土屋アンナ、純真無垢な白鳥と妖艶で邪悪な黒鳥に

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映画『ブラック・スワン』の全国公開を5月11日(水)に控え、映画『ブラック・スワン』の主題でもある変身をテーマに、土屋アンナがモデル軍団を引き連れての圧巻のファッション・ショーを行なった。

◆映画『ブラック・スワン』予告編映像&ファッション・ショー画像

『ブラック・スワン』は、名作バレエ「白鳥の湖」の主役に抜擢された主人公のバレリーナ、ニナ(ナタリー・ポートマン)が、純粋で無垢な白鳥と妖艶で邪悪な黒鳥の両方を踊らなければならないプレッシャーから次第に混乱に陥っていくというもの。その心理描写をナタリー・ポートマンが渾身の演技で魅せ、世界中の女優賞を総なめにした話題作だ。このイベントでは、土屋アンナがファッション・ショーのランウェイに登場し、純真無垢な白鳥と妖艶で邪悪な黒鳥の両方をイメージした衣装に変身。黒鳥への変身では、ナタリー・ポートマンが自身のイメージを覆した迫力のメイクと同じメイクを施し、身も心もブラック・アンナを見せ付けてくれた。

ファッション・ショーという形で白と黒のイメージを演じ分けた土屋アンナは、「こうした形で表現するスタイルは初めてだったからとても楽しかった。ウォーキングから表情まで、白と黒で違いを出せるように意識しました。楽しかったんですけど、早替えはかなり大変でしたね。裏では衣装もメイクも変えなくちゃいけなくてバタバタでした」とコメント。

作品については「ナタリー・ポートマンは本物のバレリーナにしか見えなかった。アカデミー賞に納得ですね。私もバレエを習っていたことがあるんですけど、本当にあのバレエのダンスシーンはすごいなと思いました。」と感嘆しきり。その後、マスコミ向けの取材ではショーを振り返り、「2面性というのは誰にでもあるものなので、それを表現するっていうことはとても楽しかった。」と語り、作品については「“白鳥の湖”がとても深い物語なんだっていうことがわかったし、とにかく人間の隠された感情の部分とかが出ていてスゴイ映画。一言で言っちゃうとコワイ!になるんですけど、そこにはいろんな意味があって、いい意味で裏切られるし、想像を絶する世界が描かれてます。本当に面白かった。公開を楽しみにしていてください」と、作品の魅力を伝えてくれた。


『ブラック・スワン』
ニューヨークのバレエ・カンパニーに所属するニナ(ナタリー・ポートマン)は、元ダンサーの母親の寵愛のもと、人生のすべてをバレエに捧げていた。そんな彼女に新作「白鳥の湖」のプリマを演じるチャンスが訪れる。しかし純真な白鳥の女王だけでなく、邪悪で官能的な黒鳥も演じねばならないこの難役は、優等生タイプのニナにとってハードルの高すぎる挑戦だった。さらに黒鳥役が似合う奔放な新人ダンサー、リリー(ミラ・クニス)の出現も、ニナを精神的に追いつめていく。やがて役作りに没頭するあまり極度の混乱に陥ったニナは、現実と悪夢の狭間をさまよい、自らの心の闇に囚われていくのだった…。
監督:ダーレン・アロノフスキー
出演:ナタリー・ポートマン、ヴァンサン・カッセル、ミラ・クニス、バーバラ・ハーシー、ウィノナ・ライダー
2010年/ シネマスコ ―プ/ アメリカ/ 配給:20世紀フォックス映画/ 上映時間:108分
5月11日(水)TOHOシネマズ 日劇ほか 全国ロードショー
配給:20世紀フォックス映画
(C)2010 Twentieth Century Fox
http://www.blackswan-movie.jp
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