『ブラバン!甲子園』の新作は、高校生吹奏楽部が演奏
高校野球のスタンドでブラバン部員が演奏する応援曲を集めたCD『ブラバン!甲子園』。2007年夏に第1作が発売され「ありそうで無かったCD!」と評判になり15万枚を超える大ヒットを記録。以降は毎年リリースされ、ベスト盤や東京六大学野球編など、これまでに関連作品11枚発表される人気シリーズとなった。人気の秘密は高校野球が国民的人気スポーツであることのみならず、日本人の10人にひとりが吹奏楽経験者と言われるほどの、ブラバン人気が下地にあるようだ。
◆『ブラバン!甲子園U-18』画像
これまでのブラバン!甲子園シリーズは全て東京佼成ウインドオーケストラが演奏していたが、7月6日に発売となる『ブラバン!甲子園U-18』は、イチカシ吹奏楽部こと、千葉県の柏市立高校吹奏楽部が演奏を担当しているというものだ。
同吹奏楽部は高校吹奏楽界の中でもNo.1の実力と人気を誇り、CDタイトルの『U-18』は演奏メンバー全員が18歳以下という事からつけられた。
収録曲はイチカシ吹奏楽部の十八番でもある「サウスポー」や「ルパン三世のテーマ'78」から、「会いたかった」や「じょいふる」といった最新J-POP曲、「狙いうち」や「どか~ん」といった野球ブラバン界の定番曲を、高校生らしい若さと迫力ある演奏でじっくり聴かせてくれる。面白いのは、甲子園で最も演奏頻度の高い名曲「アフリカン・シンフォニー」のアカペラ・ヴァージョンを収録しているところ。これは、ブラバン等の鳴り物を自粛した、この春のセンバツ大会を再現しているものだ。
ジャケットは、シリーズ第1作以来のマンガ家・柏木ハルコが担当し、真夏の炎天下のもと懸命に演奏するブラバン部員の熱い姿を描く。バックボードには今春のセンバツ大会のキャッチフレーズとなった『がんばろう!日本』がさりげなく入っている。
なお、このCDの売り上げの一部は『みやぎびっきの会』等を通じ、東日本大震災で被災した子どもたちの楽器のリペア等にも寄付される。
『ブラバン!甲子園U-18』
2011年7月6日(水)発売
UICZ-4247 ¥2500(税込)
演奏:イチカシ吹奏楽部
<1回>1.会いたかった/02.じょいふる
<2回>3.サウスポー(フルサイズ)
<3回>4.ルパン三世のテーマ '78(フルサイズ)
<4回>5.SHOW TIME/06.海のトリトン
<5回>7.魔法使いサリー/8.ボーン・トゥ・ラブ・ユー
<6回>9.ワッショイ(天理高校)/10.程高応援ファンファーレ(映画「もしドラ」より)/11.負けないで
<7回表>12.ウルトラセブンの歌/13.狙いうち/14.SKINHEAD RUNNIN'
<7回裏>15.ファンファーレ(天理高校)/16.どか~ん/17.『カルピスソーダ学園』応援曲
<8回表>18.大進撃(早稲田大学)/19.サスケ/20.サウスポー
<8回裏>21.突撃のテーマ~22.コールケイオー~23.ダッシュケイオウ/24.ルパン三世のテーマ '78/25.タッチ
<9回表>26.アフリカン・シンフォニー(唄入り)/27.アルプス一万尺/28.紅
<9回裏>29.ゴッドファーザー 愛のテーマ/30.前略、道の上より/31.アフリカン・シンフォニー
<試合終了>32.サイレン
◆ブラバン!甲子園オフィシャルサイト