューサーのナイジェル・シンクレアと2人3脚で、2005年にプロジェクトを開始し、最終的に監督として白羽の矢を立てたのが、『ディパーテッド』で監督賞、作品賞をはじめ4部門でアカデミー賞を受賞したマーティン・スコセッシだった。
ザ・バンドの伝説的解散コンサートを追った『ラスト・ワルツ』、ブルース生誕100年を記念してその長く深い歴史を辿った7作シリーズ「ザ・ブルース・ムービー・プロジェクト」、ボブ・ディランのドキュメント『ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム』、そして古希を迎えてもなおロックンロール魂を持ち続け円熟の境地に達したザ・ローリング・ストーンズの滋味溢れるライブを撮った『ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト』と、スコセッシ監督に備わった類まれな音楽に対する深い造詣と卓越したセンスにより産まれたこれらの作品は、音楽ドキュメンタリーの名作として普遍的な高い評価を得ている。ザ・ビートルズ解散後に編んだジョージのアルバム『リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』をそのままタイトルにした本作はこれまでの作品からさらに深化し、スコセッシ監督の音楽観の集大成ともいえる作品に仕上がっており、ザ・ビートルズ、ジョージ・ハリスンという偉大な名とともに音楽ドキュメンタリーの金字塔として長く語り継がれていくことになるだろう。
本作は、子供時代から青春期、高校の先輩だったポールに誘われザ・ビートルズに加入し、ハンブルグのライブ・ステージから世界へと羽ばたき世界中の若者を熱狂させ虜にしていく様子、そしてラヴィ・シャンカールとの出会いを通してスピリチュアルな世界へ開眼していくまでを描く前半と、ザ・ビートルズ解散後、自分の人生を哲学的に究めていくプロセスや、ザ・ビートルズから解放されて奔流のようにジョージ流の音楽を紡ぎ出していく様子、志をともにしたミュージシャンたちとのコラボレーション、さらには音楽以外の芸術分野やF1レーサーとの交流を追い、家族の回想を織り交ぜながら多面的にジョージ・ハリスンの実像に迫っていく後半の2部構成から成る。編集を担当したのは、『ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト』でスコセッシ監督とコンビを組んだデヴィッド・テデスキ。豊富な映像資料と新たなインタビュー映像を駆使し、約3時間半に及ぶリリシズムに溢れる超大作に仕上げたその手腕は、瞠目に値する。
「ヒア・カムズ・ザ・サン」「マイ・スウィート・ロード」「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」等、ジョージ自作の全26曲からザ・ビートルズ時代の名曲、さらにはエリック・クラプトン、ボブ・ディラン、ロイ・オービソン等、幾多のミュージシャンとのコラボレーション曲まで、名曲の誕生秘話を紹介しながらジョージ・ハリスンの音楽世界のエッセンスを余すところなく網羅した挿入50曲以上を、クリアな迫力あるサウンドで聴けるのも本作の大きな魅力のひとつである。
今回の製作にあたり、新たにインタビュー収録をした出演者:アストリット・キルヒヘア、ダニー・ハリスン、エリック・クラプトン、エリック・アイドル、ジョージ・マーティン、ハリー・ハリスン、ジャッキー・スチュアート、ジェーン・バーキン、ジム・ケルトナー、ジョーン・テイラー、ケン・スコット、クラウス・フォアマン、ムクンダ・ゴスワミ、ニール・アスピノール、オリヴィア・ハリスン、パティ・ボイド、ポール・マッカートニー、ピーター・ハリスン、フィル・スペクター、レイ・クーパー、リンゴ・スター、テリー・ギリアム、トム・ぺティ、オノ・ヨーコ、
監督:マーティン・スコセッシ
出演:リンゴ・スター、エリック・クラプトン、ポール・マッカートニーほか豪華インタビュー者出演
配給:角川映画フィルムインク
http://www.gh-movie.jp
(C)2011 GROVE STREET PRODUCTIONS LIMITED.
11月19日(土)~12月2日(金) 期間限定公開
DVD&ブルーレイ 12/23(金)発売
Dave Hogan/ Getty Images
◆BARKS 映画チャンネル
◆BARKS洋楽チャンネル
◆ジョージ・ハリスン画像
レッド・カーペットには、監督のマーティン・スコセッシと今回製作をつとめたジョージの妻、オリヴィア・ハリスンと息子のダニー・ハリスンが登場。そして驚くべきはプレミアに集ったゲストセレブたちの豪華さだ。当然のようにポール・マッカートニーとリンゴ・スターの面々、そして亡きジョン・レノンの妻オノ・ヨーコとショーン・レノン。また、今回の映画の製作にあたって証言したインタビュー出演者も参加しており、ポール、リンゴ、オノ・ヨーコに加え、ジョージの最初の妻パティ・ボイド、ジョージと映画を製作したモンティ・パイソンのテリー・ギリアムとエリック・アイドルらも参加した。
音楽界での交流も多かったジョージ・ハリスンゆえに、英国のミュージシャンの来場者の顔ぶれも特別だった。ジェフ・ベック、ザ・ローリング・ストーンズからはロン・ウッドが、そしてビル・ワイマンも駆けつけた。更に、ピンク・フロイドのニック・メイソン、ノエル・ギャラガーも。ジョージと親交の深かった元F1レーサーのジャッキー・スチュアートや、オスカー受賞のベン・キングスレーやビリー・コノリー、ニール・イネス、マイケル・ペイリンといった俳優たちの姿もあった。
ジョージの生誕地リヴァプールにおいても、スコセッシ監督と妻オリヴィアのビデオ・メッセージを添えて本作がお披露目となった。
『ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』は、米国時間10月4日には、第49回ニューヨーク映画祭のメインスレート部門で上映となる。日本では、11月19日(土)~12月2日(金)の期間限定公開公開が決定している。公開中の11月29日は、ジョージの10回目となる命日だ。
映画『ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』
サウンド・イズ・ゴッド…インドで出会ったラヴィ・シャンカールのその声に誘われるようにして自ら音楽の伝道師となり、ザ・ビートルズのリード・ギタリストから、ユニバーサルな音楽世界へと飛躍していったジョージ・ハリスン。その生涯の足跡を、貴重な未公開映像と彼を取り巻く多くの仲間たちの膨大なインタビューによって辿りながら、彼が切り拓いた壮大な音楽世界とジョージ・ハリスンという実像を、巨匠マーティン・スコセッシ監督が慈愛にあふれる眼差しで見つめていく至福の音楽ドキュメンタリー映画。
1990年代、ザ・ビートルズの4人によって「ザ・ビートルズ・アンソロジー」のドキュメント映像が企画されていたとき、ジョージは密かに自らのアンソロジーを製作する夢を育んでいた。2001年、ジョージの死によってそれは叶わなくなったが、よき伴侶としてジョージを支えた妻のオリヴィアがその遺志を継ぐことになる。今回、彼女と共に製作を担当した映画プロデューサーのナイジェル・シンクレアと2人3脚で、2005年にプロジェクトを開始し、最終的に監督として白羽の矢を立てたのが、『ディパーテッド』で監督賞、作品賞をはじめ4部門でアカデミー賞を受賞したマーティン・スコセッシだった。
ザ・バンドの伝説的解散コンサートを追った『ラスト・ワルツ』、ブルース生誕100年を記念してその長く深い歴史を辿った7作シリーズ「ザ・ブルース・ムービー・プロジェクト」、ボブ・ディランのドキュメント『ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム』、そして古希を迎えてもなおロックンロール魂を持ち続け円熟の境地に達したザ・ローリング・ストーンズの滋味溢れるライブを撮った『ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト』と、スコセッシ監督に備わった類まれな音楽に対する深い造詣と卓越したセンスにより産まれたこれらの作品は、音楽ドキュメンタリーの名作として普遍的な高い評価を得ている。ザ・ビートルズ解散後に編んだジョージのアルバム『リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』をそのままタイトルにした本作はこれまでの作品からさらに深化し、スコセッシ監督の音楽観の集大成ともいえる作品に仕上がっており、ザ・ビートルズ、ジョージ・ハリスンという偉大な名とともに音楽ドキュメンタリーの金字塔として長く語り継がれていくことになるだろう。
本作は、子供時代から青春期、高校の先輩だったポールに誘われザ・ビートルズに加入し、ハンブルグのライブ・ステージから世界へと羽ばたき世界中の若者を熱狂させ虜にしていく様子、そしてラヴィ・シャンカールとの出会いを通してスピリチュアルな世界へ開眼していくまでを描く前半と、ザ・ビートルズ解散後、自分の人生を哲学的に究めていくプロセスや、ザ・ビートルズから解放されて奔流のようにジョージ流の音楽を紡ぎ出していく様子、志をともにしたミュージシャンたちとのコラボレーション、さらには音楽以外の芸術分野やF1レーサーとの交流を追い、家族の回想を織り交ぜながら多面的にジョージ・ハリスンの実像に迫っていく後半の2部構成から成る。編集を担当したのは、『ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト』でスコセッシ監督とコンビを組んだデヴィッド・テデスキ。豊富な映像資料と新たなインタビュー映像を駆使し、約3時間半に及ぶリリシズムに溢れる超大作に仕上げたその手腕は、瞠目に値する。
「ヒア・カムズ・ザ・サン」「マイ・スウィート・ロード」「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」等、ジョージ自作の全26曲からザ・ビートルズ時代の名曲、さらにはエリック・クラプトン、ボブ・ディラン、ロイ・オービソン等、幾多のミュージシャンとのコラボレーション曲まで、名曲の誕生秘話を紹介しながらジョージ・ハリスンの音楽世界のエッセンスを余すところなく網羅した挿入50曲以上を、クリアな迫力あるサウンドで聴けるのも本作の大きな魅力のひとつである。
今回の製作にあたり、新たにインタビュー収録をした出演者:アストリット・キルヒヘア、ダニー・ハリスン、エリック・クラプトン、エリック・アイドル、ジョージ・マーティン、ハリー・ハリスン、ジャッキー・スチュアート、ジェーン・バーキン、ジム・ケルトナー、ジョーン・テイラー、ケン・スコット、クラウス・フォアマン、ムクンダ・ゴスワミ、ニール・アスピノール、オリヴィア・ハリスン、パティ・ボイド、ポール・マッカートニー、ピーター・ハリスン、フィル・スペクター、レイ・クーパー、リンゴ・スター、テリー・ギリアム、トム・ぺティ、オノ・ヨーコ、
監督:マーティン・スコセッシ
出演:リンゴ・スター、エリック・クラプトン、ポール・マッカートニーほか豪華インタビュー者出演
配給:角川映画フィルムインク
http://www.gh-movie.jp
(C)2011 GROVE STREET PRODUCTIONS LIMITED.
11月19日(土)~12月2日(金) 期間限定公開
DVD&ブルーレイ 12/23(金)発売
Dave Hogan/ Getty Images
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