YUKI、妻として、母として、シンガーとして伝えたいメッセージを歌う
YUKI
New Album 『megaphonic』 2011.8.24 Release
INTERVIEW
(今回のツアーは)ずっとYUKIを感じていてもらえるライヴにしたいので、余計な演出はありません。これでもかというくらい楽しいライヴにしたいです。
YUKI:レコーディングの最後の時期に、「Hello!」「勇敢なヴァニラアイスクリーム」「相思相愛」「集まろう for tomorrow」を作っていたんですけど、この4曲はアルバムの最初と最後に置こうと決めていました。特に「Hello!」で始まり、「集まろう for tomorrow」で終わるというのは、早い段階から自分の中でストーリーができていましたね。アルバムの中盤に、シングル曲4曲を繋げて並べた理由は、「Wild Ladies」のあとに「ひみつ」が続く感じが、とても良い流れを作ってくれると思ったのと、「ひみつ」と「2人のストーリー」は対になっている曲なので並べたかった。あと、「ひみつ」と「2人のストーリー」と「あの娘になりたい」は、去年のツアーの思い出を蘇らせてくれる曲ですし、去年の私の気分が反映された曲でもあるので、この3曲は並べたかったんです。
YUKI:もともとは全く違う歌詞でプリプロをしていたんです。でも、その時の歌詞が、思い出に引きずられている暗い男女の関係を描いたような歌詞だったせいか、アレンジがなかなか先に進まなくて(苦笑)。でも、その歌詞に関係なくアレンジの作業を進めてく中で、もう少し踊れるような曲にしようとテンポを早くしていったら、まさに登っていく感じの曲になって、♪ススメ私の大事なトレッキングシューズ~という歌詞が出てきたんです。以前から“登る”“登っていく”という構想があったこともあって、トレッキングシューズと言えば山登り!と思って、山登りの歌になったんです(笑)。
YUKI:ですよね。私もこの歌詞を書きながら、相当高い山を登らせているなと思いました(笑)。この歌詞は、パーティから離れても私一人で頂上を目指す的なイメージを持って書いていたんですけど、やっぱりパーティからはぐれてはいけないんです。ザイルには仲間の証という意味があるらしく、お互いを離れないように繋ぐ友情や仲間の証だということを知って、2番では仲間とはぐれないようにと、ちゃんとザイルを繋げました(笑)。
YUKI:いつもの自分ではなく、ステージ上にいる私、みんなのパワーを受け取って大きくなっている私を、ジャケットでも表現したかったんです。夏に出すアルバムだから花火を使おうということは意識していなかったんですけど、花火の中で踊ったり走ったりしている姿は、人間本来の姿に近いのではないかと思って、花火を使いました。ちなみに、この花火は合成ではなく、ちゃんと打ち上げてます(笑)。
YUKI:紙ジャケットはとても贅沢な仕様なので、この時期に出来るのかどうかと心配でしたけど、できてよかったです。「ひみつ」は、「おもわせぶりver.」と「あとしらなみver.」の2バージョンを収録しました。「2人のストーリー」のミュージック・ビデオには、加瀬亮さんが歌うシーンがあるんですけど、役者さんは普段カメラを見て演技しないので、カメラを見ながら歌うという行為は、とても新鮮だったみたいですよ。
YUKI:“白波”と“知らない”を掛けた昔の粋な言葉で、“あとは知らないよ”という意味なんです。「あとしらなみver.」では、最後に私が消え、「おもわせぶりVer.」は、その言葉通りおもわせぶりに終わります(笑)。
YUKI:前回のツアーは、演出上のこともあって、お客さんに着席して聴いて頂いた曲がありましたけど、今回のアリーナのライヴは思いっきり自由に楽しんでもらえるライヴになると思います。ずっとYUKIを感じていてもらえるライヴにしたいので、余計な演出はありません。これでもかというくらい楽しいライヴにしたいです。
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