ネオン・インディアン、新作『エラ・エクストラーニャ』インタビュー到着
ウォッシュト・アウトと双璧をなすチルウェイヴ・シーンのパイオニア、ネオン・インディアンのオフィシャル・ショートインタビューが到着したのでお届けしよう。
◆ネオン・インディアン画像
──ミックス・エンジニア、デイヴ・フリッドマンについて。
「デイヴ・フリッドマンとの作業は最高だったよ。とても面白かった。両者にとって色々と学べるチャンスだったんだ。彼にとっては、完全なエレクトロニックのレコードを手掛ける初めての経験になったし、僕にとっては初めてスタジオでのレコーディングが経験できた。だから、お互いにとってすごくよかったんだ。今まではスタジオで作業したことがなかったけど、今回は彼のスタジオを使うことができたので、サウンドを囲むちょっとした空間をとれる可能性が大きく広がったんだ。自分が面白いと思うレコードは、そういう空間でレコーディングされたものばかりだからね。スタジオを使うっていうアイデアによって、自分が創り出したかったものを作ることができたよ。彼を起用したのは、僕が初めて友達からもらったミックスCDの最初の曲がマーキュリー・レヴ『Deserter's Songs』の「Holes」だったんだ」
──アートワークについて
「アートワークは、Girlsなんかも手がけているFocus Creepsとのコラボレーションなんだ。頭の中に、人間じゃない何かを隠すかの様にカメラからさっと自分の顔を動かす女の子のイメージがあったから、それを形にしてみたんだ。過去の遺物を見てるような感覚を表現してるんだよ。Focus Creepsとのコラボは最高だったよ。前にもミュージック・ビデオで共演したことがあったから、彼が素晴らしいことも知ってたしね。今回も彼には感謝してるよ」
──フレーミング・リップスについて
「フレーミング・リップスには1年前に会ったんだ。ツアー中にね。Wayne Coyneがライヴでポートランドに来た時だったかな。その時に知り合いになったんだよ。で、いつか一緒に何かやろうってことで連絡先を交換したんだ。で、このアルバムのためにデイヴ・フリッドマンのスタジオで機材の作業をしてたら、彼らがレコーディングのためにやって来たんだ。で、せっかく一緒にスタジオにいるんだから何かやってみようぜ、って話になって、コラボが実現したんだよ。あれにはインスパイアされたね。すごくサイケデリックで、プロダクションがライヴみたいだった。それぞれが違うことをやって合わせてどうなるかを見るって感じ。それぞれ勝手に音を出してるように見えて、3時間後にはそれが曲になった。すごいよね」
──チルウェイヴ・シーンについて
「色々とメディアから言われるまでは、ウォッシュト・アウトや僕がチルウェイヴ世代と呼ばれているなんて知らなかったくらいなんだよ(笑)。でもそれは一利あると思う。2008年とか2009年って、従来の音楽カルチャーが崩れた時だったよね。パンクロックがラップトップで作られる様になったんだからね。ギターやアンプの代わりに、曲作りをインターネットで学ぶ人たちがでてきたわけだよね。でもそういう人たちは、ダンスミュージックの前に聴いていた音楽の感性も持ってるだろ? マイ・ブラッディ・ヴァレンタインとか、他のシューゲイズ・バンドとか、そういったインディ・ロック・カルチャーの感性。それをシンセ・ポップで表現してるのが僕らなんじゃないかな。個人的にはニュー・オーダーから受けた影響が大きい。彼らの「Bizarre Love Triangle」は、自分の生涯のお気に入りソングだよ」
最後の質問として、お気に入りのシンセサイザー・アルバムを挙げてもらうと、イエロー・マジック・オーケストラ『Solid State Survivor』、ボーズ・オブ・カナダ『Music Has The Right To Children』、ビル・ネルソン『Sounding The Ritual Echo』という答えが返ってきた。
http://tower.jp/article/feature_item/81721
◆ネオン・インディアン・オフィシャルサイト
◆BARKS洋楽チャンネル
◆ネオン・インディアン画像
──ミックス・エンジニア、デイヴ・フリッドマンについて。
「デイヴ・フリッドマンとの作業は最高だったよ。とても面白かった。両者にとって色々と学べるチャンスだったんだ。彼にとっては、完全なエレクトロニックのレコードを手掛ける初めての経験になったし、僕にとっては初めてスタジオでのレコーディングが経験できた。だから、お互いにとってすごくよかったんだ。今まではスタジオで作業したことがなかったけど、今回は彼のスタジオを使うことができたので、サウンドを囲むちょっとした空間をとれる可能性が大きく広がったんだ。自分が面白いと思うレコードは、そういう空間でレコーディングされたものばかりだからね。スタジオを使うっていうアイデアによって、自分が創り出したかったものを作ることができたよ。彼を起用したのは、僕が初めて友達からもらったミックスCDの最初の曲がマーキュリー・レヴ『Deserter's Songs』の「Holes」だったんだ」
──アートワークについて
「アートワークは、Girlsなんかも手がけているFocus Creepsとのコラボレーションなんだ。頭の中に、人間じゃない何かを隠すかの様にカメラからさっと自分の顔を動かす女の子のイメージがあったから、それを形にしてみたんだ。過去の遺物を見てるような感覚を表現してるんだよ。Focus Creepsとのコラボは最高だったよ。前にもミュージック・ビデオで共演したことがあったから、彼が素晴らしいことも知ってたしね。今回も彼には感謝してるよ」
──フレーミング・リップスについて
「フレーミング・リップスには1年前に会ったんだ。ツアー中にね。Wayne Coyneがライヴでポートランドに来た時だったかな。その時に知り合いになったんだよ。で、いつか一緒に何かやろうってことで連絡先を交換したんだ。で、このアルバムのためにデイヴ・フリッドマンのスタジオで機材の作業をしてたら、彼らがレコーディングのためにやって来たんだ。で、せっかく一緒にスタジオにいるんだから何かやってみようぜ、って話になって、コラボが実現したんだよ。あれにはインスパイアされたね。すごくサイケデリックで、プロダクションがライヴみたいだった。それぞれが違うことをやって合わせてどうなるかを見るって感じ。それぞれ勝手に音を出してるように見えて、3時間後にはそれが曲になった。すごいよね」
──チルウェイヴ・シーンについて
「色々とメディアから言われるまでは、ウォッシュト・アウトや僕がチルウェイヴ世代と呼ばれているなんて知らなかったくらいなんだよ(笑)。でもそれは一利あると思う。2008年とか2009年って、従来の音楽カルチャーが崩れた時だったよね。パンクロックがラップトップで作られる様になったんだからね。ギターやアンプの代わりに、曲作りをインターネットで学ぶ人たちがでてきたわけだよね。でもそういう人たちは、ダンスミュージックの前に聴いていた音楽の感性も持ってるだろ? マイ・ブラッディ・ヴァレンタインとか、他のシューゲイズ・バンドとか、そういったインディ・ロック・カルチャーの感性。それをシンセ・ポップで表現してるのが僕らなんじゃないかな。個人的にはニュー・オーダーから受けた影響が大きい。彼らの「Bizarre Love Triangle」は、自分の生涯のお気に入りソングだよ」
最後の質問として、お気に入りのシンセサイザー・アルバムを挙げてもらうと、イエロー・マジック・オーケストラ『Solid State Survivor』、ボーズ・オブ・カナダ『Music Has The Right To Children』、ビル・ネルソン『Sounding The Ritual Echo』という答えが返ってきた。
9月6日(火)からは、タワーレコードにて「NEON INDIAN×WASHED OUTチルウェイヴ・キャンペーン」がスタートとなる。9月7日発売のセカンド・アルバム『エラ・エクストラーニャ』の発売を記念して行なわれるもので、対象商品を購入の方に先着で両面B2ポスター(片面:NEON INDIAN 片面:WASHED OUT)がプレゼントされるというものだ。オンライン除くタワーレコード全店にて、ネオン・インディアン『Era Extrana』(9/7発売/YRCG-90063/日本盤)あるいはウォッシュト・アウト『WITHIN and WITHOUT』(発売中/YRCG-90060/日本盤)が対象作品となる。
http://tower.jp/article/feature_item/81721
◆ネオン・インディアン・オフィシャルサイト
◆BARKS洋楽チャンネル