ヴォーカルがいなくても大丈夫

「歌ものが作りたいけど、自分で歌うのはちょっと自信がない」なんて人には、動画投稿サイトなどでも話題のヴォーカル音源「ヴォーカロイド」との組み合わせがオススメ。伴奏はMusic Makerで作って、ヴォーカルパートはヴォーカロイドで。曲づくりにヴォーカルのパートナーが見つからないという人もこれなら大丈夫。

「初音ミク」や「がくっぽいど」が有名だが、Music Makerの販売元AHSも3製品をラインナップしている。「ボカロ小学生 歌愛ユキ」「ボカロ先生 氷山キヨテル」、そして、フルカワミキの生声を使った「SF-A2 開発コード miki」など好みで選ぼう。

Music Maker 3では新たに「VOCALOID2」ボタンから、「VOCALOID2 Editor」が起動できるようになっている。ヴォーカロイドで作った音声ファイルをMusic Makerに取り込むもよし、ReWireやVSTといった機能で同期・連携するもよし。

「VOCALOID2」ボタンからVOCALOID2 Editorを起動。メロディはあらかじめMusic Makerで入力するのがやりやすいかも。

ループ素材集追加でアレンジのバリエーションを広げる

曲づくりに慣れてくると、もっとバリエーションが欲しい！と思うはず。てっとり早いのは素材を増やすこと。AHSからはMusic Makerシリーズ用の著作権フリー音楽ループ素材集「SoundPooL」シリーズが多数発売されている。好きなジャンルの素材集を追加することで、より幅広い曲づくりが楽しめるというわけだ。
SoundPooL - 著作権フリー音楽ループ素材集

AHSのサイトでは、Vol.1～Vol.10まで多彩なジャンルを収録した素材集の内容とデモ音源が確認できる。気に入った曲がきっとあるは。ぜひチェックしておきたい。MAGIXによる海外製もののほか、AHSオリジナルでは、アニメの主題歌を思わせるな「Vol.10 ～ あにおん♪スイートPOP ～」などユニークなタイトルが揃っているのも注目。自分の引き出しにないジャンルもこれでカンタンに曲づくりができるのだ。

試聴サンプルは、学園アニメの音楽に特化したという「Vol.10 ～ あにおん♪スイートPOP ～」と、70年代から80年代の魔法少女が活躍するアニメをイメージした「Vol.9 ～ アニ音♪キラキラ☆魔女っ娘 ～」からの素材からソングメーカーで作成したもの2種。最後はVol.10の素材を編集したもの。