AKB48指原莉乃「まずは前田敦子と大島優子を記憶から消すとこから始めます」

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映画『インセプション』にちなみ、2010年日本中の人々に強い影響を与え“インセプション”し、日本を大いに元気づけてくれた人を表彰する「インセプションアワード2010」が制定され、秋元康が受賞した。

◆AKB48&秋元康

表彰に先立ち映画『インセプション』が2010年映画界にどのような影響を与えたのか、日経エンタテインメント!編集委員の品田英雄氏が、2010年のトレンド傾向を以下のように語った。

「高価値高価格」→3D映画、iPad、iPhoneなどのヒット
「仲間力」→サッカーW杯、AKB48の活躍
「非素顔」→マツコデラックス、時代劇、アバターのヒット

2009年の映画興行収入2109億円に対し2010年は2300億円に近いことを挙げ、ハリウッド力の復活を説き、2011年は、よりクリエイティビティが復活してくると予想。その中で『インセプション』は、「豪華キャスト・クリエイティビティ・アイディアの3つのすごい柱がある。今までの監督がやってこなかったことを追求し、今までにないものを形にした素晴らしい作品」と解説した。

その後、「インセプションアワード2010」受賞者が発表され、秋元康が登場、盾が授与された。

ここでの秋元康のコメントが実に秀逸。「本当に嬉しいです。2009年もなく2011年もない2010年だけの賞をいただけて嬉しいです。はっきり言って宣伝のための賞でしかないのに受賞して喜ぶのはどうなのだろうと思ったのですが、クリストファー・ノーラン監督が大好きで、本当にこの映画のファンなので、ありがたく頂くことにいたしました」と、ナイスなメッセージを残してくれた。

その後、「2010流行語大賞」入賞、「第23回トレンド大賞」受賞、「グッドデザイン大賞」金賞を受賞したAKB48から、指原莉乃、仁藤萌乃、横山由依の3名が登場、花束が贈呈された。

横山由依:秋元さんといえばサプライズ。嬉しいサプライズで2010年、研究生からチームKに昇格しました。ありがとうございます。

秋元康:自分で深く考えるとあまり面白くない。2011年の彼女たちのテーマは予定調和を狂わせることですね。

仁藤萌乃:じゃんけん選抜とか、メンバー自身も楽しみながら出来ることを考えてくれるのが嬉しい。2010年は海外公演もあり、よかったです。

秋元康:運で左右されることが多い仕事なので、自分が運を持っていると自信をもつことが大切だと思います。

秋元康から「最後、指原はどんないいことで締めてくれるんだろう」とフリがでると、指原莉乃は「秋元先生は本当に素晴らしいと思うんです。秋元先生の頭の中に入って、記憶を植えつけて、私をセンターにしてもらうようにしたいです」とインセプション宣言。「ちゃんと映画を見ればわかりますけど、頭の中にもセキュリティの人がいるんです」とかわす秋元康に、負けじと「そこをさらにかわして植えつけるんです。まずは前田敦子と大島優子を記憶から消すとこから始めます」と、会場を沸かせた。

秋元康は「センターになるアイドルにしゃべる奴はあんまりいないんですよ。指原には放送作家にならないかと言ってるんですよ。何年かしたら元センターの裏方になっていると思う」と、会場を笑いで包んだ。最後には、「本当に今年だけの賞ではありますが、天才クリストファー・ノーランの素晴らしい作品ですので、本当に皆さんにブルーレイ&DVDで観ていただきたいですね」としっかり作品をPR。

その後、本作に出演している渡辺謙から「秋元さんという名前を聞かなくても、秋元さんの活躍が日本のメディアを沸かさないことはありませんでした。羨ましくもあり、素晴らしいことだと思います。受賞おめでとうございます」と秋元康の功績を称えるVTRが届けられた。


『インセプション』ブルーレイ&DVD セット
12月7日発売
初回限定生産 税込3,980円
(c)2010 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
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