<ニコニコ大会議2010秋>、会場&Web視聴で約11000人が熱狂

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ニワンゴが運営する動画サービス「ニコニコ動画」のライヴイベント<ニコニコ大会議2010秋~それはロックか?~>が10月28日にSHIBUYA-AXにて開催された。

◆2010.10.28<ニコニコ大会議2010秋~それはロックか?~>画像

当初はニコニコ動画の新機能発表イベントとして開始したものの、2009年からは本格的な音楽イベントとして開催されるようになった「ニコニコ大会議」。2009年は全国8都市ツアーと東京2daysファイナルライヴを無料で実施したが、2010年からは有料での開催となった。

ライヴでは、会場のSHIBUYA-AXには1450人のファンが“リアル・チケット”を手に集まり、さらにニコニコ生放送経由では有料の“ネットチケット”を購入した9542人がイベントを視聴。計11000人近くがニコニコアーティストたちのパフォーマンスを楽しんだ。

オフィシャルレポートが届いたので紹介しよう。

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ライヴは、13人のボーカリストによる「ニコニコ動画流星群(大会議ver.)」でスタート。今回は作者の“しも”も参戦し、「うp主」とプリントされたTシャツで存在感を放っていた。

2曲目には、“鋼兵”が「メグメグ☆ファイアーエンドレスナイト」を熱唱した。王族BANDが奏でるユーロビートのリズムに鋼兵のシャウトがぴたりとハマり、オーディエンスの空気をさらに熱していく。早くも限界まで達したボルテージを引き継いで「トウキョウト・ロック・シティ」を力強く、それでいてクールに歌ったのは“Gero”。さらには息つく暇もなく“Φ串Φ”が登場し、透明感のある声で「二息歩行」の切ない歌詞をオーディエンスに届けた。

ここで雰囲気が一転する。重低音が会場に鳴り響き、“赤飯”が吼える。ヘヴィメタルの「骸Attack!!」だ。クールダウンとヒートアップが繰り返され、会場には異様な熱気が充満する。

突然、ステージが暗転した。一瞬の静寂を破って流れ始めた曲は「魂のルフラン」。“古参バンド”による演奏に合わせて、赤飯と女性アーティストたちが会場をさらに盛り上げる。

続いては“弟の姉”がステージ階段上より登場し、「炉心融解」をしっとりと歌い上げた。この日はただひとり、着物姿でステージに立っていた彼女。「炉心融解」との組み合わせは、どこか幻想的な雰囲気もただよっていた。

弟の姉が会場にもたらしたしっとりした空気をそのままに、「Just a game」を情感込めて歌ったのは“nero”。ファンを魅了してやまないビブラートは、今夜も健在だ。
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