東京女子流はアイドル戦国時代の上杉謙信か
地道なライヴ活動を重ねることでスキルを磨くとともにファンと近い距離で成長を続けるガールズグループ・東京女子流。そんな努力の結果もあり、最新シングル「ヒマワリと星屑 / きっと 忘れない、、、」が、オリコン・ウィークリーランキングで初登場19位と、過去作より順位、推定売り上げ枚数ともに大きく躍進した。
◆東京女子流の最新画像、東京女子流×ももいろクローバー生電話(USTREAMアーカイブ)
ところで去る10月の3連休の間、彼女たちにとても珍しい事態が降りかかっていた。同じくガールズグループのももいろクローバーの忘れ物を届けるため、名古屋に向かうことになってしまったのだ。
事の始まりは10月10日のishimaru soft本店でのインストアライヴ。このイベントで使用する楽屋に、明らかに東京女子流の衣装とは異なる、見慣れない頭飾りが残されていた。
東京女子流のイベント前日の夜に、同じ会場でイベントを行なっていたのはももいろクローバー。そして、この頭飾りはどうみても、ももいろクローバーの百田夏菜子のもの。というわけで、マネージャーを通してももクロサイドにこの忘れ物の頭飾りについて問い合わせてみると、「17日の名古屋の単独ライヴに届けてほしい…」と、お願いされてしまったのだ。
10月17日といえば、東京女子流も昼間に自分たちの定期ライヴを開催と、スケジュール的にはシビア。ただ、自分たちの手元にある頭飾りがないと、同じガールズグループのももいろクローバーが困ってしまう。それならば、と、このお願いを快諾。かくして10月17日、東京女子流は自身のライヴイベントを終えるとそのまま名古屋に向かうことになった。ちなみに10日のこのやりとりは、東京女子流がインストアイベントの模様を終日USTREAMで完全密着配信していた関係で、すべて生配信され、アーカイブにも残されている。そして偶然ももいろクローバー側もUSTREAM配信を行なっていたので、そちらの様子もアーカイブとして残されている。
また、東京女子流サイドでは、10月17日の定期ライヴから名古屋ももクロライヴ参戦までを密着してUSTREAM中継することも決定。如何せん急遽決まったことだけに、何が起こるか予測不能。東京女子流は名古屋へ向かい、無事にももクロに忘れ物を届けることができるのか。そしてももクロのファンは東京女子流にどんな反応を見せるのか。これはファンならずとも見逃せない。名古屋のももクロライヴに当日参戦できないファンは、USTREAMで事実を目撃してほしい。
しかし、言ってしまえばライバル関係にあるグループにも関わらず、ももいろクローバーの忘れ物を届けようとする東京女子流。まさに“敵に塩を送る”とはこのこと。奇しくも昨今の音楽シーンは“アイドル戦国時代”と呼ばれていることを考えると、東京女子流、なんというアイドル戦国時代の上杉謙信なことか。
◆東京女子流オフィシャルサイト
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