【連載】キノコホテル マリアンヌ東雲の言葉責めカルタ【え】

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キュートでクールなルックスと、強烈過ぎるキャラクターでファン増殖中のキノコホテル。近頃は地上波の露出も増えて、ますます注目度上昇中のキノコホテルの官能と狂気の世界を取り仕切る支配人、マリアンヌ東雲(歌と電子オルガン)の名言を50音順に紹介していく当連載「マリアンヌ東雲の言葉責めカルタ」。第4回目は、支配人の生き様ズバリな、【え】のつく名言です。

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【え】エロで何が悪いの?

人間のむき出しの姿と音楽。これは切っても切り離せない関係にあるわね。男の子だったら実演会(ライヴ)で全裸になってます、きっと。“コノヤロー、これでも見やがれ”みたいな、攻撃的なエロなんですね、私の場合。“イヤだ恥ずかしい”といいながらチラ見せしちゃう奥ゆかしいエロではなく“見ろっ!”と。客がそれを見たいかなんてどうでもよくて。サービスのつもりでやったことなんてない。私にそういうスイッチが入ってしまったら、観客は見なくてはならない。強制エロ。要するにセクハラ。嫌がられてもやめてなんかあげない。

自分の中に眠っていたコノヤロー精神というか、ちょっとパンキッシュなアティテュードが最近、増えてきましたね。キノコホテル創業当初の私はもう少し淑女ぶっていた。でもそんなの早々に飽きたわ。それによって、バンドが面白い方向に行ったのではないかと思います。

そもそも、痩せっぽちでエロとはかけ離れた体型の自分がエロティックだといわれるなんて思ってなかったわよ、いままで生きてきて。脳がエロいという自覚は多少あったけどね。だからいま、支配人=エロティックっていうパブリック・イメージが生まれつつあるのは非常に興味深いわね。

たぶん、ライブハウスでおっぱいが大きくてムチムチした肉感的な女の子がオルガンの上で脚を開いていたら生々しくて見てられないでしょう。チケット代だって倍以上は頂かないとね。ありそうでなかった新しいエロの手法として捉えられているんじゃないかしら?それはキノコホテルを語る上での大事なファクターになっていると思います。こっそり覗くうしろめたいエロも素晴らしいけれど、思わぬ場所で思わぬ女に見せつけられる思わぬエロ。しかも無理矢理。時代の潮流と案外マッチしていたりしてね。

取材・構成・撮影●編集部

⇒マリアンヌ東雲の言葉責めカルタ

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『マリアンヌの恍惚』
2011年4月6日発売
TKCA-73633 ¥2800円(tax in)
1. キノコホテル唱歌II
2. 白い部屋
3. 非情なる夜明け
4. 危険なうわさ(淑女仕様)
5. 風景
6. キノコノトリコ
7. 人魚の恋
8. 荒野へ
9. 愛人共犯世界
10. マリアンヌの恍惚
※作詞作曲&プロデュース:マリアンヌ東雲/ 編曲:キノコホテル
※CD-EXTRA仕様 ◆「非情なる夜明け」 PV収録予定

◆キノコホテル「白い部屋」、「非情なる夜明け」試聴

<実演会(ライブ)スケジュール>
5月13日(金)高円寺HIGH
5月21日(土)大阪 BIG CAT

単独公演
<マリアンヌの恍惚』発売記念ツアー 「サロン・ド・キノコ~恍惚の逃避行」>
5月15日(日)札幌 Sound Lab mole
6月4日(土)新宿ロフト
6月5日(日)新宿ロフト
6月26日(日)名古屋クラブクアトロ
7月3日(日)大阪シャングリラ

◆実演会の詳細はhttp://ameblo.jp/kh-info/
◆キノコホテル・オフィシャルサイト
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