秋風センチメンタル敗退、再起をかけ4月21日に『夢ならば』リリース

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2010年1月23日より日本テレビで放送されていた人気番組「100日劇場」に出演していましたフォークデュオ、秋風センチメンタルが、4月21日にミニアルバム『夢ならば』を発売する事になった。

◆秋風センチメンタル画像

有吉弘行が番組の案内人としてナビゲートする「100日劇場」は、「人は100日で生まれ変われるのか?」をテーマに、インディーズミュージシャンに密着し成長過程を追ってゆくドキュメント番組として放送。2組のデュオがあらかじめ用意されている東京・渋谷AXのステージを目指し、旅の資金10万円を持ち、それぞれ北海道と鹿児島からスタートし楽曲を制作。それぞれの100日間の旅で作った最高の楽曲を披露し、支持を得たほうがメジャーデビュー出来るという企画だった。

秋センは2003年に仙台で結成された高野浩二(Vo、G)、山田高士(Vo、G、Hp)によるフォークデュオ。これまで東京や東北地区を中心に路上リサイタルと銘打ったライブ活動を中心に徐々動員力を伸ばし、東京や仙台で行なったライブではチケットを即日完売させていた。

これまで自主制作にて作って販売したCD-Rは3,000枚以上に及び、シーンでも注目を集め、テレビ朝日系列「The Street Fighters」での特番や、音楽誌「GO!GO!GUITAR」の表紙も飾るなど、全国的に脚光を浴びていた。

今回100日間の旅に出るために会社を退職し企画にチャレンジ、2010年3月20日放送にて、同じく全国を旅してきた相手cossami(コッサミ)と対決し、運命の一曲「夢ならば」を披露するものの、観客約1000人とインターネット投票の結果、残念ながら敗退、メジャーデビューの夢は叶わなかった。

しかしブログなどで今回の旅で作った楽曲のCD化を求める声があった事から、貴重な体験をし、大きく成長し帰ってきた秋センの宝物を届けるべく、インディーズとして発売する事が決定したというわけだ。

タイトル曲「夢ならば」は秋センが旅をしながら夢に向かって突き進んでいる心境を歌ったもの。下記はメンバーからのメッセージだ。

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秋センの山田です。

3/15、運命の日!渋谷AXで運命の1曲を歌い終えました。会場まで応援に来てくれたみんな!ありがとう!そして、会場には来れなかったけど、遠くから応援してくれたみんなも、しっかりその気持ちは、僕らに届いていたよ。本当にありがとう!

知ってる方も多いと思うんだけど、投票の結果、残念ながらメジャーデビューのチャンスを掴むことは出来ませんでした。この結果が出た瞬間、悔しさとか悲しみとか、すべての感情を飛び越えて、目の前が真っ暗になりました。正直、前向きになれない状態で会場をあとにしました。

実はその夜場所を変えてメンバーで朝まで話し合いました。100日劇場って、僕らにとって何だったんだろう?運命の一曲「夢ならば」は僕らにとって何なんだろう?話し合って大きな事に気づきました。旅の緊張感、歌い終えての開放感、そして、勝負に負けた絶望感から大事なものが見えなくなっていました。

振り返ってみれば、たくさんのお客さんの前で臆することなく歌い、心を動かした自信でいっぱいの充実のステージでした。これは100日間悩み苦しみながら、旅を続けてきたことによって、アーティストとしての「ぶれない心の軸」を手に入れることが出来たからです。その象徴が「夢ならば」だし、この歌には強い決意と信念が込められています。

メジャーデビューは掴めなかったけど、それ以上に大きなものを得ることが出来たと今は思えてきています。この事にすぐに気づけなかった僕らは、まだまだ未熟なんだと思います。この旅に少し後悔があるとすれば、メジャーデビューを掴めなかった事より、応援してくれた皆さんに感謝の気持ちをステージを降りるときまで、伝え続ける事が出来なかった事です。本当にごめんなさい。

僕らの再スタートはもう一度感謝の気持ちを届ける事と、成長した秋センの姿をみんなに伝える事から始めようと思っています。「夢ならば」、秋セン至上最高の一曲が出来たと信じています。この曲を歌うために、この曲に相応しいアーティストになりたいです。これからも大きな夢に向かって進んでいく秋風センチメンタルを、どうぞ応援宜しくお願いします。

秋風センチメンタル 山田高士

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秋センを応援してくれてるファンの皆様へ

こんにちは、秋センこうじです。3/15、渋谷AXで行われた「100日劇場」運命のライブ。応援しに来てくれたみなさん、遠くからエールを送ってくれたみなさん、本当にありがとうございました。みなさんからの応援は確かに僕らまで届き、それが自然と歌う力へと変わっていきました。ただ、残念ながら、僕らは負けてしまいました。

期待して応援してくれたみなさんには、自分達の不甲斐なさに申し訳ない気持ちでいっぱいです。でも、1000人近い観客の方に、僕らの歌が届いたという事は、紛れもない事実です。僕らを信じて1票入れてくれた方、僕らの歌に感動してくれて1票いれてくれた方、本当に感謝してます。

正直、はじめは悔いの残らない演奏ができれば、結果は関係ないなんて思ってましたが、やっぱり悔しいです。めちゃくちゃ悔しいです。「メジャーデビュー」が僕らのゴールではないので、メジャーデビューが出来なかった事が悔しいんじゃなくて、この勝負に勝てなかったことにものすごい悔しさを感じてます。

でも、「夢ならば」という曲を生み出せたこと。誇りに思いたいです。「夢ならば」という曲は、人の心に響くだけじゃなく、人の心を動かせる曲だと信じています。この曲を作った以上は、この曲に恥じない生き方をしなければなりません。それが今の僕らの使命だと思ってます。パワーアップして、一皮も二皮もむけてつるっつるになった秋センとライブ会場でお会いしましょう!ゆっくりワンマンもやりたいな~。話したいMCいっぱいあるしな~w

とにかく。いろいろありましたが。秋センはこれからも夢に向かって走りつづけていきますので、今後とも応援よろしくお願いします!

秋風センチメンタル 高野浩二

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ミニアルバム『夢ならば』
2010年4月21日発売
SSCR-1005 ¥2,100(税込)
※「夢ならば」「オリオン」「会いたい」含む計6曲収録予定

◆秋風センチメンタル・オフィシャルサイト
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