ケツメイシとファンキーモンキーベイビーズが復興応援コラボ

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【ケツメイシ、ファンキーモンキーベイビーズからのコメント】

2011年3月11日。
僕らは絶望に似た無力さを知った。
桜が咲くのを待ちわびて、これからまさに新たなる物を手にし、新たなる出会いに期待し、胸躍らせていた。
そんな矢先に僕らはいろいろな物を失い、いろいろな別れを体験した。

いまここにある命を大切に生き抜いて行こう!
それが残された僕ら全員に出来る事!
明日は我が身、明日は我が身、そんな言葉より
一人一人が、生きて行く事の大切さを忘れないように!
亡くなられた方々は僕らにそう教えてくれたのだから!

そしてこの日を、この日に起きた事を、決して無駄にしないように、僕らはこの地で生き抜いて行く。その役割がいま僕らに回って来たのだと、とても強く感じます。

亡くなられた方々とそのご家族に ご冥福とお祈りを申し上げます。

『俺らに出来る事!』
そんな気持ちでスタートしたケツメイシの全国ツアーも、当初、予定していた最終公演の沖縄を終え、一段落の中、残された静岡公演を思うと、やはり思い出すのは、3.11の地震の事でしょうか。。。
当初、やるべきか、やらないべきか、と悩んでいた全国ツアーも、皆様のお気持ちと、お力添えで、何とか無事に終わりを迎える事が出来そうです。

本当にファンの方々からの熱いメッセージにも何度も後押しされ、僕らが励まさなければならない被災地の皆様からも、ツアーをやめないで欲しいとお言葉を頂き、ツアースタッフ達の勇気と覚悟を身にまとい、メンバー、スタッフ、一丸となり、残すは地震の影響で、ツアー初日の会場から最終日の会場へと変更になった静岡公演のみとなりました。

『募金しに来てくれた皆様 本当にありがとう!!』

しかしながら、我らケツメイシとケツメイシチーム、ケツメイシファン達には、心残りは無いのかって!?ツアー中もずーっとやり残した事は無いのかって!?ずーっと思ってたんです。
あったはずの仙台公演の日にも、各地でのLIVE前も、後も、ずーっと!

やっぱり!東北地方の仲間達! ケツメバカ達に逢いに行かねば!
じゃないと、ツアーは終われないし!次の場所にも行けないし!日本を元気にした事にはならないし!

でも東北地方の現状も詳しく解らない、被災地の方々の気持ちも正直なところ解らない。
下手な歌なんて聞いてる場合じゃないよな!
LIVEなんて不謹慎だよなって 一度は諦めたんです。いろいろ調べたけど、やっぱり無理かなって。。。
そんなとき東北のイベンターの方々と、やっと普通に逢える様になって言われた第一声が

『東北でイベントやりませんか?』
『いま東北に必要なのはLIVEです。歌です。』

彼らの言葉はとても強く、愛情が溢れ うなずくのにも時間はいりませんでした。
このタイミングで回って来た順番は、まさしく俺らの順番で、応えない理由はどこにも無い!

でも、やるからには、同じ気持ちで、同じ方向を向いてる奴らと一緒にやりたい!
ケツメイシと供に、東北を少しでも笑顔に出来る奴らって誰ですか?へぇ~なるほど~
まあ後輩だが胸を貸してあげるよ ベイビ~ちゃん達!

彼らもこの話を受け、とても紳士的に二つ返事でOKしていたようです。
頼もしいライバル FMB Thank's!

3月11日の地震から4ヶ月経ち、少しずつ薄れてしまっている被災地への注目をもう一度!
まだまだ忘れちゃ行けない事への呼びかけ!、これから始まるという復興への認識!
まだまだ避難所で暮らしていると言う被災地の現状!その全てを、それ以上を、その少しでも、もう一度、日本全国に、全世界に伝えたい!
そのお手伝いが僕らに少しでも出来れば、と言うのが今回の出演者、関係者、スタッフ達、全員の気持ちです。
これを読みこの気持ちに賛同して頂ける方が、沢山この会場に来て頂けると僕らは信じております。

日本の為、東北の為、未来の子供達の為、そして僕達全員の為に、このイベントに参加してください!
僕らはそれを託された世代!
僕らはそれを任された世代!

尚、このイベントの興行収入とコラボグッズの収益は、全て震災復興の為に寄付させていただきます。

ではでは皆々様、最高の笑顔を持って、会場で逢いましょう!!

ケツメイシ一同

  ◆  ◆

3月11日。僕たちは福島県にいました。中学校の卒業式ライブから帰る新幹線の中で被災しました。現地の方々が受けた被害とは比べ物になりませんが、それでも車中に閉じ込められた約11時間は今でも忘れる事が出来ません。余震の恐怖と不安、そして厳しい寒さに震えていました。

救出された後に見たTVの映像には、もっと悲惨な現状がありました。あまりの光景に言葉を失い、同時に自分たちの、そして音楽の無力さを痛感しました。

“歌を歌う”という事に半信半疑になっていた時期もありました。それでも震災から一週間後、生放送の音楽番組で歌を歌わせてもらった時には、「元気が出ました」「勇気をもらいました」というメッセージが全国から届きました。さらには東北の方、避難所にいる方々も、ブログに多数のコメントを残してくれました。

自分自身で疑ってしまった音楽の力、歌の力というものを、再度信じる事ができました。一生懸命元気を届けよう、皆と寄り添って一緒に頑張っていこうという気持ちになりました。

震災以降は、支援物資を送らせて頂いたり、地元である八王子市と組んでの義援金口座の開設、そして岩手県の陸前高田市、山田町、宮古市の三箇所では、復興応援ライブをさせて頂きました。

その復興応援ライブの後、東北の仲間たちから「是非とも東北の地でライブをやってもらえないか」「音楽の力で、もっと東北を元気にしてもらえないか」というお話があり、僕たちは快諾させて頂きました。

デビュー当時からの目標であり、尊敬する大先輩、ケツメイシさんとの2マン共演。僕らにとっては夢のステージにもなります。

想えば叶う。宮城の地から復興の願いを込めて、ありったけの愛を込めて。僕らが歌う事で、ひとつでも多くの笑顔が増えますように。

FUNKY MONKEY BABYS
メンバー代表
ファンキー加藤

◆東北地方太平洋沖地震にまつわる音楽・アーティスト関連情報ページ
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