リトル・ブラザーvsナインス・ワンダーの対立が発覚!?

2000年代初めから‘アンダーグラウンド・ヒップホップの良心’とでも呼ぶべき存在として活躍してきたリトル・ブラザー(Little Brother)と、元メンバーであるプロデューサー、ナインス・ワンダー(9th Wonder)の不和が明るみに出た。

これはメンバーのフォンテ(Phonte)が27日、Twitterを通じて明らかにしたもので、ナインス・ワンダーが離脱する以前、彼らが初のメジャー・アルバム"the Minstrel Show"をリリースした後に制作した楽曲"Star"が対立のきっかけになっているという。現在フォンテとラッパー・ビッグ・プー(Rapper Big Pooh)のデュオとして活動しているリトル・ブラザーはまもなく新作"Left Back"をリリース予定。このアルバムのiTunes Store向けボーナス曲に"Star"を希望したところ、ナインス・ワンダーはこれに反対しているという。このため、フォンテは「どこの誰にも、俺がファンに音楽を届けるのを邪魔はさせない!」とツイートし、自らこの"Star"をネット上に公開した。

対するナインス・ワンダーは元の仲間との対立をTwitterで否定。"Star"の扱いについては音楽レーベルの意向があったことを示唆しつつ、「ビーフ(対立)はない、LB(リトル・ブラザー)、ナインス・ワンダーはこれからもいい音楽を作り続けていく」「これで終わりだ。みんな(バスケットボールの)トーナメントを見よう」などとコメントしている。

リトル・ブラザーの新作"Left Back"は4月25日発売予定で、グループはこの作品を最後に解散するとも発表されている。ラッパー・ビッグ・プーがソロ活動を展開する一方、フォンテはフォーリン・エクスチェンジ(Foreign Exchange)としての楽曲"Daykeeper"がグラミー賞にノミネートされるなどそれぞれに活躍しており、4月13日に実力派ラッパー、マース(Murs)とのコラボ作を発表するナインス・ワンダーともども、ヒップホップ・ファンの支持を集め続けている。

◆リトル・ブラザー　Artist Info（bmr.jp）
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text by bmr.jp