-異種格闘技対談-Ring【round2】第13回/jealkb

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-異種格闘対談-Ring【round2】第13回

jealkb / 逹瑯(Vo) ムック

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haderu:ホント、たっちゃんには感謝してるんだ。いつも気にかけてくれてて。
hideki:いきなり俺たちの“武道館に立ちたい”っていう夢を叶えてくれた人ですからね、逹瑯さんは。

――逹瑯くん。今回のゲストは………。

逹瑯:jealkb!

――この対談は確か………?

逹瑯:【異種格闘対談】なんだけどね(笑)。来ちゃいましたね、ヴィジュアル系ゲストが。そういえば、マオくんも出たいって言ってたなぁ。

――シドの?

逹瑯:いや。浅田真央くん。

一同:本当!?

haderu(Vo):それだったら、かなりの異種格闘になるね(笑)。

逹瑯:うん。浅田真央ちゃんは嘘だけどね(笑)。

ediee(G):魔王さんじゃないんですか?

一同:シーン(沈黙)。

haderu:すいません。30秒黙らせます。ペナルティーで。

ediee:黙ります!

逹瑯:あはははは。ってことで、今回は、そんな根本的な連載趣旨を無視して(笑)、初のヴィジュアル系ゲストです。

hideki(Vio&Dan):マジですか!? 本当に初なんですか?

逹瑯:初めてですよ。ね?

――そうだね。でも、大槻ケンヂさんが来てくれたこともあったけど。

haderu:え? 筋肉少女帯の!?

逹瑯:そうそう。筋肉少女帯の大槻ケンヂさん。でもね、筋肉少女帯をヴィジュアル系と呼んでいいのか? っていうとこでね。大槻さんは、「僕は元祖ヴィジュアル系ですよ! 間違いない!」って言ってたけどね(笑)。

――『SHOXX』の3号目だったっけ? かの表紙が筋肉少女帯だったとかでね。

haderu:へぇ〜!? そうなんだ! すごいね、それ。

hideki:たしかに、顔に描かれてますもんね。

逹瑯:たしかに、メイクもしてるし、大きく分けたらヴィジュアル系なのかもしれないけど、一般的には、また筋肉少女帯は独自な世界観を築き上げた人たちっていうイメージだよね。筋肉少女帯っていうジャンルっていうか。それがすごいと思う。

一同:たしかに(納得)。

逹瑯:だから、やっぱり、今日が初のヴィジュアル系ゲストですよ!

一同:ありがとうございます! よろしくお願いします!

逹瑯:こちらこそ。それに、この人数でやるのも初めてだよね。

haderu:そうなの? 5対1は初?

逹瑯:そう。前回のバニラビーンズは2人だったけど、それ以外は、みんな1対1の対談ですからね。

ediee:2対5はあったけどね。

haderu:(遮るように)ねぇよ、2対5なんて! 誰が2だよ!

ediee:すいません、黙ります。

逹瑯:(edieeに向かって)めっちゃハイソックスですね(笑)。

ediee:そうなんですよ。

hideki:膝、カサカサになってますけど……(笑)。

haderu:像の皮膚みたいなことになってますけど……(笑)。

ediee:(自分の膝小僧から中指をゆっくり伸ばして像にみたてながら)ぱおぉ〜。

hideki:伝わり辛いよ!

haderu:文字じゃ伝えられねぇよ!

ediee:あ。はい。すいません。

――あははは。逹瑯くんとjealkbは、もう付き合い長いんですよね?

haderu:ですね。でも、改めて対談となると、なんかちょっと照れくさい感じもしてね(笑)。

――初めての出逢いっていつだったんです? 私がムックとjealkbを一緒に見たのは、2007年の3月10日にやった『MUSIC ON! TV ユメレジ(夢ケ丘レジデンス)』のスペシャル・ライヴだったんですよね。jealkbと、ALvinoとムックの3マンでしたね。

elsa(Dr):あぁ、覚えてる! SHIBUYAーAXでやったライヴだ!

一同:あぁ〜。そうだそうだ!

――出逢いはあれより前?

逹瑯:いや。その番組にゲストで出たのがきっかけだよ、まさに。

haderu:そうだったね! 『ユメレジ』の一番最初のゲストがムックだったんだよね。一番最初のゲストが一番仲良くなってくれて。そうそう。交流はそこからだった。そこからいろいろとやりとりするようになったんだよね。

逹瑯:そうですね。

hideki:最初、オープニング・アクトやらせてもらったんですよね。

逹瑯:そうでしたね! そうそう。横浜の7th AVENUEでオープニング・アクトやってもらいましたね。

haderu:あ、そうだったそうだった! その最初の『ユメレジ』んときに、出たんだよね、そんな話が。

dunch(B):そう。俺、番組中haderuに、「ムックさんに何か質問ないの?」って無茶振りされて、テンパっちゃって、咄嗟に「前座やらせて下さい!」って言っちゃったんですよね。そこで、haderuに、「オマエ、まだウチらバンド始めたばっかで下手くソなのに、前座なんて出来る訳ねぇだろ!」って番組内で叱られて。

haderu:あははは。そうだ! でも、それから間もなく、その無謀な夢を叶えてくれたんだよね、ムックは。

dunch:そう。あんときはびっくりでしたね、本当にオープニング・アクトとして立たせてもらっちゃいましたからね。

――そうだったんだ。残念ながら、そのライヴは見れてないな。何かのツアーのとき?

逹瑯:たしかね、2006年の10月6日。<シックスナインデイズ 関東ナインディズ>んときじゃなかったっけかなぁ?

一同:あ、そうだ! そうだそうだ! 絶対そう!

――なるほど。じゃぁ、『MUSIC ON! TV ユメレジ(夢ケ丘レジデンス)』のスペシャル・ライヴよりも先に、対バンしてたんだね。

elsa:いやいやいや。対バンなんて恐れ多い、前座でもおこがましいのに、一緒のステージに立たせてもらったっていう感じでしたよ。

――『ユメレジ』の最初のゲストとしてムックを選んだのってどうしてだったの?

haderu:それは、ぶっちゃけ、番組のスタッフさんがブッキングしてくれたから、俺らは直接関わってなくて、もうゲストが決められてる状態で聞いたんですよ。まだその頃は、本当にバンドを始めたばっかりだったから、勉強不足で、あそこから必死で勉強していったから。

――そうなんだ。でも、たしか、『ユメレジ』の製作に関わってた人は、元雑誌の編集をやってた人で、ずっとムックを担当してた人もいるはず。その人もムックをバンドとしてすごく高く評価してた人だから、推薦してくれたのかも。

逹瑯:そうだったのかな、それだったら嬉しいよね。ホント、ずっと古くから担当してくれてた編集の人なんですよ。
(※『ユメレジ』は、“武道館を目指そう!”という主旨が軸にあったこともあり、武道館ライヴを経験したことがあるバンドをゲストに迎えて、いろんな話を聞いて参考にしようというところから、バンドをいくつか上げていったところ、関係者の中でムックの名前が最初に上がり、多方面から多くの人が推薦したことから、第1回のゲストがムックに決まったとのこと。もちろん、ムックを担当していた、元雑誌担当編集者もそのうちの1人だったという)

haderu:へぇ〜。そういう繋がりって嬉しいよね。俺たちは、その人を直接知らないけど、こうやって繋がりが素敵な出逢いをくれたっていうのは、すごい素敵なことだと思う。本当に最初の出逢いは『ユメレジ』だからね。

――いろいろとまた、芸人さんの世界と音楽業界とは世界が違うから慣れなかったでしょう?

haderu:うん。『ユメレジ』のスタッフも、本当に初めてな人ばっかだったからね。正直不安はあったし、やっぱりどうしても芸人がやると、真剣にやろうとしてても、ふざけてるんじゃないかっていう誤解があって。でも、そんな中、ムックとか、たっちゃん(逹瑯)は本当に良くしてくれてね。本当に感謝してる。それで、その番組主催のライヴにも、ムックが出てくれたんだよね。それが『MUSIC ON! TV ユメレジ(夢ケ丘レジデンス)』のスペシャル・ライヴだったんだよね。

dunch:そのライヴのとき、ウチらに内緒でウチらの曲「killss」をカヴァーしてくれたんだよね。

haderu:そうそう。めちゃめちゃカッコ良くてびっくりしたんだよね。

――たしかに! あのアレンジはカッコ良かった。

hideki:そのアレンジが自分たちの原曲よりも相当カッコ良くて、あのライヴからそれ以降、そのままアレンジを盗ませて頂いて、ずっとそれがオリジナル・ナンバーになっているっていう(笑)。

haderu:そうそう(笑)。ムックが、この曲の間奏部分でお客さんを煽ったのを見て、“え!? この曲って、間奏で煽れる曲なんだ!”って気付いたっていうね(笑)。で、許可も無しに、そのままアレンジを頂いちゃったっていう(笑)。

hideki:すごくないです? 自分たちの曲の煽りを人のバンドが決めるって……。

一同:(爆笑)

hideki:気に入っちゃって気に入っちゃって。本当にムックには、ライヴのやり方を教えてもらいましたね。基本から教えてもらったなぁ。ムックにとっては、もう当たり前になってて、自然にやってることが、俺たちからしてみたらすべてが新しかったんですよ。ホント、新鮮だったな。

ediee:ホント、吸収しましたね、いろいろと。

hideki:うん。最初にハマったのは、渋谷の煽り方。

逹瑯:渋谷の煽り方(笑)!?

hideki:そう。ずっと真似してたんですよ。カッコ良くて。

――あぁ、あの、“(声を張って)渋谷〜っ!”っていう煽り方?

hideki:いやいや、逹瑯さんは、そうやって高い声で煽らないとこが他と違うんですよ。“(逹瑯の声を真似て、太い声で震わせながらオドロドロしく)し〜ぶ〜や〜〜〜〜〜”って。

一同:(爆笑)

逹瑯:(大爆笑)

hideki:って、言いません? 逹瑯さんって。

――あはははは。言う言う(笑)。あまりにも似ててびっくり(笑)。ぜひ、もう一回!

hideki:し〜ぶ〜や〜〜〜〜〜。

逹瑯:あはははは。原稿に起こすの難しんじゃないの(笑)?

haderu:あははは。たしかに、文字震わせといたらいいかも(笑)。

逹瑯:いや、俺ね、ライヴ中、一番ウワァ〜ッと盛り上がるとこで、声張って煽んないからね。逆に、ワァ〜ッって煽るだろうなって思うところで、ワン・トーン落として静か煽る方が、ドッ!と来ることが多いからね。

一同:へえ〜(感動)。

――計算してるんだ、そういうのも。

elsa:業なんだね〜(感心)。

逹瑯:激しい曲の後とかに、思いっきり煽るんじゃなくて、静かに、“死んでくれるか?”って言うと、ワ〜ッとなるね。

haderu:なるほどね〜。これね、またウチら真似しちゃうからね(笑)。

dunch:すぐに影響されるからね(笑)。

haderu:激しい後に、“死んでくれるか”。なるほど。ちょっと、そこ、メモっといて!

ediee:(急いで衣裳をめくり上げ、お腹を出す)

haderu:なんだよ、それは! そこにメモるのかよ! そんなボケ、伝わんねぇから!!!

dunch:つか、“死んでくれるか”くらい覚えろよ!

逹瑯:あははは。とにかく、小さい声で、激しい言葉を言う。これがポイントかな。

elsa:ギャップが大事なんだね。

dunch:うんうん。っていうかね、一時、haderuが、その“し〜ぶ〜や〜〜〜〜〜”って言うのを言いたがって言いたがって、ライヴでもよく言ってたよね。

ediee:「killss」の間奏で、しょっちゅうやってたもんね。

dunch:その煽りが好きすぎて、品川のステラボールのライヴで、“し〜ぶ〜や〜〜〜〜〜”煽っちゃったっていう(笑)。

逹瑯:(大爆笑)。まぁね、でも、ライヴの後半になってきて、喉を気遣わなくてもいいようになったら、思いっきり声張って煽っちゃったりしますけどね。

haderu:おぉ〜(感動)。やっぱりちゃんと喉のこと気をつけてのことでもあるんだ!やっぱすげぇな。考えてるんだなぁ。

――いつもこんな風にアドバイスを?

haderu:うん。してくれる。ホント、たっちゃんには感謝してるんだ。いつも気にかけてくれてて。武道館のライヴにも呼んでくれてセッションやらせてもらったことあったよね。

逹瑯:あぁ〜。<JACK IN THE BOX 2008>だ。やりましやねぇ。

hideki:いきなり俺たちの“武道館に立ちたい”っていう夢を叶えてくれた人ですからね、逹瑯さんは。

逹瑯:まぁでも、またワンマンであのステージに立つのは、また違う緊張があるからね。

haderu:たしかに。あの日は別の意味の緊張もあったからね。

ediee:そう。あのとき、セッションでL’Arc〜en〜Cielさんの曲をカヴァーさせてもらったんですよね。緊張したわ〜。

――楽屋には本人達がいますしね(笑)。

haderu:そうそうそう。歌詞必死で覚えたもんなぁ、間違えたらシャレになんないと思って。そしたら、ステージにモニター(プロンプター)があって、“あ、売れてるバンドの人たちは、こうやってステージにモニター置くんだ!”って思ったんだよね。

逹瑯:あははは。みんながそうか解らないですけど、俺は、カヴァーやるときしかモニター使わないですよ。間違ったらシャレにならないからね。

⇒NEXT INTERVIEW-2

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