小田和正、記録を更新しながら、全国の特設花道を快走

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小田和正の、自身最大動員を誇る全国ツアー<明治安田生命Presents KAZUMASA ODA TOUR 2011“どーも どーも” その日が来るまで>が、5月7日(土)長野BIG HATを皮切りにスタートとなった。

◆小田和正画像

63才8ヶ月となる小田和正は、単独アーティストとしては国内外問わず最年長のドームツアーとなっており、自身の持つ最年長記録を更新した形だ。バンド/グループ公演としては2006年3月にザ・ローリング・ストーンズにてミック・ジャガーが当時63歳、チャーリー・ワッツが当時65歳、1999年1月ホセ・カレーラス、プラシド・ドミンゴ、ルチアーノ・パヴァロッティにてルチアーノ・パヴァロッティが当時64歳、2002年11月のポール・マッカートニー公演が60歳で実施という記録がある。ちなみに最年少記録は2007年12月22日のHey! Say! JUMP公演が平均年齢15歳7ヶ月であり、SPEEDの最年少記録(平均年齢15歳8ヶ月)を塗り替えている。おじいちゃんと孫の年齢差だ。

<明治安田生命Presents KAZUMASA ODA TOUR 2011“どーも どーも” その日が来るまで>は、全国の3世代に渡る老若男女53万人を動員した<Tour 2008今日も どこかで>から2年5ヶ月ぶりとなる全国ツアーだ。プレミア化したチケットは入手困難で、前回のツアーの終了直後から「次に実施されるのはいつ頃?」「年齢的にもう全国ツアーは厳しいんですか?」「あっという間にチケットが完売していて観れなかった。もっと回数を多くしてくれれば良かった」など、様々な問い合わせが各地に寄せられていた。そんなオーディエンスの声に応えたのが、この最大規模のツアーの開催である。

当初予定の3月26日(土)ツアー初日は延期となり、岩手・盛岡・東北・よこすか・秋田といった計7公演がやむなく振替及び中止となったものの、札・東・名・大・福5大ドーム8公演を含む自身最大動員の全国25会場48公演総動員数67万人を超える全国ツアーとして、幕が下ろされた。

前回は、ドーム公演ゲネプロ時に自転車で歌唱中に転倒。足腰に怪我を負い「皆さんと、この花道を用意してくれたスタッフに申し訳なく、とっても残念に思います。次は目にも止まらぬ早さで走り抜けます!」とリベンジを誓い観客を大いに湧かせたこともあり、今回のツアーは小田和正もそれらの声に応えるため体調を整え臨むツアーとなった。

もちろん会場には前回同様、小田和正のライヴに欠かせない花道が用意されている。「一番遠い客席に対して、できる限り誠意を持って対応したい」という想いから、全国の会場に「MY花道」を導入している。その長さは各会場によって異なるが、今回の長野BIG HAT公演では6つのステージを設置、全長220メートルにも及ぶ花道ができていた。

小田和正は、ライブの冒頭で「あの日、ツアーのリハーサルも後半に入って、僕らは通しの練習をしていました。地震は東京でも経験したことないくらい大きくそして長く揺れました。TVに映った被災地のことを思うと、どんな言葉をつくして歌っても励ますことはできない。この状況でツアーをやるには精神的にも物理的にも無理だと思いました。でも時間が経つにつれて、このツアーも絶対に辞めちゃいけない。歌うことがいつか役に立つ時がきっと来ると、そうなるに違いないと思いが変わってきました。のり越えるには長い時間がかかりそうではありますが、いつの日か、このツアーを振り返る時、いつになるかわかりませんが、やって良かった、そして被災地の皆さんが喜んでくれる。その日が来るまで、明るく走り続けていくと決めました。そして今日集まってくれた皆さんと、その第一歩を思い切り大きく楽しく踏み出したと思います。」と語った。

ライブパフォーマンスはいきなりハイスピードでスタート。ヒット曲「ラブ・ストーリーは突然に」「こころ」ではハンドマイクを持ち所狭しと花道を動き回り、客席にも降り観客にマイクを向け会場は大いに盛り上がった。その後のメドレーではセンターステージに戻り新旧取り混ぜたナンバーを歌いあげ、恒例の“ご当地紀行”~へ。

ライブ後半、「今日も どこかで」で会場は大合唱となり、メドレーや花道を走り回った「キラキラ」、涙で歌詞がつまった「hello hello」含む31曲にて本編は終了した。アンコールでは4曲を披露し約3時間のライブは大団円を迎えた。

2011年10月26日の横浜アリーナまで小田和正は全国に設置された花道を走り続ける。

写真:菊地英二

<KAZUMASA ODA TOUR2011 どーも どーも その日が来るまで>
5月7日(土)長野BIG HAT
5月8日(日)長野BIG HAT
5月14日(土)サンドーム福井
5月15日(日)サンドーム福井
5月21日(土)愛媛県武道館
5月22日(日)愛媛県武道館
5月28日(土)三重県営サンアリーナ
5月29日(日)三重県営サンアリーナ
6月3日(金)スカイホール豊田
6月4日(土)スカイホール豊田
6月8日(水)横浜文化体育館
6月9日(木)横浜文化体育館
6月14日(火)京都会館第一ホール
6月15日(水)滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール
6月18日(土)鹿児島アリーナ
6月19日(日)鹿児島アリーナ
6月25日(土)グランメッセ熊本
6月26日(日)グランメッセ熊本
7月2日(土)沖縄・宜野湾市海浜公園屋外劇場
7月3日(日)沖縄・宜野湾市海浜公園屋外劇場
7月9日(土)広島グリーンアリーナ
7月10日(日)広島グリーンアリーナ
7月16日(土)朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンター
7月17日(日)朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンター
7月23日(土)さぬき市野外音楽広場テアトロン
7月29日(金)岡山市総合文化体育館
7月30日(土)岡山市総合文化体育館
8月9日(火)国立代々木競技場第一体育館
8月10日(水)国立代々木競技場第一体育館
8月19日(金)神戸ワールド記念ホール
8月20日(土)神戸ワールド記念ホール
8月24日(水)横浜アリーナ
8月25日(木)横浜アリーナ
9月3日(土)札幌ドーム
9月10日(土)福岡Yahoo!JAPANドーム
9月17日(土)ナゴヤドーム
9月18日(日)ナゴヤドーム
9月24日(土)京セラドーム大阪
9月25日(日)京セラドーム大阪
9月28日(水)東京ドーム
9月29日(木)東京ドーム
10月13日(木)神戸ワールド記念ホール
10月14日(金)神戸ワールド記念ホール
10月18日(火) よこすか芸術劇場
10月21日(金)静岡エコパアリーナ
10月22日(土)静岡エコパアリーナ
10月25日(火)横浜アリーナ
10月26日(水)横浜アリーナ
◆チケット詳細&購入ページ
◆小田和正オフィシャルサイト
◆小田和正レーベルサイト
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