松本復興相辞任会見に登場した、フィービ・スノウとは?

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2011年7月5日午前に松本龍震災復興担当相が辞任記者会見で、4月に亡くなったフィービ・スノウという歌手を引き合いに出して辞任時の気持ちを例えたことが話題を呼んでいる。フィービ・スノウとは誰なのか?松本氏の真意とは?様々な憶測が飛び交っている。

◆フィービ・スノウ画像

「色々言いたいことはあるが、謎かけをしようと思ったが、今日、これからいなくなるから。私は、これからは。4月に亡くなった歌手でフィービ・スノウというのがいる。また、5、6年前に出たカズオ・イシグロの本ではないが、これからは子どもたちのために「never let me go」。私は被災された皆さんたちから離れませんから。粗にして野だが卑ではない松本龍、一兵卒として復興に努力をしていきたいと思っている。」

松本氏はなぜフィービ・スノウを引き合いに出したのか?

フィービ・スノウはアメリカを代表するシンガー・ソングライターで、2011年4月26日に脳内出血の合併症により60歳という若さでこの世を去った。松本氏が会見でフィービ・スノウの名前を口にしたことで訃報を初めて知る人も少なくないようだ。2011年8月3日には追悼企画として、彼女の過去の4作品が最新リマスタリングの元、紙ジャケで再発売される予定だ。

ネット上では早速「フィービ・スノウの名前が出てくるとは」「意外と渋い趣味」「あんな綺麗な曲が出てくるとは皮肉」「一体何が言いたいのか」「意外と音楽好きなのか」など様々な反応が飛び交っている。

松本氏は、フィービ・スノウの代表曲「ネヴァー・レッティング・ゴー」(会見では「ネヴァー・レット・ミー・ゴー」と発言)の楽曲名を、「被災地の人々から離れない」という意味で引用したと思われている。また、こちらの楽曲の終盤には「紳士のように立ち去るべきなのか。でも、あなたを失わない為ならどんなことをしても戦うつもりだ。正気じゃないことはわかっている。でも簡単に諦めるなんて、できっこない。」と、今の松本氏の状況を重ねてしまうようなフレーズも。

会見後「いつ辞任を決めたのか」を問われると、「(7月4日)9時半ごろ、キングハーベストという店で、昔の音楽を聴きながら、今までのことを振り返りながら、決断の時だろうと思いました」と話した。松本氏はこのときフィービ・スノウを聴いていたのかもしれない。

フィービ・スノウ
2011年8月3日発売
『薔薇の香り』【完全生産限定盤】SICP-3211
『夜の調べ』【完全生産限定盤】SICP-3209
『雪模様』【完全生産限定盤】SICP-3210
『詞華集』【完全生産限定盤】SICP-3212
・4作品とも¥1,995(税込)
・紙ジャケット仕様
・歌詞・対訳付き
・最新DSDリマスタリング(2011年)
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