銀座にオープン、音楽とラーメンがコラボ

ポスト

世の中、様々なコラボが咲き乱れているが、音楽とラーメンのコラボだなんて、あぁ、なんと幸せな取り組みなんでしょう。

◆IPPUDO TAO TOKYO画像

全国でチェーン店展開するラーメン店、博多一風堂が、国際的に活動する和太鼓集団TAOとタッグを組み、ラーメンと和太鼓がコラボレーションした新店舗「IPPUDO TAO TOKYO」を銀座にオープンさせたのだ。

きっかけは一風堂の代表、河原成美氏が2009年夏、熊本県にあるTAOの合宿所を訪れた際、魂が浄化されるような素晴らしい演奏に惚れ込んだことから。自身が胸を張って作り出すラーメンと、和太鼓の持つダイナミクスとウネリ、そしてその連帯感とほとばしる魂の叫びが、がつーんと両者を結びつけたのだろう。…きっと。

新店舗では河原が和太鼓からインスパイアされた2種の創作ラーメンを出す。TAOのイメージ・カラーが赤と黒ということもあり、ひとつは、和太鼓のもつアグレッシブなビート、力強さ、躍動感を表現した極太麺のTAO黒。黒香油を入れてスープを引き締め男性をイメージした醤油とんこつ。もう1杯は、和太鼓の情熱的なリズムに、しなやかな繊細さを表現した細麺のTAO赤。辛か味噌の赤で女性をイメージしたうま辛とんこつ。いずれもIPPUDO TAO店でしか食べられないメニューで、丼から店内のインテリアまで赤と黒に統一し、モニターやBGMもTAOの演奏する和太鼓というこだわりようだ。

オープン前の会見で代表の河原は、「日本の伝統文化って凄い!このかっこよさを、和太鼓というメディアを通じて、日本のラーメンを世界食にしたい!」と同店を世界戦略に向けてのフラッグシップ店と位置づけた。今後は日本の伝統楽器を聴きながら食事が出来る、食とエンタメがコラボしたシアター形式のラーメン店を欧米に開店したいと今後の抱負を語った。

円高、株安なんのその。そう、日本経済を牽引するのは日本伝統を背負って立つラーメンなのだっ。

IPPUDO TAO TOKYOは、博多、シンガポールに続いての3店舗目として9月1日に銀座でオープンとなった。

IPPUDO TAO TOKYO
東京都中央区銀座4-10-3 セントラルビル1階
TEL:03-5148-1172
営業時間:月~土/11:00~翌2:00 日・祝/11:00~24:00
休:年末年始
◆IPPUDO TAOオフィシャルサイト
この記事をポスト

この記事の関連情報