DaizyStripper、サプライズ満載のツアーファイナルに笑顔と幸福感
◆DaizyStripperツアーファイナル画像
5月29日のツアーファイナルの九段会館で、風弥(Dr、Pf)が倒れるというアクシデントがあった中での公演だけに、この日のO-WEST公演はいつもと違う緊張感と、メンバーを優しく迎えいれるファンの思いが交錯するものとなった。
19時過ぎ、風弥を筆頭に、Rei、なお、まゆ、夕霧が登場、割れんばかりの大歓声がメンバーを受け入れた。それに応える様に、1曲目から代表曲である「ダンデライオン」が演奏されると、オーディエンスの盛り上がりもオープニングから最高潮となった。
MCでは夕霧が「会いたかったぜ東京!全国を廻って色々あったけど、無事に今日が迎えられる事は、本当に嬉しい限りです。全国に愛の種を振り撒いて来て、その種がそろそろ芽吹き、お前らのお腹にも新しい命が宿ってくれたと思うけど、今日はタイトルにもある様に、<禁断の夜遊び>なんだから、いやらしい夜遊びをしようぜ!」と煽り、ポップチューン全快な曲、観客を巻き込む暴れ曲、しっとりと聴かせる曲等、緩急をつけての演奏が繰り広げられた。
ソロコーナーが行なわれる中、Drソロで風弥を待ち受けていたのは、メンバー仕込のドッキリだった。Drソロも終わり、次の曲のリズムを奏で他4人のメンバー登場を待つも、なぜか誰も登場しない。それでもわからず叩き続ける風弥の背後で、メンバーから風弥に対するコメントが流れ始めたのだ。ようやく気付いた風弥がはにかむ中、映像の中のメンバーに促され、ようやく次曲のリズムを奏ではじめるも、今度はステージ上に幼子3人が登場し、風弥を「パパ!」と名指しのサプライズ。Wドッキリに風弥も苦笑い。してやったりのメンバーの笑顔には、風弥への気遣いが満ち溢れていた5月29日の九段会館で倒れ、精神的に落ち込んでいた彼に対する「メンバー愛」が垣間見れる一幕だった。
本編に戻ると一転、ラストに向け激しいナンバーが続く。本編ラストではお決まりの「decade」で会場が再度ひとつとなって本編は終了した。
アンコールでは九段会館で発表された8月11日2枚同時発売のフルアルバムのタイトルが告げられた。『BIRTH』と『LOVE』である。DaizyStripperにとって初のフルアルバムとなる2枚だが、詳細は随時語られていくようだ。そして夕霧が「今日が終わりワンマンライブはまたいつになるかわからないけど、必ず会いに戻って来るからな」と語り、アンコール2曲も終了した。
しかしここで終わらないのが本当のツアーファイナルと言うべきものか、DaizyStripperならではなのか、客席からの歓声が全く鳴りやまない。それに応えるようにステージ上にメンバーが再登場。
「今日のライブは沢山のサプライズがあったけど、みんなも騙されている事に気づいてないよね?」とサプライズ宣言。アンコールで「ワンマンライブはいつになるかわからないけど…」と話していたところだったが、「実はワンマンライブが決定しました。8月のアルバムを引っ提げて、9月30日、日本青年館でワンマンライブをやります!」と発表、客席からは悲鳴に近い歓声が巻き起こった。
最後は8月リリースのアルバムから、収録曲「STAY GOLD」を演奏しオーディエンスに万感の感動を残しライブは終演となった。会場を後にするリスナーの顔は笑顔と幸福感に満ち溢れていた。
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