ブリンク182、飛行機事故の原因が明らかに

ポスト
2008年9月、ブリンク182のトラヴィス・バーカー(Dr)が遭遇した飛行機事故の原因が明らかになった。National Transportation Safety Board(国家運輸安全委員会)は、タイヤの空気圧、およびジェット機の設計上の欠陥、操縦士の判断ミスが主要原因だったと発表した。

事故当時、タイヤには十分な空気が入っていなかったそうだ。ジェット機のチャーター会社によると、タイヤが最後に点検されたのは事故の3週間前だといい、国家運輸安全委員会は「この事故は起きる必要がなかった」「離陸する度に命の危険がさらされる飛行機にとって、取るに足らない整備などというものは存在しない」と、航空業界全体に警告を発した。

また、過去に同様の事故を起こしていたにもかかわらず、Federal Aviation Administration(連邦航空局)とLear Jetは航空機の設計変更に対し十分な対処をしていなかったと言及。さらに、ある程度スピードを出していたのに途中で離陸を止めようとしたのは操縦士の判断ミスだったとも報告している。

事故は2008年9月19日、サウス・カロライナ州コロンビア空港で起きた。ジェット機は滑走路をオーバーランし高速道路わきの土手に激突、炎上した。乗客/乗員6名のうち4名が死亡。生存したバーカーとDJ ADAMも重傷を負った。

Ako Suzuki, London
この記事をポスト

この記事の関連情報