台湾の音楽フェスティバル<東海岸音楽季>、大盛況

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8月19日~21日の3日間、台湾の中腹に位置する台東縣の加路蘭遊憩区という海沿いの公園で、音楽フェスティバル<東海岸音楽季>が、原住民文化の普及と台東縣の観光推進を目的に開催された。

◆<東海岸音楽季>画像

台東出身のミュージシャンで構成された<東海岸音楽季>フェスティバルは、原住民文化の伝承を目的とし、5年目を迎える2011年は、ヒット曲を生み出す歌手が最も多い台東出身のアーティストが里帰りする一大イベントとして注目された。

「原郷之夜」と題された一日目は、<サマーソニック2011>にも出演したMATZKAや、アトランタオリンピックで世界中から注目を集めた郭英男と同じ部族で、台湾のグラミー賞にあたる金曲奨を受賞し話題を呼んでいるSumingや、現役の警察官でありシンガーの陳建年など、台東出身者が一同に集い、会場は連日観客で埋め尽くされた。

また、台湾台東縣出身で今やアジア圏で5000万枚もの実績を持つアーティスト張恵妹 アーメイが出身地台東でのステージを務めるという事もあり、遠方からも沢山のファンが結集、大きな注目を集めた。

張恵妹 アーメイが出演する2日目の「亞洲之夜」は、香港から参加のAplil 2、日本・沖縄からSansanarの3組が出演し会場を沸かせた。台東と沖縄はとても近く、与那国島からの直線距離はわずか160キロだ。近隣から参加した沖縄民謡をPOPSにアレンジした美女3人組に会場からは大きな歓声が上がった。沖縄独特な5音階とリズム、そしてウチナーグチ(沖縄語)は、台湾語と共通している部分があり自然に受け入れられ、三線を弾きながら歌い琉球舞踊を舞いながら優雅にサイドを務める3人を前に、12000人もの観客が手を空に上げ沖縄の踊り「カチャーシー」を舞った。

後半は、あいにくの雨に見舞われたものの、最後まで盛り上がり続けるオーディエンスとアーティストのあふれる活気は、台東の文化が広く深く浸透していくエネルギーにあふれていた。

慕石国際有限公司 BlueTreePress

◆東海岸音楽季オフィシャルサイト
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