サカナクション、熱狂のライヴ<SAKANAQUARIUM 2010 kikUUiki>が遂に放映決定

ポスト

根底にポップスを持ちつつも、ありとあらゆる音楽性を取り込み音楽の可能性の広さを見せつけ独自なスタイルを持つサカナクション。サカナクション史上最もキャッチーといわれる「アルクアラウンド」は、そのクオリティの高さとアイデアに溢れるPVでリスナーをアッと言わせ、一方、7分に迫るロック・シンフォニー「目が明く藍色」は難解かつ複雑な構成を持ち、人間の奥底にある感性を呼び起こした。これらの曲を収録し2010年3月17日にリリースされた4thアルバム『kikUUiki』は、サカナクションの最高傑作との呼び声が高い。

このアルバムを引っ提げて行なわれたワンマンツアー<SAKANAQUARIUM 2010 kikUUiki>は、2009年行われた全国ツアー<SAKANAQUARIUM 2009“シンシロ”>(13公演全てソールドアウト)以上のチケット争奪戦が繰り広げられ、音楽ファンの注目度が最も高いコンサートとなった。

5月15日新木場STUDIO COASTでのステージの模様をWOWOWで独占放送することが決まった。ハイビジョンを通して“旬”のアーティストの魅力をたっぷりと届けてくれるプログラムになることは間違いないだろう。

5月15日に東京のSTUDIO COASTで行なわれた公演、この会場に集まった人たちのサカナクションに対する期待がどれほどのものかは、超満員の場内の光景と、客電が落ちた瞬間の、まるで数万人規模の大会場で聞くようなラウドな歓声から十分に感じられた。これまで誰も鳴らしたことのない音を、いま、ここで、聴くことができるという喜びがオーディエンスにはあり、そしてバンドは最新アルバム『kikUUiki』収録曲を軸に、実に丁寧な演奏で期待に応えた。

若さ特有の勢いやノリ任せでなく、表現の技術の高さが彼らにはあるのだ。そしてそこには、各楽曲が複雑なアンサンブルで構築されているがゆえ、聴くたびになんらかの新しい発見がある。

WOWOWでは、6月11日(金)午後11時50分よりこの日の模様が『サカナクション SAKANAQUARIUM 2010 kikUUiki』と題してオンエアされるが、そこでもきっと、なにか発見することになるだろう。すでに十分に進化してきているバンドだが、それはまだ、途中でもあるからだ。それこそがサカナクションの魅力でありおもしろさであり、このバンドに対する尽きない興味なのである。

『サカナクション SAKANAQUARIUM 2010 kikUUiki』
6月11日(金)夜11:50~
ハイビジョン放送

◆WOWOWオフィシャルサイト
◆サカナクション・レーベルサイト
◆サカナクション・オフィシャルサイト
この記事をポスト

この記事の関連情報