ビヨンセ、「女子力」向上を見せる挑戦と変革

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ビヨンセのソロ通算4作目となるニュー・アルバム『4』発売日が6月29日に正式決定となり、合わせてニュー・シングル「ラン・ザ・ワールド(ガールズ)」のビデオクリップが公開された。

◆「ラン・ザ・ワールド(ガールズ)」PV映像

2008年にリリースされソロ3作連続全米チャートNo.1を獲得した前作『アイ・アム... サーシャ・フィアース』以来となるニュー・アルバム『4』のメイン・テーマは、全世界の女子代表としての「女子力」向上、ビヨンセ自身の新たな「挑戦」と「変革」だ。制作に1年以上を費やし、ビヨンセ自身が心から楽しめる様々な音楽をミックスさせ、限界を超えて進化させたスリリングで独創性溢れる新たなポップ・サウンドの数々、その魅力の1つでもある美しいバラードも収録されているという。

「ラン・ザ・ワールド(ガールズ)」のビデオは、4月11日~13日の3日間を費やしてカリフォルニア・ユタ・ネバダ・アリゾナ州にまたがるモハーヴェ砂漠で撮影が行なわれ、監督はレディー・ガガ「バッド・ロマンス」、ブリトニー・スピアーズ「サーカス」、ブラック・アイド・ピーズ「パンプ・イット」など、数々のスケールの大きなヒット・ビデオを手がけてきたフランシス・ローレンス、200人を超えるダンサーも参加したという大作だ。

シングルやアルバム全体のテーマを象徴するような、ビヨンセを筆頭としたパワフルな女子軍と男性陣との対決シーン、スケールの大きなダンスの連続、そして様々なヘアー・スタイルやコスチュームは一段と輝きを増した美しくセクシーでゴージャスなビヨンセを、そのスケールの大きさとともに楽しませてくれる。作品自体は、コード感を感じさせてくれるのはほとんどコーラスとビヨンセの声のみで、バックはパーカッシッブな鳴り物とエレクトロな打ち込みしか見当たらないという斬新な最新鋭サウンド。クラブうけ必至のカッコよすぎる音だが、改めてビヨンセのリズムと歌の上手さには、驚嘆するところ。着うた(R)も5月25日から配信される予定だ。

5月22日にラスベガスで行われる<ビルボード・ミュージック・アワード2011>では、これまでの功績や音楽業界に与えた影響を称えた「ビルボード・ミレニアム・アワード」の名誉も受け、リアーナ、ブラック・アイド・ピーズ、ニッキー・ミナージュなどとのパフォーマンスも予定されている。アルバム発売時には、グラストンベリー(イギリス)、T・イン・ザ・パーク(スコットランド)、オキシジェン(アイルランド)などのヨーロッパを代表する巨大フェスティバルへの出演も決定し、発売後から2012年にかけては、再び大規模なワールド・ツアーや、通算4回目のリメイクでありクリント・イーストウッド監督による映画『A Star Is Born|スター誕生』に主演として参加することも計画中のようだ。

さあ、ビヨンセ旋風が吹き荒れるぞ。

なお、今作『4』はそのままずばり4作目だが、自身や母親の誕生日でありJAY-Zとの結婚記念日が4月4日ということもあり、ビヨンセにとって最も重要な数字が4である。今作への意気込みも並ならぬものがあったことだろう。


『4』
2011年6月29日発売
初回生産限定盤 \2,940 SICP3185-6
通常盤 \2,310 SICP3187

◆ビヨンセ・オフィシャルサイト
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