クレンチ&ブリスタ、夏だからこそ感動できる楽曲が満載の『Peace to Lovers & Out Works』大特集
クレンチ&ブリスタ
3rd Album & Out Works 『Peace to Lovers & Out Works』 2010.06.16リリース
クレブリのインタビューにmirayが登場!
大切な人と一緒に聴いてほしいラブソング
夏だからこそ感動できる楽曲が満載
クレブリが参加した豪華Out Worksも収録
INTERVIEW
Mr.Blistah(以下、ブリスタ):最近そういう声をよくいただきます。“ズルイな”と(笑)。こんなに定着するとは思わなかったんですけど、今はコラボがスタンダードな形と言ってもいいくらいで。
Clench(以下、クレンチ):今回のアルバムは、夏にスポットを当ててやろうということで。そこに加えて、僕らが今までやってきたコラボも一緒に聴いてもらえばより面白いんじゃないかな? ということで、1枚にしてみました。
クレンチ:以前「真夏のMemory... feat. Foxxi misQ」という曲を出した時に、予想以上にファンの方や周りの方が楽しんでくれて、冬でも「あの曲を歌ってほしい」とよく言われたんですよ。だったらもっとたくさん、夏にスポットを当てた楽曲を出したら楽しんでもらえるんじゃないかな? ということで。二人とも夏が大好きなので、そういう歌が好きということもあるんですけど。
クレンチ:夏にスポットを当てたラブソングのアルバムということで、すべての恋人たちに僕らから贈る歌という意味と、参加してくれたアーティストへの敬意を込めて、こういう表記にしました。
クレンチ:杏里さんは夏の歌を歌うアーティストというイメージがあって、今回のアルバムを作る時に、僕らの大好きな「SUMMER CANDLES」をどうしてもサンプリングしたい、というところから始まってるんですよ。まずライヴのリハーサルにお邪魔して、曲についてアドバイスをいただいて、そこからDJ WATARAIさんと一緒に、曲がどんどんいい方向へ転がっていった。DJ WATARAIさんも杏里さんの大ファンということで、3人の意見が合致したんですよ。
ブリスタ:最初にお会いした時に、“フリースタイルで自己紹介してよ”と言われて、マイクを渡されて、ドラマーの方がリズムを刻んでくれて、フリースタイルをやって、“よろしくお願いします!”みたいな(笑)。初めて会ったのに、初めて会った気がしない不思議な方で、すぐに心を開いてしまいました。
クレンチ:気付いたら、プライベートな話を延々してましたね。話し終ったあとは浄化されたみたいな感じで、本当に気分良く帰れました(笑)。
ブリスタ:僕たちが今悩んでいる人生のことや音楽のことは、杏里さんがかつて乗り越えてきた壁だったりするので。すごく勉強になりました。
ブリスタ:よくイベントで一緒になるんですけど、いつも本当に元気な子で。
クレンチ:この曲にふさわしい人選だと思います。
ブリスタ:彼女はお客さんをいじるのが得意なので、歌詞の中にもそういうセクションを設けたりとか。お客さんと遊べる楽しい曲にしたいということで、一緒に作っていきました。
クレンチ:そしてインタールードと、僕らの楽曲「すべてが今ひとつに…」をはさんで、「I miss you」に参加してもらったDEM。彼女は「真夏のメモリー」に参加してもらったFoxxi misQのメンバーで、メンバーの中でも元気担当なんですけど、今回は違った側面を見せられたんじゃないかな。この曲、すごく評判がいいんです。
ブリスタ:大好きだった彼と別れてしまって、“でも会いたいよ”という、せつない曲です。
クレンチ:僕たち的にも新しい扉を開けたと思っていて、満足してます。あともう1曲、「サマードリーム」に参加しているSweet Liciousは、女性二人組のヴォーカル・ユニットで、レーベルメイトにあたるんですけど。この曲のコンセプトがグループ・デートみたいな、ドライヴ・チューンになっていて、陽気な歌にしたかったので、彼女たちをお招きしました。
ブリスタ:夏の始まりの胸が高鳴る感じだったりとか、恋の始まりの“これは夢じゃないかな」”と思うような気持ちを、「サマードリーム」というテーマにして、今が永遠に続けばいいなということを歌ってます。
クレンチ:夏という季節は、いろんなことがありうるじゃないですか。どこを切り取っても、僕たちのフィルターを通した、大きな愛みたいなものを感じられるアルバムになったと思います。
ブリスタ:「すべてが今ひとつに…」は、大きな愛を歌ってます。もともと、タオルを振り回しながら野外で盛り上がる曲をイメージしてたんですけど、僕らはラッパーですし、メッセージを発信したくてマイクを握っているので、ただ盛り上がれというだけの曲じゃ物足りないんですよ。何かしらのメッセージをお客さんにぶつけて、“あ、そうだな”って共鳴してほしいし、それが本当の盛り上がりだと思うので。“僕たちはこう思うけど、どう? 賛成してくれるなら、タオルを回してくれよ”というパーティー・チューンです。「ありがとう、感謝」はアルバムの最後を飾る曲ですけど、ゲストをたくさん呼んで“いいなぁクレブリ”と思わせる反面、原点回帰というか、こういうことをしっかりと表現していきたいと思って作りました。
クレンチ:あらためて並べてみると、こういう楽曲に参加できたことを誇りに思うし、全員が根底の部分でつきあえるアーティストの楽曲なので、思い入れも強いです。自分の曲のように思っている部分があって、「Garden」はMay J.の曲ですけど、一緒にライヴも何回もやっていて感慨もありますし。レーベルメイトのCLIFF EDGEやMAY'Sの曲も、すごく思い入れが強いです。それが自分たちのアルバムに入っていることがうれしいですね。
ブリスタ:僕たちの歴史がここにあると思います。倖田來未ちゃんは、僕らがクレブリを組む前からの知り合いだし、SOUL'd OUTもツアーを一緒に回らせてもらって、このイントロを聴くとステージの映像が頭に蘇ったり。ほかのみんなも、「頑張って一緒に売れようぜ」と言いながら、ずっと活動してきた仲間なので、こうしてまとめてみると、想い出深いですね。
ブリスタ:今から海に行くぞ、プールに行くぞというクルマの中とか、ちょっと気になってる女の子とのドライヴとか。想い出になりそうなシチュエーションに、ビッと再生ボタンを押してもらうと、男の子が言えなかった言葉を僕らが代弁していたりするので。二人の間をより縮めてくれるBGMになるんじゃないかと思います。
クレンチ:「SUMMER CANDLES~二人に捧ぐラブソング~」は、結婚式で歌ってほしいですね。
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