中島美嘉、闇の中でも光輝く星のような待望のニューアルバム『STAR』特集

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MINI ALBUM「Light Ahead」 2010.09.15 In Store

INTERVIEW

──「Over Load」「GAME」といったアップチューンから、「ALWAYS」「一番綺麗な私を」「流れ星」などのバラードナンバーまで。中島さんの音楽性の広さがバランスよく表現されたアルバムになりましたね。

中島美嘉(以下、中島):そうですね。たまに車のなかで聴いたりするんですけど、“いい流れだな”って思うし。今回もいい曲に恵まれたなって思ってます。

──うん、本当に質の高い曲が多くて。前作『VOICE』(2008年11月リリース 5thアルバム)以降のシングルを振り返ってみたいのですが、まず、「Over Load」(2009年5月リリース)ですが、「光り輝くために僕ら/この瞬間(とき)を今乗り越えていこう」というポジティブな歌詞が印象的で。

中島:もともと抽象的な歌詞が好きだし、はっきりわかりやすい歌詞って、なんか照れちゃうんですけどね(笑)。でも、「Over Load」については“伝わりやすい応援歌”っていうテーマもあったし、そのころのモードもかなり前向きだったんですよ。

──『VOICE』のインタビューのときも、「いいテンションが続いてる」って言ってましたよね。去年のツアーそのままの勢いが感じられたし。

中島:そう、去年のツアーはすごく良かったんですよね。ボイストレーニングとか体を鍛えることだったりとか、それまでやってきたことがちゃんと成果として表れたというか。“やり切った”っていう手ごたえもあったし…。輝いてましたね、あのころの私は(笑)。

──(笑)。いまはどうなんですか?

中島:ツアーの後はちょっと落ちてるかも(笑)。でも、それでいいと思うんですよね。ずっとテンションの高い状態が続くわけもないし、“また、ああいう時期が来るだろう”って思ってるので。それまでは無理しません」

──なるほど(笑)。そのあとの「CANDY GIRL」(2009年9月リリース)はジャズの要素を感じさせるヒップホップ系のナンバー。“サーカス”というモチーフを含め、すごく斬新な曲ですよね。

中島:うん、それまでになかった曲になりました。こういう世界観も大好きだし…。やっぱり、いつも新しいことをやっていきたいと思うんですよね。いつも言ってることですけど“またバラード?”みたいな感じになるのは良くないなって。もちろん、バラードは大好きなんですけどね。

──そして「流れ星」(2009年11月リリース)。“星”にまつわる楽曲は、“シンガー・中島美嘉”のイメージと強くつながってますよね。

中島:特に意識してるわけでも狙ってるわけでもないんだけど、確かにイメージが出来てるんでしょうね…。「STARS」でデビューしたっていうのもそうだし、「見えない星」とか「ORION」とか、みなさんに知ってもらえてる曲は星にまつわるものが多いから。この曲もめちゃめちゃ好きですよ。実はアルバム(『VOICE』)のころからあったんですけど、”いちばんいいタイミングで、シングルにしたいね”って取っておいたんです。”中島美嘉=バラード”っていうイメージを持ってくれてる人も多いと思うし、ちゃんとパフォーマンスしないといけないなって思ってますね。

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