中島美嘉、闇の中でも光輝く星のような待望のニューアルバム『STAR』特集

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MINI ALBUM「Light Ahead」 2010.09.15 In Store

INTERVIEW

──「ALWAYS」(2010年1月リリース)もオーセンティック・バラードと呼ぶにふさわしい名曲だと思います。

中島:初めて聴いたときから、メロディも歌詞もすごく好きでした。出だしからグッとつかまれる感じというか…。レコーディングでもすごく楽しく歌えたんですよね。楽しいっていうより、迷わず歌えたって言ったほうがいいのかな。”こんなふうに歌おう”みたいなこともあんまり考えなかったし。自分の状態とも合ってたんだと思います、きっと。いつも曲には恵まれてると思ってるんだけど、そのときの気分やテンションと合うかどうかは別の話なので。

──そして最新シングルの「一番綺麗な私を」。USEN総合チャートで史上初の6週連続1位を記録するなど、幅広い層のリスナーに支持されてるようですね。

中島:いろんな人に聴いてもらえるのはうれしいですね、素直に。この曲、いままででいちばん難しかったんですよ。音域も広いし、本当に大変でした(笑)。でも、いい曲になったから、苦労した甲斐があったなって。

──この曲は中島さんが出演したドラマ『うぬぼれ刑事』の挿入歌。映画『バイオハザードIV アフターライフ』もそうですが、女優としての活動も増えてますよね。

中島:スタッフから“やってみない?”って言われたときは、できるだけ応えようと思っているので。いつも、すごく緊張するんですけどね。『うぬぼれ刑事』のときも“なるべく、みなさんの迷惑にならないように”って思ってたし。でも、終わってみたら“楽しかったな”って思えたんですよね。あんなにいろんな感情を表現する役は初めてだったし。あと、女優のお仕事をさせてもらうと、歌にもいい影響があるんですよ。演じるという意味では通じるところがあるし、撮影の日々が続くと“そろそろ歌いたいな”って自然に思うようになって。

──今回のアルバムにも、この2年間のいろんな経験が反映されているような気がします。『STAR』というタイトルもピッタリですよね。

中島:ここ2、3年、インタビューなんかで“スターとしての自覚”みたいな話をすることが増えていて、それを彼も読んでいたみたいで。“自分はすごいスターだ”なんて思ってるわけではなくて、人前に立つという仕事に対する気持ちですけどね。

──中島さんが作詞した「LONELY STAR」は、まさにそのことがテーマになってて。

中島:こういう仕事をしてる人はみんなそうだと思うんですけど、孤独を感じることは多いと思うんです。もちろん私はスタッフを信頼しているし、制作のときには才能のある方々の助けを借りてる。でも、ステージで歌うときは“ひとり”なんですよね。

──寂しいと感じるときはない?

中島:もともと私は孤独に関して“寂しい”とか“嫌だ”って思ったことがないんですよ。人に任せてイヤな思いをするくらいなら、自分でやったほうがいいっていうタイプなので。いまは自分の状況を楽しめるようになってますね。いい服を着て、いい車から降りてきて“あ、中島美嘉だ!”って言われるのもけっこう好きだし(笑)。

──スターですねえ、やっぱり。

中島:うん……って言っておこうかな(笑)。

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