Manami、「STAR BAPE SEARCH」で1,700人の頂点に立った彼女がシングル「Yellow Stop」でメジャーデビュー

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Manami メジャーデビュー・シングル「Yellow Stop」2010.06.09リリース

行くべきか止まるべきかの“Yellow Stop(黄色信号)” Manamiの選んだのは立ち止まることなく前へ進むこと

彼女自身が書き下ろした楽曲でその心情を漏らすことなく披露する

INTERVIEW

――デビュー曲「Yellow Stop」は、Manamiさんの作詞作曲ですよね。

Manami:はい。黄色信号ってことなんですけど、黄色信号って止まるか止まらないかの瀬戸際で、自分の心情だったり周りの状況でその決定が変化しますよね。私が今まで生きてきたなかでもそうだったけど、何か大きなものを手に入れる前って、混乱するじゃないですか。周りも色々言うし。私で言えば、オーディションの前に、絶対に受からないよっていうネガティブな言葉だったり。そういう言葉をはねのけて、前に進むための自分に対しての応援ソングでもあり、皆さんへのメッセージでもあるんです。

――チャンスは一瞬で過ぎ去るって言いますけど、そこで掴むか掴まないか迷っている人へのメッセージも感じますね。

Manami:そうですね。でもチャンスはやって来るっていうよりも、自分から掴みにいかないと。自分でからチャンスに向かって行かなきゃダメだと思うから、失敗しても何度でも掴みに行けば良いと思うんです。そういうポジティヴな感じの歌詞にもしたかったんです。最近不景気で元気のない東京や日本だったりするので、音楽で、ちょっとだけでも助けが出来るように。前に進むってこともそうですけど、黄色信号って考える時間もあるんですよ。前に進んでも良いときもあるけど、本心に問いかけたときに、立ち止まる勇気っていうのも必要だから。人生の選択肢はホントに全部自分にゆだねられているんですよね。そういう自由さも込めたかったんです。

――勢いだけではないんですよね。

Manami:はい。黄色信号っていうのは、人生の中でも大切なところだと思うんですよ。例えば恋愛とかもそうだし。その人のことを好きになってもいい人と、本心に立ち返るとダメって人と。本能のまま行ってはいけないこともあるから、常に本心を保つことも必要。そういう強さも反映させたいと思った曲ですね。

――黄色信号で止まるか止まらないか、判断する自分は客観的でないとダメですよね。Manamiさん自身がそうだから、出てきた歌詞ですよね。

Manami:もちろん感情のままにとか、本能のままにって部分がないわけではないですけど、大事なのは本心だと思っています。何をしていても、自分の本心を大事にできる。そういうものが最近は減ってきているのかなって。自分の芯を持ってなんでもやるっていう。

――軸があれば、行っても行かなくても後悔はしないですもんね。

Manami:そうですよ。私もこの曲を生み出すことで、自分を確立してから走り出したいっていうところもあって。

――「Dear My Happiness」は、最初にゴスペルのフィーリングが出ている気がします。曲調っていうことではなく、この曲に流れる世界が。「私なら幸せがmy best friend」っていうフレーズがすごく良いなと思いました。

Manami:私もそこが一番好きなんです(笑)。

――伝わってますね。この一行に救われた感じがするんです。

Manami:私もなんです(笑)。これを唄い終わったあとは救われますし、元気が出るんです。この曲は作詞作曲をし始めてすぐに出来たんです。特に歌って目に見えないから、目に見えないものをタイトルにしたいと思ったんです。例えば愛情だったり友情だったり。その中で出てきたのが“幸せ”。自分の幸せを最高の友達に例えて唄っているんですけど。私は歌詞を書く上で解決策を入れたいっていうのがあるんです。解決策といっても、まだ私もこれから成長していく上で、どんどん見つけて行くと思うんですけど、ちょっとした自分が思った解決策だったり、みんなと共有できるような疑問を投げかけて、曲と一緒に成長できたら良いなっていうのがあって。この「Dear My Happiness」は、どうやったら幸せが溢れ出てくるのかなって考えながら作詞をしたんですよ。「Yellow Stop」とは違う声だし、メロだし、そこまでコーラスも入れていないし、シンプルに仕上げたんですけどね。

――すごく強い「Yellow Stop」と柔らかい「Dear My Happiness」と、二つの要素が入った一枚なんですね。

Manami:私自身、実はすごく繊細なんです。弱いし、いろんなことに傷ついたり凹んだりするからこそ、こういう曲ができたんだと思います。自分には二面性があって、大人っぽく成長していく自分と、小学校から変わっていない幼い自分もいて。そういう内面がよく出たCDになりました。でも、必ず自分だけの歌ではなく、共感してもらえるように、リスナーとの距離感というのも考えます。私の音楽が、私とリスナーさんの間に流れる何かでありたいと思います。

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