「実は怪我してた。」「撮影中、オカマに……。」AAAの日高光啓、宇野実彩子、末吉秀太が『#AAABEST』で3年半を振り返る

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9月14日、ニコニコ生放送で配信された『AAA日高光啓の「生でSKY!?-Hi そうですかい。」~#AAABESTリリース記念SP~』に、AAAから宇野実彩子と末吉秀太がゲスト出演し、ベストアルバム『#AAABEST』収録曲全12曲(ボーナストラック除く)をもとに、活動を振り返った。

◆日高光啓、宇野実彩子、末吉秀太 画像@2011.09.14 AAA日高光啓の「生でSKY!?-Hi そうですかい。」

「BEYOND~カラダノカナタ」以降、約3年半のあいだにリリースされたシングルのタイトル曲を網羅したベストアルバム『#AAABEST』をデビュー記念日の9月14日にリリースしたAAA。本作を受けて、この日は朝から日本テレビの『スッキリ!!』『PON!』『ヒルナンデス!』などの番組に出演していた。

そして、18時30分から都内某所で行なわれた「生でSKY!?-Hi そうですかい。」の生放送。多忙を極めていた3人がスタジオ入りしたのは、放送開始予定時刻直前。もちろんあらかじめ番組の打ち合わせは済ましていたようだが、3人は席についてすぐ番組をスタートさせる(驚くことに、ピンマイクをつけて音量調整を行なったのち、イスに座って15秒後には、スタジオからの映像が配信されていた)。とはいえ、そこは6年にわたって苦楽をともにして築き上げたAAAの絆を存分に発揮したというべきか、「ゲストは、AAAの末吉秀太 君と、“うのみ さこ”ちゃんです!」と、冒頭からユルさを全開(“さこちゃん” については、SKY-HIのオフィシャルブログ、9月12日のエントリー「FLOATIN' LAB vol.1 Inside My Mind後記」を参照)。そんな普段以上に自然体なメンバーの姿や、台本を両手に持って棒読みしたり、大げさな芝居をはさみながら番組を展開し始めるというフリーダムな放送に、ファンは弾幕と化したコメントで大喝采を送った。

番組では、『#AAABEST』収録曲12曲を曲順で3曲ずつにわけて、ミュージックビデオを観ながらエピソードを紹介する。「BEYOND~カラダノカナタ~」「MUSIC!!!」「旅ダチノウタ」で話題になったのは、みんなそれぞれ何カ所か今と違うポイントがあるのに、「にっしーだけは変わらない。」という事実。髪型や衣装、スタイル、頭のてっぺんからつま先に至るまで、自らのスタイルを守り抜く西島隆弘のストイックな一面が、メンバーによってあらためて明らかになった。

アップテンポなダンスナンバーが続いた「Break Down」「Hide-away」「Heart and Soul」では、メンバーの中でも高いダンススキルを備える末吉秀太が、「『Heart and Soul』は踊っていても楽しいし、歌っていても楽しい。AAAの中で一番好きな曲かな。」と、笑顔で紹介。さらに『Break Down』のミュージックビデオ撮影の時に、日高は「実は腰を怪我していて、すっごい腰が痛かった。」という映像からは決して伝わってこない苦労話や、「あの時、男メンバーは初めてアイメイクをして、僕と秀太は「~なのよ」って語尾につけながら撮影に挑んだ。」といった、本人たちにとって懐かしい“オカマ変身エピソード”を披露。また、2011年にリリースされた「ダイジナコト」「No cry No more」、そして最新曲「CALL」については「今のAAAが詰まっている3曲。」とまとめた。

そしてファンが最も気になったであろう、「PARADISE」のミュージックビデオにまつわるエピソード。「絶対話せないんですけどね。いろいろ伝説があるんですよ。10年後に話しても笑えるだろうけど。」と、メンバーだけが知っている秘密は、とうとう最後まで語られることはなかった。ただ、トークの中で「10年後に話しても笑える」とあったとおり、10年後、つまり、デビュー16周年を迎える2021年のAAAで明らかにされる……ことに期待したいところだ。

番組ではこのほか、「AAAにみんなでつっこめ!」のコーナーや、宇野ちゃんがアクロバティックなポーズで、そして秀太がキュートなダンスでAAAグッズ紹介コーナーを実施。さらに、緊急ニュースとして、ベストアルバム『#AAABEST』が初日のオリコンデイリーランキングで1位を獲得したことが発表されると、画面には再び視聴者からの膨大な「888888888」のお祝いコメントと、それに紛れて「335(実彩子)」の文字が右から左へと流れていった。

「結構、ふわっとザックリしてるんですね。私、カメラの前でこんな格好(といって両足を上げる)したの初めてですよ。」── 宇野実彩子

「自由すぎて楽しかった。俺もカメラの前でケツ振ったの初めてですよ。」── 末吉秀太

番組ラストに、『AAA日高光啓の「生でSKY!?-Hi そうですかい。」』に初出演した感想を語った宇野ちゃんと秀太。爆笑したり膨れてみたりしながらも、番組がファンとつながっていることを実感したふたり(と、ホストの日高)は、スタジオからの映像が終了してもコメントを書き込んで、放送時間の最後の最後まで積極的にファンと交流をはかっていた。

ところでこの日の放送は、諸般の事情があり、19時30分番組終了厳守で行なわれた。いつものように時間延長ができないとあって、番組ホストの日高は相当なプレッシャーを感じていたはず。その証拠に、番組中に「押したい(延長したい)」と何度も口にしていた日高は、番組配信がすべて終了すると、イスの背もたれに身体を預けて、「カロリー使った……。」と、一言つぶやいた。

AAAメンバー3人によるフリースタイルな番組に見えつつ、結果的に、番組は滞りなく決められた時間通りに進行し、終了した。これは、「こいつはフリースタイルがメチャメチャ上手い。」と、m.o.v.eのmotsuも絶賛するSKY-HI=日高光啓が、この日、リリックの代わりに各コーナーの時間配分を(いつも以上にシビアに、そして時に即興的に)組み立てていたからにほかならない。実際、トークの内容によってはもっと話を膨らませたいところもあったように見受けられたが、それでもこの日の日高は、自分に課せられた番組ホストとしての役割を忠実に遂行した。

カメラには映ることのない、生放送の現場にいたからこそ感じることができたことのひとつとして、そんな日高光啓の姿を最後に記しておきたい。

来場者数は1万6903人、総コメント数は11万1663件に達した『AAA日高光啓の「生でSKY!?-Hi そうですかい。」~#AAABESTリリース記念SP~』は、現在、ニコニコ動画のプレミアム会員ならばタイムシフト予約なくアーカイブを視聴することが可能だ。

text and photo by ytsuji a.k.a 編集部(つ)
◆AAA日高光啓の「生でSKY!?-Hi そうですかい。」アーカイブ(ニコニコ生放送)
◆AAA オフィシャルサイト
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