ザ・ローリング・ストーンズ、チャーリー・ワッツ脱退の噂を否定

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2009年秋に続き、またもやチャーリー・ワッツがザ・ローリング・ストーンズを脱退したとのニュースが流れた。バンドは今回も直ちにそれを否定する声明を発表したが…。

今回の噂の出所は、オーストラリアの新聞『Sunday Herald』。同紙は関係者の話として、ワッツはこれ以上ストーンズのツアーに参加する気はなく、代わりにキース・リチャーズのバック・バンドのドラマー、スティーヴ・ジョーダンがジョインするらしいと伝えた。

しかしながら『The Guardian』紙によると、ストーンズのスポークスマンは翌朝これを否定する声明を発表したという。ワッツは「アルバム『Exile On Main St』のリリースや映画『Stones In Exile』のDVD発売というバンドの最新プロジェクトをプロモートするためインタヴューを受けている最中」であり、ほかのバンド・メイトと一緒に「『Exile』アルバムのUKチャート1位獲得を祝っているところだ」という。

一部報道では、スポークスマンは「昨日、オーストラリアの小さなミュージック・サイトで流れた、情報が不確実ででっちあげられた報道に反し、我々はドラマー、チャーリー・ワッツがザ・ローリング・ストーンズを脱退していないことを明確にしたいと思います」とも話したといわれるが、この声明、2009年に出されたものにソックリだ。

2009年9月にワッツ脱退の噂が流れた際、スポークスマンは「今朝、オーストラリアの小さなミュージック・サイトで流れた作り話とは裏腹に、チャーリ・ワッツはザ・ローリング・ストーンズを脱退しておりません」とのコメントを発表している。このとき、独占としてワッツ脱退のニュースを流した当事者、オーストラリアの音楽サイトUndercover.com.auは、『Sunday Herald』紙の報道を受け「ストーンズには否定の前歴がある。ビル・ワイマンが辞めたときも認めるのに18ヶ月かかった。当時バンドは活動休止期間で、ただ単に彼の脱退を否定した。しかし活動を再開したときビルはいなかった」「今回もワッツ脱退を否定するのは間違いない」「時間は我々の味方だ」と強気の発言をしている。

一説では、ワッツはバンドを完全に脱退したわけではなく、レコーディングには参加するもののツアーに出るつもりはないとの話もある。真相はいかに?『Sunday Herald』紙によると、ストーンズは2012年にツアーを再開するらしい。

Ako Suzuki, London
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