GIRL NEXT DOORの新曲ミュージックビデオは水嶋ヒロが原作・脚本・出演
GIRL NEXT DOORが3月16日にリリースするニューシングル「silent scream」。この作品のミュージックビデオの原作および脚本を水嶋ヒロが手がけていることが明らかになった。さらに水嶋は、同ミュージックビデオに特別出演もはたしている。ミュージックビデオの原作、脚本、出演、いずれも水嶋ヒロにとって初。
◆「silent scream」の作品詳細、あらすじ、画像
「silent scream」は、GIRL NEXT DOORが約10ヶ月あたためてきた秘蔵曲。「自分自身の葛藤とは? 本当はこうしたいのに、中々理解されない、自分の内なる叫び」という心の葛藤をコンセプトに制作がスタートし、せつない歌詞とドラマチックな楽曲の世界観で、苦悩する女性の内面を的確に表現した。
そんな楽曲を受けて、ミュージックビデオも「千紗を通じて、苦悩しながらも自分の選んだ道へ歩みを止めない一人の女性の喜怒哀楽を表現し、彼女の表情豊かな演技が引き立つものにしたい」とスタッフ間で協議され、今回、千紗が主人公を演じる本格的なドラマ仕立ての作品にすることを決定。そんな映像作品のインパクト、話題性を高めるために、「内容はもちろん、監督、作家、共演者にも話題のある人を起用したらいいのでは?」という話になり、人選を進めるうちに「彼ならばこの楽曲の世界観に共感してもらえるのでは?」と、水嶋ヒロの名前が浮上した。
制作スタッフが調べてみると水嶋は自らのサイトを開設。メールもダイレクトで届くことがわかったため、無理を承知で制作担当者よりミュージックビデオの原作・脚本の執筆をメールにて依頼。すると水嶋側のマネジメント担当者より「一度内容を聞かせて頂きたい。」との返信が。水嶋は、ちょうど次なる創作活動をしていくタイミングで、楽曲のコンセプトに加え、「表舞台に立つ人間は、多かれ、少なかれ陰と陽を感じる。千紗さんにはそんな部分があるのでは?と思いました。」と、千紗というひとりのアーティストにも興味を持ち、「僕が思う千紗さん像を脚本として仕上げてみます。」と原案作成を快諾した。
そして後に監督(『タイヨウのうた』などを手がけた小泉徳宏 監督)、制作会社(映画『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズなどで知られるROBOT)が決まり、監督とともに脚本を練り込んでいく過程において、素晴らしい作品になると確信。監督およびスタッフから水嶋へ原作・脚本のみならず、出演を懇願。結果、水嶋ヒロは約1年半ぶりにカメラの前で演技を行なうことになった。
水嶋ヒロは、今回の作品に対して「“演者が輝ける作品を考える”という、今までと真逆の立場に携わるのは、とても新鮮で刺激に溢れる時間でした。この作品が皆様の目にどう映るか、とても楽しみです。」と、コメント。また、「脚本を書いている間は自分が出演することになるとはまったく思っていませんでしたが、皆さんからの熱烈なリクエストに、僕でよければとお返事させて頂きました。」と、自身が今回のミュージックビデオに出演する経緯を話している。
全15分におよぶ短編映画的な側面も持つ「silent scream」のミュージックビデオは、バレエ一筋のアキ(千紗)とドガの絵を盗んできた謎の男(水嶋ヒロ)との関係から物語が始まる。企画より約2ヶ月かけて制作されたというこの映像。収録はアジトのシーンの撮影からスタート。そこで水嶋と千紗は初対面となったが、収録が進むに連れてすぐに打ち解け、音楽や演技のことなど含めいろいろな話をしていたという。
また、千紗のバレエシーンはスタントなしですべて本人によるもの。もともと幼少の頃より中学1年までクラシックバレエをやっていた彼女だったが、本格的な実施はそれ以来。タイトなスケジュールの中、今回の撮影のために、先生について約2週間自主練も含め毎日3~5時間特訓をして、撮影に臨んだ。
「ドラマということで、いつものミュージックビデオとは違い、本当にドラマの撮影現場でした。台本を覚えて。でも今回セリフがほとんどないというストーリーで、より難しかったです。水嶋さんには役者として、沢山リードしてくださったりアドバイスしてくださったりと、勉強させていただき、本当に楽しく共演させていただきました。初めはもちろん緊張しましたが、撮影をしていくうちに、とても話しやすい方で、撮影の後半にはリラックスして演技に望まさせていただきました。本当に楽しすぎる現場で、いい経験になりましたし、もっと勉強しなきゃという気持ちになりました。また、幼い頃からやっていたバレエをできたこと、ライトを浴びてバレリーナとして舞台に再び立てたことは、初心を思い出し、なんともいえない新鮮な気持ちになりました。」── 千紗(GIRL NEXT DOOR)
今回のミュージックビデオは、3月16日リリースのシングル「silent scream」(セブンイレブン版除く)に15分フルサイズで収録、また同日リリースのアルバム『Destination』には、約5分に編集されたダイジェスト版が収録される。
また水嶋ヒロは、現在も新たな創作活動に取り組んでおり、今後は様々なジャンルでの活動を展開する予定だ。
◆GIRL NEXT DOOR オフィシャルサイト
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