プロビデンスから安全性と低ノイズ&高音質を追求したコンパクトエフェクター用パワーサプライ「Provolt9」

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パシフィクスは、同社のブランドであるProvidence(プロビデンス)よりパワーサプライ「POWER BOX Provolt9 PV-9」を9月上旬より発売する。

「Provolt9」は、プロビデンスの「PAE-101P POWER STABILIZER」の後継機種。さまざまなトップアーティストの現場で培ったノウハウと経験を基に、考えうるあらゆるトラブルに対応できる「安全性」とコンパクトエフェクター専用に「低ノイズ&高音質」を追求。他にはないプロビデンス独自の機能と技術を搭載したパワーサプライとなっている。

安全性の追求としては、万が一出力がショートしても自動的に復旧する「ショートプロテクション&オート・リカバリー機能」を搭載。各DC出力にはショート・プロテクション回路が内蔵されており、万が一どれか一つの出力がショートしても他の出力には影響がない。また、出力がショート状態から正常な状態に復帰した場合、オート・リカバリー機能により自動的にDC出力が復旧する。

接続するだけで自動的に各エフェクターに最適な電圧を送る「オート・ボルテージ・コントローラー機能」の搭載にも注目だ。一般のペダルエフェクター向けパワーサプライの出力電圧はDC9Vでほぼ統一されている。新品のバッテリーはDC9Vより高い電圧(メーカーによって異なるが、DC9.4VからDC9.8V)が出力される。これまでバッテリー使用時とパワーサプライ使用時での電圧差による音質の違いが生まれていたが、「Provolt9」はオート・ボルテージ・コントローラー機能により、ブースターやオーバードライブ、ディストーションなどダイナミクスを重要視した消費電流の少ないエフェクターに約9.6V(新品アルカリ電池の電圧)を供給する。この0.6Vの違いが驚くほど音質の差を生むのだ。

電源供給では、高品位な音質が得られる「ダブル・フィルタリング機能」の搭載がある。「Provolt9」の各DC出力はダブル・フィルタリング機能により非常にクリーンな電源供給を行う。クリーンな電源は高品位なサウンドを得るために必要不可欠だ。また、配線にも工夫が凝らされている。一般的に複数のDC出力を持っているパワーサプライは、DC出力ジャックの端子部でパラレル配線されているためハムノイズ発生の可能性があるが、「Provolt9」は各DC出力のグランドをスターグランド配線にすることで、ハムノイズの発生を抑えている。

<おもな仕様>
入力:DC12V
出力:DC9V×6
出力(各100mA MAX)
5.5×2.1mm バレルコネクター(ジャック)
極性:センター“-(マイナス)”
付属品:ACアダプター(100V-240V対応)、DCケーブル×6本

◆POWER BOX Provolt9 PV-9
価格:16,065円
発売日:2011年9月上旬予定

◆プロビデンス
◆パシフィクス
◆BARKS 楽器チャンネル
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