ザ・ゲーム『R.E.D.アルバム』について語る著作を出版
待望の4thスタジオ・アルバムをリリースしたばかりのLAのラッパー、ゲームが初めての本を出す。『ザ・メーキング・オブ・ゲームズR.E.D.アルバム』(ほとんどのデジタル・フォーマットと今後はペーパーバックでも入手可能)と名付けられた本は、レコーディング・スタジオのセッションや2年近く遅れたあとリリースに至るまでの経過について焦点が当てられている。
「どのようにしてオレの新しいアルバムが出来上がっていったのかを、作り手の立場からファンに見せてやりたかったんだ」とグラミーにもノミネートされたことのあるラッパーはプレス・リリースで述べている。「これはオレ自身の言葉で描かれた物語だ。この本は。オレがどのようにビートを手に入れたかとか、何が歌詞のインスピレーションになったかとか、アルバムがどのようにまとめられたかとかいう音楽の裏話を知ることのできる唯一の場所だ」
本は過去にジェイZなどのアーティストを手がけてきた有名なヒップホップ・ジャーナリストのソレン・ベーカーとの共著になっている。
レコードの物語は実際非常に複雑なものだ。2009年後半以来『ザ・R.E.D.アルバム』は何度も発売日が変更され、無数の有名プロデューサーやコラボレーターが出たり入ったりしていた。ドクター・ドレとの仕事についてや、ギャングの暴力にオマージュを捧げたとされて広く放送禁止にされた話題のリード・シングル「レッド・ネーション」についてなどの興味深いトピックが満載だ。
過去にラッパーによって書かれた本にはたくさんの成功例がある(ジェイZの『デコーデッド』やラザの『ザ・タオ・オブ・ウー』)が、新しいレコードをペーパーバックでプロモートしようというゲームのやり方はかなり新しい。執筆のみならず、ゲームは俳優業(『ウエスト・ディープ』、『ストリート・キングス』)や自分のスピーカーをプロモートする小売業にも手を染めている。
◆ニュース提供:ビルボード
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