killing Boy、「僕はライブがしたい」

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killing Boyのライブが、3月29日(火)恵比寿LIQUIDROOMで開催となる。ライブ開催にあたり、木下理樹は、想いをめぐり葛藤と混乱の中で、自分の信じる道をまい進すべく、迷いなく自らの行動にGoサインを出したようだ。

以下が、彼からのコメントである。

   ◆   ◆   ◆

3月11日、その日以来ずっと色んな事を考えていました。直後に日記も書きましたが、まだHPには載せていません。自分が、阪神淡路の震災で経験した事、凄く個人的な事を書きました。いつかその時期が来たら、載せたいと思います。

今は色んなライブが自粛や中止・延期ばかりです。固定給が無く、ライブの収入が生活と直結しているバンドマンは、全く収入がありません。このまま行くと、まず小さいライブハウスから潰れていく事になるでしょう。ライブをする/しないは色んな考え方があり、何が正しく、何が間違っているのかは誰にも分からない事です。特にかつて経験した事の無い震災に日本は今、直面しているのだから。

僕は、ライブをしたいと思います。被災地にいる方で何でだよ?観れなかったと思う方もいるでしょう。しかしもう一方で早く復興して絶対にライブを観たいと勇気に思う方もいるでしょう。何が正しくて何が間違っているのかなんて、この状況で誰にも分からない事なのです。僕は、ライブをしたい。その行為で何か伝わるものがあるかも知れないなら、その可能性に賭けてみたいんです。

ミュージシャンが出来る事なんて たかが知れています。でも何もせずにこのまま腐っていくのはごめんなんです。僕らの事務所に所属するアーティストは3月いっぱいライブ活動を自粛せよと言われています。社長と何回か話し合って、僕は事務所から外れてもいいから、リキッドのライブがしたいんだと言いました。だから、この決定はあくまで僕個人の強い意思です。今、やらないでいつやるんだって思ったからです。不謹慎と言われても構いません。芸術なんてそもそも不謹慎なものだから。と僕は思う。

開催するのは通常のライブの予定です。お客さんにお願いしたいのは、節電をしてきましたと受け付けで伝えて欲しいのと、余震が怖い方は無理して来なくても大丈夫だよ、と言う事です。お願いします。勇気を、被災地の方に与えられたらそれ以上に 出来ることは無いと僕は思っています。このライブの収益で、被災地へ出来る限りの義援金を送ろうと考えています。一日も早く、音楽が被災地で鳴り響くことを願います。

木下理樹

   ◆   ◆   ◆

2011年3月29日(火)
@LIQUIDROOM ebisu
OPEN/START 18:00/19:00
guest:8otto、andymori
DJ:田中宗一郎(CLUB SNOOZER)
opening act:きのこ帝国
TICKET SOLD OUT!
[問]ディスクガレージ:03-5436-9600

『killing Boy』
2011年3月9日発売
VARUK-0001 2,310円(税込)
1.Frozen Music
2.Call 4 U
3.cold blue swan
4.xu
5.Perfect Lovers
6.1989
7.black pussies
8.Confusion
9.Sweet Sixteen

◆killing Boyマイスペース
◆東北地方太平洋沖地震にまつわる音楽・アーティスト関連情報ページ
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