ビーディ・アイ、再び日の丸をバックに熱唱

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<サマーソニック2011>スぺシャル・ゲスト参加に続き、ビーディ・アイの初の単独来日公演が9月5日のZEPP TOKYO公演からスタートとなった。

◆ビーディ・アイ画像

今回のツアーは東京(3公演)・名古屋(1公演)・大阪(1公演)の計5公演で、全ての公演の会場がZEPPという、スーパー・バンドとしては考えられない小規模な会場での超スペシャルなツアーとなっており、当然ながらチケットは発売と同時に即完売となっていた。オアシスがデビュー間もない頃に行い伝説となっているライヴハウスでのツアーも1994年の初来日&95年再来日のみで、リアムが日本でこのように小規模な会場でライヴを行うのは16年ぶりという。まさに「オアシスの初来日を再現」したかのような至近距離でのライヴとあって、会場はメンバーが登場する前から凄まじい熱気に包まれていた。

ライヴは日の丸をバックに日本支援チャリティー・ソングであるビートルズの名曲「アクロス・ザ・ユニバース」からスタート。この曲は、4月3日(日)にロンドンの「ブリクストン・アカデミー」にてビーディ・アイ主催で開催された日本震災チャリティー・イベント「ジャパン・ディザスター・ベネフィット」で初披露されて以来、今回が2度目のパフォーマンスとなる。「あの時以来演奏していないけど、東日本大震災からちょうど半年を迎える今だからこそ、ここ日本で演奏する価値がある」と、実はライヴ前に入念なサウンドチェックを行っていた。この曲のイントロが始まったとたんオーディエンスからも大歓声が巻き起こり、そのまま大合唱へとなだれ込んだ。

その後間髪いれずに、『ディファレント・ギア、スティル・スピーディング』の冒頭を飾る「フォー・レター・ワード」へ突入、日本では未発表曲となる「トゥー・オブ・ア・カインド」「マン・オブ・ミザリー」などレアなトラックを織り交ぜながら、代表曲「ザ・ローラー」「ブリング・ザ・ライト」「ザ・ビート・ゴーズ・オン」で会場はますますヒートアップ。途中オーディエンスからの「アイ・ラブ・ユー!」という歓声にリアムが「アイ・ラブ・ユー、トゥー!」と答えたり、アンコールでは「日本にまた帰ってこれて嬉しい」と、リアムが日本語で「アリガトウ」と語り、さらに最前列のオーディエンスと積極的に握手を交わすなど、まさにクラブ・ツアーならではのハプニングの連続に満員2700人のオーディエンスはまさしく熱狂。全17曲約1時間10分の圧巻のパフォーマンスに大興奮のまま幕を下ろした。

初来日公演を記念して発売された『ディファレント・ギア、スティル・スピーディング 来日記念限定盤』は、2011年3月に行われたビーディ・アイ世界初ツアーからパリ公演のオフィシャル・ライヴ映像(約52分)をフル収録し世界初商品化された、日本でしか手に入らない激レアな完全生産限定盤である。東日本大震災直後となった3/13のパリ公演は、リアムが初めて「キル・フォー・ア・ドリーム」を日本へ捧げたライヴでもあり、感慨深いものだ。日本支援チャリティー・ソング「アクロス・ザ・ユニバース」は、9/30までの期間限定でデジタル配信されており、PC&モバイルともに収益は全て寄付される。まだチェックされていない方は、お見逃しなく。

Photo by Mitch Ikeda

<BEADY EYE Japan tour 2011>
2011年9月5日(月)@ZEPP TOKYKO
1.Across The Universe
2.Four Letter Word
3.Beatles And Stones
4.Millionaire
5.Two Of A Kind
6.For Anyone
7.The Roller
8.Wind Up Dream
9.Bring The Light
10.Standing On The Edge Of The Noise
11.Kill For A Dream
12.The Beat Goes On
13.Three Ring Circus
14.Man Of Misery
15.Morning Sun
-encore-
16.Wigwam
17.Sons Of The Stage

<ビーディ・アイ・ジャパン・ツアー>
9/5(月)ZEPP東京  =SOLD OUT!=
9/6(火)ZEPP名古屋 =SOLD OUT!=
9/8(木)ZEPP大阪 =SOLD OUT!=
9/11(日)ZEPP東京 =SOLD OUT!=
9/12(月)ZEPP東京 =SOLD OUT!=
【問】スマッシュ 03-3444-6751
http://smash-jpn.com

◆ビーディ・アイ・オフィシャルサイト
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