中島卓偉、男限定ライブでロックンロールを継承

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8月28日、中島卓偉がデビュー12年にして初めて男子限定ライブ<中島卓偉【男子限定GIG】Real Hot Bollocks! 俺達だけのCherry喪失Night!>を行なった。

◆中島卓偉画像

男だけでライヴがやれるという事実、男が支えるアーティストというまぎれもなき事実を貫くために、女性スタッフでさえ入れないという徹底を強いた1日だった。本人の日記や、オーディエンスのレポには、その熱さ、感動のライブがネット上で熱を放っている状況だ。

下記に、中島卓偉本人のブログに書かれた書き込みを抜粋したい。魂が震えるというのはどういうことなのか、その想いが伝わってくることだろう。

11月2日には新曲「3号線」がリリースとなる。福岡を貫く国道3号線を舞台に、母と離ればなれになった幼き兄弟の曲だ。離婚により父と一緒に暮らす兄弟のもとに、父に気付かれないように逢いに来てくれる優しい母親。「危ないから絶対に渡っちゃダメ!」と厳格な父から言われていた幹線道路「3号線」。「次はいつ会えるの?」バスで帰っていく母親を見送る兄弟の最後の地点も「3号線」だった。

今回の新曲「3号線」は、中島卓偉の幼い頃の体験を赤裸々に綴ったリアルストーリーだ。ドラムとストリングス以外、全ての楽器を卓偉一人で演奏した意欲作でもある。

ほとばしる才能を胸に、ミュージシャンズミュージシャン中島卓偉は、まだ見ぬ高みに登り続けるのだ。

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中島卓偉オフィシャルブログより抜粋

8月30日

ツアーラストというよりは、新たな始まりを意味する男子限定GIG、その名も「Real Hot Bollocks!俺達だけのCherry喪失Night!」
今日は最後のツアー日記、長く熱く語ります!

本当に本当にマジでマジで最高なライブでした。生きてて良かった。今まで頑張って来て良かった。諦めないで続けて来て良かった。歌い続けて来て良かった。ロックをやってて良かった。パンクが好きで良かった。ロックンロールに人生を捧げてて良かった。
何より、男で生まれて良かった。

そしてロフトに来てくれた野郎全員と出会えて本当に良かった。嬉しかった。
感動しました。もうなんと言ったらいいやら。

何から書こうか迷うくらいとにかくいろんな奇跡が起き、マジックが起き、夢のような空間でした。

まずメンバー全員黒一色で、ドラマーのゆうやんは叩きづらいと言う事で繋ぎ一発。フロント三人はシングルのライダースでブラックスリムデニムで統一。

オープニングSEはロッキーのテーマ。この曲のテンポに合わせた全員の「兄貴コール」これがまずリズムに合わずつんのめっていた時点で、どんだけこいつらテンション上がってんだ?(笑)とステージ袖で我々も一気にヒートアップ。

いざ始まってみると即座にダイブとモッシュの嵐でした。

俺は冷静に思いました。普段は女の子がいるだけにダイブする事を相当おさえてくれてるんだなと。こいつらめっちゃいい奴らやないかと。

確かに男と女では力の差もありますし、怪我人が出ては絶対にいけない。だから普段のライブはモッシュはあってもダイブは遠慮してくれよとインフォメーションして早10年近く。

しかしダイブOKにした途端にこの嵐、男だけの本来のライブの在り方がそこにありました。
スタッフがダイブをキャッチして流して行く作業も本当に大変だったと思いますが、みんながロックライブのルールを知って望んでくれていたのをステージからも把握出来て、本当に嬉しかったし、さすが野郎だと思わされました。
受け止め方、受け入れ方、歓声や拍手のタイミング、レスポンスの速さ、大合唱、フロアのルール、そしてマナー、言わせて下さい。
お前ら完璧だったよ。

そこにまず痛く感動しました。自分だけの考え方や楽しみ方じゃなく、全員という、俺達というスタンスでいてくれた事、本当に伝わって来たよ。

カバーコーナーの大合唱、一生忘れません。

3号線を歌った後MCで語ったあの曲に対する俺の傷。
再会を歌う前に語った俺の弱さ。

I’M GETTIN’BLUEを歌う前に語った、武道館でもカバーを継承していくという約束。

そして絶対に夢を諦めないで頑張ろうぜと伝えた俺の想い。
ずっと胸にしまっておいて下さい。あんな事女の子がいたら言えねえよやっぱり。

男にしかわからない話があるよな。男にしかわかってもらえん夢があるよな。男同士じゃなきゃわかりあえない話があるよな。女子が聞いたら毛嫌いされるような事に俺達命懸けてたりするよな。
絶対に俺達は夢を叶えなきゃいけない。絶対に夢を諦めちゃいけない。誰になんと言われても、それで女にフラれても。俺達はどこまで行っても少年であり、男だから。
打ち上げCherry会で一人一人と握手&バグ、そして会話を交わした時に、俺に直接伝えてくれた言葉、想い、一生忘れません。

野郎からの手紙、差し入れ、バンドやってると言って渡してくれたCD、仕事で作ってると言って渡してくれたプレゼント。おまえの名刺。すべて本当に嬉しかった。最後まさかのとんぼの大合唱(笑)そして一本締め。感動した。

男に支持されて出来た男子限定ライブ、自信につながったよ。俺にとって野郎の想いと夢は俺にとっても夢です。

またやらねえか?また野郎だけでライブをやらねえか?しかもコンスタントに。世界で一番野郎ライブをやったミュージシャンになりてえよ。
野郎ライブの時だけダイブぶちかましてかまわないから。もちろん普段のライブは女の子に譲ってあげてほしい。女の子に優しいお前らでいてほしい。

でも今回のこのライブは俺達だけのご褒美だと思ったよ。
あのノリを、あのレスポンスを、ロックを知ってるお前らが率先して、これからもライブで伝えて行ってくれないか?
3号線のアウトロ、ストーンローゼスやオアシスのライブかと思ったよ。
BABY’GO FOR ITのあのモッシュ&ダイブの光景、10代の頃に川崎クラブチッタで見たGBHのライブみたいだったよ。

また野郎だけの時にあれやろうや。
最高だった。そしてこれからもよろしく。また会おうぜ。秋のツアーは彼女連れて来いよ。
ありがとう。この感謝伝えきれません。
秋のツアーでお会いしましょう。

そして最後に、
この先も野郎達を始め、俺を支持してくれる人達と繋がって行く為に、ロックンロールを継承して行く為に、男中島卓偉。

Twitter。今後も地味に続けさせていただく事にしました…。


2011年8月30日 男中島(ファン想い)卓偉

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◆中島卓偉オフィシャルブログ
◆中島卓偉Twitter
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