小栗旬初監督映画『シュアリー・サムデイ』、イベント大盛況

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構想4年、製作1年、足掛け5年にも及ぶ小栗旬初監督作品『シュアリー・サムデイ』。物語を牽引する小出恵介を筆頭に小栗旬自ら参加したキャスティングによって、アクション、サスペンス、サプライズ溢れる青春群像エンタテインメントの誕生となった。

◆<シュアリー・サムデイ・スーパー・サマー>画像

本作の公開直前イベントとして、7月11日東京国際フォーラムで<シュアリー・サムデイ・スーパー・サマー>が開催され、巧(小出恵介)withシュアリー・スターズの最初で最後のライブステージを披露、主題歌をはじめトータス松本、菅野よう子×手嶌葵さんのパフォーマンス、そして小栗監督とキャストたちのトークセッションなど、今夜限りのイベントに大盛り上がりとなった。

──皆さん映画はいかがでしたか?実は今日皆さんといっしょに小栗監督も映画を観ていたんですよ。小栗監督どこですか~?

…というMCのLiLiCoの呼びかけに応じて、小栗監督が後方の客席から登場。まさか場内客席にいたとは知らず、会場は悲鳴のような大歓声。客席の間を歩き、お客さんたちの歓声に答えながらゆっくり舞台まで歩いて登場となった。

小栗監督:いやーいい映画でしたね(笑)。面白かったです。皆さん笑ってほしいところで笑ってくれていたので。やっぱり大竹しのぶさんは鉄板ですね!最初は皆さんの空気が固かったんですけど、途中から皆さんが集中してみて下さっているのが分かったのでよかったです。

──ありがとうございます。ではゲストの紹介をして下さい。

小栗監督:なんか僕ら紅白歌合戦の司会見たいですね(笑)。では、1人目の方を紹介します。まさか来てくれるとは思わなかったです。トータス松本さんです。

トータス松本:小栗くんと俳優の皆さんスタッフのみなさん、こういう日を迎えられておめでとうこざいます。緊張するな。なかなかないですよね。結婚式とこういうイベントに呼ばれて演奏するのが1番緊張するんですよ。すごい前に小栗くんと酒飲んでた時に「俺、映画つくりたいんですよ。監督やります」って話を聞かされて。「もしその映画の話が進んだらトータスさんに曲を書いてもらいたいんだけど、書いてくれますか?」って言われたんですよ。その時は酔った勢いで「うん」って言って。でも、本当にやるとは思っていなくて。それからしばらくして本当に映画を撮ることになって、「小栗やるな~」と思いました。それで、約束通り曲を書いたんです。主人公達がバンドを始めるってなった時に、俺だったらどういう曲を書くかなと想像して書いた曲です。では、聞いて下さい。

ここで、アコースティックバージョンの「シュアリー・サムデイ」を情感たっぷりにトータス松本がパフォーマンス、曲が終わった後、客席にむかってピックを投げ込んで場を盛り上げた。その後、イベントに来られなかった出演者からのビデオメッセージが紹介、そのままメイキング映像の上映と、小栗監督やキャストのスライドショーが公開された。

上映が終わると幕が上がり、そこには菅野よう子と手嶌葵が登場。2人は「Because」と「シュアリー・サムデイ」のストリングス&ピアノバージョンを披露し、そのすばらしい演奏に場内から大歓声を受けた。

小栗監督は、トータス松本、菅野よう子に音楽を依頼したその経緯を語った。

小栗監督:僕が中高生だった頃、トータスさんの曲にパワーをもらっていたんです。「こんなに気持ちのこもった曲を歌う人がいるんだな」と思っていて。ドラマとかで使われると、キャラクターの感情を後押しするような感じになっていると感じていました。だから、自分の映画でも、主人公達の背中を押す瞬間の曲を作ってほしいと言ったんです。初めて曲を聞いたときはしびれましたね。初めてバンドを組んだ子たちが作ったであろう曲なんですけど、そういう気持ちがこもっていて。劇中では巧が曲を書いたことになっているんですけど、「巧うまいこと書きやがったな」っていう感じでした。菅野さんに関しては、やってもらえるとは思っていなかったんですよ。ダメもとでお願いしてしまいました。僕、菅野さんのCDは全部持ってます。「カウボーイビバップ」というアニメがあるんですけど、その音楽がかっこよくて。ですから、自分で映画を作るなら菅野さんにお願いしたいと思っていたんです。菅野さんの曲で自分の映画を見てみたいなと。決まってからは夢のような作業でした。菅野さんに脚本を読んでいただいて、「やってくれるらしいよ」ってなって。シーンごとに音楽を作ってもらったんですけど、どの曲も合っていてビックリしました。音楽のおかげで映画は200倍ぐらいよくなりました。手嶌さんの歌もやばかったです。グッときました。素晴らしいです。なんであんなにキレイな声をしているんだろう。エンドロールはあの曲(「Because」)のおかげで500倍よくなりましたね。僕には音楽の才能が1個もないので…。
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