ソニー、マイケル財団と225億円で契約。未発表曲集も?

ポスト

世紀のスーパースター、マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)の遺産を管理するマイケル・ジャクソン財団と、Sonyがおよそ2億5,000万ドル(約225億円)に及ぶ可能性のあるレコーディング契約を交わしたと米Wall Street Journal紙が報じた。これは音楽業界でも前代未聞の金額となる。

ソニー、マイケル・ジャクソン財団の両者によって発表されたこの契約は、ソニーが財団側に最低でも2億ドル(約180億円)を保証するというもので、ソニーはこれから7年の間にマイケルの未発表曲や既に発表されている楽曲の新パッケージなどを含め、10枚のアルバムを発表する権利を得た。これだけ巨額の契約金は異例だが、Sony側はマイケル楽曲の売り上げや、テレビゲームなどへの楽曲使用許可で得るライセンス料などで相殺できる見通し。だがこうした大型の契約では珍しく、今回の契約は、関連商品の売り出しやマイケルの名前の使用など楽曲以外に関する権利をSony側に認めていないという。

昨年6月の急逝以来、1年にも満たない間にマイケル・ジャクソンの作品は世界で3100万枚を売り上げており、今年6月25日の一周忌までには楽曲のセールスや『THIS IS IT』のチケット売り上げなどを合計し、財団は2億5,000万ドル(約225億円)の収入があると予測されている。

またこの契約によって、マイケル・ジャクソンの未発表曲集が今年の年末にもリリースされるとのこと。

◆マイケル・ジャクソン Artist Info(notrax)
◆マイケル・ジャクソン Artist Video(notrax)
text by notrax
この記事をポスト

この記事の関連情報