『BORN THIS WAY』の共作者ホワイト・シャドウが語る
LADY GAGAの『BORN THIS WAY』でタイトル曲など9曲をコラボレートしていたWHITE SHADOWに多くの興味が集まっている。しかし、シカゴに根拠地を置くDJ兼プロデューサー兼エレクトロニック・ミュージック・アーティストは、GAGAの経験が他のポップ・プロジェクトの可能性をダメにしてしまったかもしれないと言う。
「うん、彼女はあれで僕の人生を台無しにしてしまったかもしれない。だって彼女と仕事をするのはものすごく楽しいからね」とWHITE SHADOW(本名PAUL BLAIR)は言う。「まさにコラボレーションで、彼女はクリエイティブ・プロセスに100%関与している。おかげでたんに曲やビートだけを求めて勝手にやらせているような他の人たちとどうしたら仕事ができるのか考えるのが困難になってしまったよ。そんなことできるのかどうかもわからない。もう他の女の子のポップ・シンガーとはアルバムが作れなくなってしまったとしたら、落ち込んじゃうかも」
『MONSTER BALL』ツアーのダンサーがWHITE SHADOWのハリウッドのクラブでのDJを聞いてGAGAに推薦し、コラボが始まったが、彼女との仕事はなくなりそうにない。「彼女はいつも何かに取り組んでいるんだ。いつもおかしなメッセージをもらうよ。『ねえ、曲を書きたい気分なの。なんか送ってちょうだい』って。どんな結果になるかはできてみないとわからないんだ」
「明らかに人々は僕や僕の音楽にちょっと違う扱いをするようになったよ」とオハイオ生まれデトロイト育ちのDJは言う。彼は自作曲5曲入りEP『I’M KILLING ME』を自分のウェブサイトで無料公開している。その中の「BORN IN DETROIT」はテクノのルーツへのオマージュになっている。
「人々にタダで提供できるものがほしかったんだ。だけど、ちゃんと自分のスタンプが押してあるものがね。僕はずっと音楽を作っていて、それをインターネットだけでなくDJでも発表していた。GAGAと彼女のポップ・センスに出会えたのはラッキーだったよ。あんな素晴らしいメロディの歌が書けたんだからね。僕のタフなところと彼女のソフトなところが真ん中でうまく行ったんだ。だからって僕がポップ音楽をどんどんやっていくつもりってわけじゃない。その辺はハッキリさせておきたいね」
8/11にインディアナ州でスタートする『IDENTITIY FESTIVAL』ツアーで彼は本領を発揮する。9/10にワシントンで終了するこのツアーでエレクトロニック・ダンス・ミュージックを大会場に持ち込んでいくのを楽しみにしているという。
◆ニュース提供:ビルボード
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