doa、“今と永遠”というテーマを折り込んだ15thシングル「Now and Forever」特集
doa
15thシングル「Now and Forever」 2011.3.16リリース
INTERVIEW
吉本大樹(以下、吉本):はい。今年もSUPERT GTっていう、日本で一番大きいレースに去年と同じチームから出て走ります。
吉本:でも最近は日本のレースばっかりなんでね。僕、2005年、2006年はヨーロッパに住んでたんですよ。だから……まぁ音源はインターネットがあるからやり取りできるんですけど、レコーディングがなかなかできなかったりとかね。僕だけじゃなく、メンバー、スタッフ全員、制限されてた部分は多かったと思います。でも今はその頃に比べたら、だいぶ動きやすくなったというか。
大田紳一郎(以下、大田):吉本くんは2005年2006年とか、海外に住んでたんですよ、スペインかどっかに。
吉本:だ・か・ら、今僕その話をしてたじゃん(笑)。
徳永暁人(以下、徳永):(笑)だから僕ら、遠距離恋愛バンドみたいだったんですよ。でも遠距離恋愛も頑張ればこうやって乗り越えられる、っていうことがわかっていただけたら(笑)。
吉本:正確には364日ぶりですね(笑)。今回はバラードというか、ブルージーな大人の失恋ソングで、久々の吉本ヴォーカルなんですけど。
徳永:僕はデモテープを作る時って、いつも失恋ソングなんですよ。歌詞が乗って“イエ~イ、楽しいぜ!”っていう曲になろうが、最終的な形は何でもいいんですけど、出発点は全部失恋ソングなんです。で、今回のシングルはたまたま歌詞がどれもそういう方向になって、3曲とも失恋ソングになった。だからそういう意味で言えば、僕のイメージ通り、みたいな(笑)。
徳永:僕が音楽を始めたきっかけも、たぶんその辺から来てると思うんですよね。女子にモテないっていう(笑)。
徳永:いや、とんでもないです、ほんとに。
吉本:長髪で気持ち悪かったらしいですよ?(笑)
徳永:はははは。たぶんちょっと変わったヤツだったと思います(笑)。だからモテなくて、コンチキショー!みたいな。でもそこがロックだと思ってるんですよ、勝手に。
徳永:そうそうそう。ロックはほんと“コンチクショー!”だと思ってて。だからバラードだろうが歪みギターが入ってなかろうが、とにかく“コンチクショー!”を歌いたいなって。そこが僕が曲を作ってる原点だと思いますね。
吉本:ヤバイ! バラしてしまった!
徳永:メンバーにも言ってなかったのに(笑)。
大田:僕ら7年のつき合いなんですけど、やっとそういう徳永くんの気持ちを詞にすることができて嬉しく思います。
徳永:なんだよそれ(笑)。
大田:まぁでも、そういうことも考えずに詞はつけたんですけどね(笑)。僕の中には昔から“Now and Forever”っていう言葉があって、なんとかその言葉を使って曲を書けないかな?と思ってたんですよ。
大田:そうですね。やっぱり歳を重ねると、その場その場を越えていかなきゃいけないことが多くて。でも忘れたくないものもある。だから、歌詞では“心に咲く花”って書いたんですけど、今を生きつつ、大切なものは忘れずにずっと心の中に持っていたいなって。
吉本:僕も出会いと別れは結構重ねてるんで、共感できることは多かったですね。ただ、この曲って実は去年のツアー最終日に、まだ完成してないのを先走って歌っちゃって、そこから何回も直してるんですよ。歌詞もアレンジも歌い方も。
大田:そう。だからイントロのギター・フレーズとかも、アレンジが変わって生まれたという。
吉本:たまたま僕のギターがそこにあってね?
大田:そうそう。たまたま時間もあったし、たまたま吉本くんのギターがあったので弾いてみたら、たまたまあのフレーズができた。
大田:そうですね。いろんなことが起きましたね、作ってる段階で。
大田:えっと、他は……なんかあったっけ?
徳永:今の僕らだからできた曲っていう気はしますね。例えば10代の頃って、人生が永遠に続いていく気がしてたけど、ある程度先が見えてきた今は“forever”という言葉は、逆に響いたりもするじゃないですか。
徳永:うん、たぶんそうなんでしょうね。他の曲でも高校生とかが「自分の気持ちにピッタリ来ました!」とか言ってくれることが多くて。僕らとしてはそういう解釈をしてくれることが逆に新鮮で嬉しいです。
徳永:そうですね。で僕らはもともとウエストコーストロックが好きで始めたんですけど、今回は3曲ともウエストコーストロックだったりして、ジャケットもアメリカのでっかい空、みたいな。だからある意味、原点回帰というか。
徳永:しかも3曲、失恋ソングだし(笑)。
吉本:だといいなと思います。僕ら自身、すごく気に入ってる1枚なので。
徳永:はい。今までツアーっていうと、その時その時のアルバムの曲を中心にやってたんですけど、昔の曲から最近の曲まで、全部の中からセレクトするっていうシリーズを始めたいなと思って、今度のライヴはその皮切りなんですよ。だからdoaのいろんな部分を見せられたらなと思ってます。
吉本:すみません。でも日にちは覚えといてください、3月19日……3(サァ)・19(イク)ぞと(笑)。
この記事の関連情報
大黒摩季、能登半島地震復興応援チャリティライブのゲストにA.B.C-Z、DEEN、ハラミちゃん、TRFのYU-KIなど6組
doa、ファンの結婚式でサプライズ生披露した「ありがとう」ドキュメント映像公開
doa、アルバム『CHEERS』を9月発売+全国ツアー開催決定
doa、新曲「ありがとう」MVに親子の写真と感謝の気持ち
doa、新曲「ありがとう」を6月配信+MV制作で募集企画実施+アコースティックツアー決定
doa、新曲「WILD BEAST」MVに<Winter Camp>ライブシーン+ジョイント公演<The Bandwagon>開催決定
doa、新曲「WILD BEAST」を4月配信リリース+<Winter Camp>をライブ配信
doa、デビュー記念日に全オリジナル楽曲のサブスク解禁
doa、約1年半ぶりとなる有観客ライブを東阪にて7月開催