「WORLD SONIC NEWS VOL.1」マイア・ヒラサワ、ビーチボーイズとハイキングが大好き

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日本ではCMソングでおなじみ、お父さんが日本人のスウェーデンのシンガー・ソングライター、マイア・ヒラサワのインタビューをWORLD SONICがお届けします。

◆「The Wrong Way」PV映像&マイア・ヒラサワ画像

日本人のお父さんとスウェーデン人のお母さんの間に生まれたマイアは2007年にアルバム『THOUGH, I'M JUST ME』でソロ・デビュー。その個性的な歌声とポップな音楽性がまたたく間に評判となり、地元スウェーデンの音楽賞で最優秀新人賞を受賞するなど、人気を博します。

日本では2010年に花王エッセンシャルや大塚製薬ポカリ・スウェットのCMソングで脚光を浴び、ついに今月19日にニュー・アルバム『マイア・ヒラサワ』を日本でリリース。今もっとも期待されている女性シンガー・ソングライターのひとりです。

そんなマイアはこの1年ほど、宮城県の仙台に住んでいました。仙台が日本人のお父さんのふるさとかと思ったら、そうではないそうです。なぜ仙台だったのか、気になりますよね? その質問に彼女はこう答えています。

「みんなに聞かれるわ。変ですよね!?スウェーデン人の彼氏と一緒に日本に来たかったの。で、彼が仙台での仕事を見つけたの。それはいいな!って思って。仙台って街がいいし、私はあまり大都会が好きじゃないのよ。でも東京にも近いしね。よかったと思うわ。静かな生活をしたかったの。ほぼ、スウェーデンのイェーテボリでの生活と同じだった。アパートに小さなスタジオがついていたから曲をたくさん書いたわ。それに友達にあったり、音楽をやったり、すごく充実していた。自然もあるし。仙台には美しい場所がたくさんあるわよね。だから週末はいつもいろんな自然があるところに出かけていたわ。」──マイア・ヒラサワ

子供の頃にピアノを習っていたマイアは、19歳のときにジャズ・スクールに入り、2年間ジャズ・ヴォーカルを習い、その後、大学で音楽を専攻しますが、外でたくさん演奏したいという気持ちから大学を辞め、そして、歌で生計を立てることを目標に活動を始めたそうです。

そんなマイアに、音楽的にいちばん影響を受けたアーティストを聞いたら、意外な答えが返ってきました。

「私がこういう音楽が好きだなって最初に思ったのは、姉の影響もあって、50年代や60年代の音楽だったの。私は10歳だったけど、ビーチボーイズが好きだったわ。彼らからはものすごく影響を受けている。それから、全然違うものだけど、ミュージカルからも。例えば、アンドリュー・ロイド・ウェバーとかね。」──マイア・ヒラサワ

50年代から60年代の音楽を好きになったきっかけは、映画「スタンド・バイ・ミー」だったそうです。また、ビーチボーイズはメロディが印象的だったと言ってました。

アルバムはセルフ・プロデュースのマイア。プロデューサーとしての自分をどう思うか聞いたら、「厳しいプロデューサーかも。レコーディングのときに、頭の中で鳴っている音を正確に表現したかったから、ミュージシャンにはけっこうきつく言っていたと思う」と話していました。

前述のインタビューにもありましたが、彼女は自然豊かなところで育ったせいか、自然が大好き。ハイキングが趣味なので、きれいな日本の山はとても気に入ってました。そんな彼女、当然のように人ごみが苦手なので、仕事で東京にいるときは新宿や渋谷には行かないようにしていたと明かしてくれました。

では、最後にマイア・ヒラサワからメッセージです。

「皆さん、こんにちは。マイア・ヒラサワです。私の音楽を楽しんでくださいね。まだ聴いてない人はぜひ!楽しんでもらえると思います。日本のどこかでライブをやるときは皆さんにぜひあいたいです!よろしくお願いします。」──マイア・ヒラサワ

text by kenji kurihara:UNITED PROJECTS
photo by kenji kurihara

『maia hirasawa』
2011年1月19日発売
VICP 64918 2100円


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