スティール・マグノリア、男性シンガーがリハビリ施設に入所
カントリー界の男女デュオ、スティール・マグノリアのジョシュア・スコット・ジョーンズ(31)が、アルコールと薬物過剰摂取を克服するためにリハビリ施設に入ったことが明らかになった。
これは9/29(木)の午後にジョーンズ本人がバンドのウェブ・サイトで公表したもので、「神のご指示により、皆さんに事実を公表することにしました。このたび僕はアルコールと薬物乱用を克服するために、リハビリ施設に入所しました」とファンに向けて書き記している。
このニュースに先立ち、ジョーンズのガール・フレンドでデュオの片割れでもあるメーガン・リンゼーは9/23、理由を明確にすることなく、ジョーンズがパフォーマンスできない状態のため複数のショーをキャンセルするとアナウンスしていた。しかし10/2(日)に予定されている公演からは、メーガンが1人でパフォーマンスすることになったもようだ。
スティール・マグノリアは今年の始めにアルバム『スティール・マグノリア』でデビューを飾り、11月に発表されるカントリー・ミュージック・アワードで“年間最優秀ヴォーカル・デュオ”にノミネートされている。
シンガーとしての成功を夢見て、それぞれイリノイ州とルイジアナ州からカントリーの都ナッシュヴィルへとやって来たジョーンズとリンゼーは、街のカラオケ・バー“PRINCE ALLEY”で出会った。そして2009年、カントリー専門のケーブルTV局CMTのオーディション番組『CAN YOU DUET』に出演するためにデュオを結成し、みごと栄冠を勝ち取ってBIG MACHINE RECORDSと契約を交わした。
ナッシュヴィルでは男女のデュオは珍しい存在であり、しかも彼らの場合はR&Bテイストのハーモニーを融合させるというユニークなスタイルだったこともあり、すぐに注目を集めることとなった。その結果、第1弾シングル「キープ・オン・ラヴィン・ユー」はビルボードのカントリー・シングル・チャートで最高位4位を記録し、デビュー・アルバムはすべてのジャンルを網羅した全米アルバム・チャートで初登場7位、カントリー・アルバム・チャートでは初登場3位という好成績を収めている。
そんな躍進ぶりを見せる期待の2人だったが、ジョーンズがいつ治療を終えてステージに復帰するのか、そしてリンゼーが何公演を1人でこなすことになるのか、現段階では未だ明らかになっていない。
◆ニュース提供:ビルボード
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